中古の戸建てを探そうと思うけれど
どう探せばいいのかな?
考えることが多すぎて
整理がつかないわ
まずは物件を見る前段階の
条件を考えてみます。
希望の条件をすべて満たすのは新築でも不可能です。
どこを守って、どこを妥協するのかがポイント。
この記事で「守る条件」が分かります。
企業のアピールサイトが多い中、実際に購入した同じ立場でまとめていきます。
それでは実際の物件を見る前の、条件を抑えていきましょう。
中古の戸建ての探し方
はじめに
実際に物件を内覧前までのポイントをまとめました。
1.不動産屋のアドバイス
2.自分の実体験
3.一般的な情報
これらを全部踏まえてアドバイスしていきます。
- 1.譲れない条件を決める
- 2.実際の戸建てを判断
1.「譲れない条件を決める」のが、本記事の内容です。
物件の判断情報は多いのですが、その前の条件をどうするのかも重要です。
探すのに疲れていませんか。
これがキチンと整理できていないと、探すのに果てしない時間が過ぎ、疲れはてて安易に決めてしまいがちです。
そうすると本来の希望とズレてしまって、後で残念な結果になってしまいます。
あげればきりがないので、重要なものから紹介していきます。
車に乗る当てがなくても駐車場付き
もし売りに出すときに買い手がつきやすいため。
車もなく電車生活なので、当初は条件にも含めなかったのですが、不動産屋に今後もし転売することになった場合に、駐車場がないと売れにくいと強く勧められたので、条件に含めました。
置いておく車がなくても、あれば便利なことがあります。
・社用車で直行直帰することがあったので、駐車場を借りることなくて済む
・子供のプールを広げたり、花火や、ボール遊びができる
・工事の業者や友人が来るまで来た時に人やモノの出入りがすぐにできて、作業がはかどる
水の出ないところ
水被害は金銭的にも、肉体的にも、精神的にも大変です。
めったに起こることではなさそうですが、避けたい被害です。
近年の大型台風で河川の氾濫を聞くと、改めて不安を感じることなく生活できる安心感があります。
市町村でハザードマップを用意しているので、それを確認します。
ハザードマップだけではなく、川の近くや、水面以下、付近より低くなっている土地は避けるようにしましょう。
できれば付近に住んでいる人に聞きましょう。
地名で「水分町」とか「○○池」など水に関する名前のところは決して選ばない。
平仮名、カタカナ地名は最近できたので、旧地名を調べます。
こちらを参考にしてください。
市町村の合併で名前がなくなったりもするので、これまた注意です。
金銭面では、基本的に台風の洪水などの天災は火災保険や住宅保険の適用外になります。
また普段と違う生活を強いられることや、将来の不安からくるストレスは相当なものでしょう。
仕事をしながらの家屋の掃除などは肉体的にも非常にきつそうです。
駅が近い
・毎日の時間を節約できる
・仕事で疲れて電車で座れたとしても、最後は歩きなのでなるべく短い距離が疲れない
・雨が強いとその分濡れにくい
・出不精にならない
・売却しやすい
自分の場合は実家が駅近くだったので、身に染みて便利さを感じていて、結婚で賃貸生活の時に20分弱かかっていたため、購入時には駅近い物件を希望しました。
バスでないといけないくらいに駅から遠くなると価格がとても下がり、広い平屋の魅力的な物件もでてくるのですが、当時すでに勤務地まで通勤にバスを使っていたこともあり、時間通りに来なかったり、冬の寒空に凍えて待ったりといい思い出はなく、今後バスを使うのは避けたかったですね。
※鉄道沿線での価格帯差
調べていくと分かってくるのですが、住宅価格が鉄道の沿線単位で相場が決まってきます。
これを絞ることで探し安くなります。
両方の実家からほどよい距離間
職場からの距離は短いければよいのですが、実家との距離はほどほどが良いでしょう。
・子供が生まれたら、何かの時に頼れる
・親が病気やケガなどで、すぐに駆け付けることができる
→実家の近くだと便利かもしれないが、過干渉が起きると大変なので、近すぎない距離が望ましい
実家との距離は人間関係や考え方によりますが、我が家では1時間程度の距離に住んでいます。
小さい子供が急に入院になったと気に親一人の付き添いが必要でした。
仕事の時にはもう一人の小さい子が自分でお留守番ができないので、両方の実家に代わる代わる預けることで、この時は乗り切ることできました。
逆に実家の親が入院した時は、ちょくちょく様子を見ることができる距離にいたので、安心でした。
職場から近い
毎日の通勤なので明らかなメリットです
通勤が近いので仕事を決める人もいるくらいです。
また電車通勤なら通勤時間は読書や、情報収集に当てれば良いというかもしれませんが、決して良い環境ではないし、時間は拘束されないのが良いに決まっています。
そして若い時は気にならなかったのですが、だんだんと体力が落ちてくるとつらくなってきます。
自分の場合は職場は変わる可能性があったので、それほど強い条件ではなかったのですが、現在までの経験を踏まえると、やはり近いにこしたことはありません。
以前は通勤に1時間半から2時間弱かかって電車は上りだったのが、転職し、通勤時間が1時間弱で下りに変ったため、混雑もそれほどなく座れることも多いので現在は大変良好です。
また徒歩や自転車で何とか行ける距離なら、電車待ちなどの無駄時間もなく、自分のペースで通勤できるのはとても魅力です。
ただあまりに近いと、職場の人が溜まりがちになってしまったという話を聞いたことがあります。
これもほどほどですね。
部屋数
最低限必要な部屋数を決めておきます
多い分には構いませんが、基本的に他の条件が一緒であれば、部屋数が増えると価格も上昇するので、あらかじめ欲しい部屋数を決めておくのが、自分にとっても不動産屋にとっても探し安くなります。
部屋数は住んだ後からそう簡単には増やせませんから。
考え方は
夫婦であれば個室が欲しいのか、子供部屋はいくつ欲しいのかなどです。
我が家の場合は夫婦でそれぞれ1部屋ずつで2部屋と、子供で1部屋、さらにダイニングキッチンは最低条件として確保しました。
寝室を別にすることで、お互いの仕事や生活の時間差で睡眠を妨げることなく快適に過ごせるのでおすすめです。
その他の条件
人により譲れない点は異なるのは承知のうえで、一段ランクを下げてお伝えします。
自分に当てはまると感じたら、必要な条件に組み込みましょう。
治安が良い
良いにこした方がいいのですが、やっかいなのはこちらから積極的に取りに行かないと出てきにくい情報なことです。
住みやすさ、住宅地、工業/商業地、公園など土地の区分や、周辺の照度、近隣の住人の性格などさまざまな要因で決まってきます。
不動産屋は都合の悪いことなので伝えてくれないかもしれません。
街の落書きや、ゴミ捨て場の様子、深夜の暴走族などもヒントになるでしょう。
物件の近くの年配女性への聞き込みは必ずしておきたいです。
少しでも気になる点があれば近くの交番や、所轄の警察署に聞いてみてもいいでしょう。
そして不安が残るようであれば、物件自体がいくら良くてもあきらめましょう。
精神的不安や、ことが起きては肉体的にもダメージを受けるからです。
風通し
風通らないと洗濯物が乾きませんが、それよりも建物にもよくないです。
風が通らなすぎるとカビが生えます。
傾斜土を崩した面のすぐ近くに建てた住宅は決して買ってはいけません。
以前にこの条件で壁の補修を仕事で行ったのですが、敷地をさげなければ根本解決できないので、そのつど壁を作り直す対処療法になってしまいます。
始末が悪いことに外壁と内壁の中に生えて、それが内壁の表面に出てくるので、自分はすぐに対応できません。
少しでもカビがある物件は手を出さないのが賢明です。
階数
平屋なのか、2階建てなのか、3回建てなのかでの生活のしやすさ
私の生まれは平屋、その後2階になり、結婚して集合住宅の2階の1フロア(ほぼ平屋同等)を経験しています。
振りかえると階段を上り下りしないのは楽です。
それでも平屋はデメリットとして、近隣住宅により日当たりが悪いかもしれませんし、1階からの眺めは悪いです。
空間が広がるメリットを踏まえても、3階はおすすめしません。
若いうちはいいでしょうが、仕事で疲れたとき、また年齢とともにしんどくなるでしょう。
また木造は地震は別にしても、近くの道路の自動車、強風で揺れるので、特に3階の寝室はおすすめできません。
もっとも生活を2階までで終わらせて、3階を完全な物置として割り切って普段は行かない暮らしができれば、悪くはないでしょう。
築年数
築年数が経っていると見た目が悪いですが、だからといってすぐに壊れてしまうわけではないです。
重要なのは造り方です。
新築マンションでも欠陥構造が発覚で集団転居の上、さらに訴訟になったケースもありましたね。
内装外装は手をかければキレイになります。
とくにクロスの張り直しは費用もそれほど掛からず、面でキレイになるので印象ががらりと変わります。
欧米では夫婦で、女性がクロスの張替え、男性が外装を直すのが通例など聞いたことがあります。
クロスなら何度かすればキレイにできそうですね。
しかしながら水回りはそうもいきません。
混合栓や、シャワーなどの水栓はすぐに交換できますが、シンクやキッチン、浴室となると費用もそれなりにかかります。
気になるくらいであれば、修繕見積もって購入価格に上乗せして、購入時は割り切ることが必要ですね。
日当たり
日が差し込まないと気持ちが落ち込みます。
これも程度によりで、日当たりが良すぎれば、夏は大変です。
たとえばわが家であれば夏の朝日が差し込む部屋はエアコンをかけ続けて寝ないと朝からじっとりと汗をかき、目覚めが悪い思いをします。
また日当たりが悪いと洗濯物が乾きにくい気がしますが、洗濯物は風と温度で乾きます。
もちろん日当たりが良ければその分乾きますが、花粉の問題もあるので、周辺の自然によっては外に干せないかもしれません。
その場合はガス乾燥機や、わが家の梅雨時がそうであるように除湿器とサーキュレータを使って部屋干しです。
収納スペースの多さ
これは内覧をしてみないとわからないのですが、モノを多く持つ家庭なのであれば、収納は多い分には困らないので、あればあっただけ便利です。
逆にないと部屋の見えるところに置かなければいけないので、見た目がよろしくないです。
直ぐに少ないと感じるようであれば、今後どこに収納が増やせるのかを確認の上の購入が望ましいです。
独立洗面台
独立洗面台とは、水回りの浴室や、トイレと別になったものです。
ワンルームではシャワーカーテンがついてそばにトイレと洗面があったりすることも多いですが、戸建てはそう多くはないでしょう。
ただ洗面台の置かれる場所が、浴室の脱衣所と兼ねている場合は、同居人が入浴している時に洗面を使うのがはばかれることがあるので注意です。
気になる方は脱衣所の空間区別も考えましょう。
周辺施設
スーパーが近い
電車通勤の人は駅から家までの間にスーパーがあると便利です。
ないと週末にまとめて時間を取って計画的に買い出しが必要です。
ただ週末に買い置くと、仕事の都合で料理の回数が抜けたりすると、食品をダメにしてしまったりすることが出てくるので、できれば必要なものをそのタイミングで買えるのが一番良いでしょう。
なんでもそうですが、スーパーなどは他の施設に比べると、よくなくなってしまうことがあるので、周辺に1つだけだと少し不安です。
学校が近い
子どもがいないときは何とも思わないのですが、できると幼稚園や、保育園、小学校までは頻繁に送り迎えが必要になるので、子どもだけではなく、遠いと親も行くのが面倒になります。
防犯の面でも、遠いとそれだけ一人の登下校の時間が増えるので危険が高まります。
病院
これも健康な時は全く意識しないのですが、信頼がおけて入院できる総合病院が近くにあると、通院や、お見舞いが楽ですね。
わが家では自転車の距離にあったので、子どもの出産や、入院手術などで助かりました。
広さ
間取りとも関係しますが、それほど極端に狭くなければ重要ではないでしょう。
考えられることとしては、今後部屋を改造して仕事で使いたい、お客さんを呼びたい、子供部屋を分割したいなどがあるかもしれません。
まとめ
住まい探しのポイントは探すと他にもいろいろ出てきます。
全てを網羅して探すのは不可能です。
譲れないポイントを挙げて、優先順位をつけて探すのがよいですね。
条件がまとまったら探すことになります。
物件は多く見ると疲れますが、その分だけ比較できる目が肥えてきます。
まずは物件探し、
そしてリノベーション設計・施工まで「中古を買ってリノベーション」の全てのプロセスを一貫して提供するリノベーション会社を最後に紹介しておきます。
いい物件見つかりますよ。
頑張ってね。
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