庭の木にアリが巣を作っている
ほおっておくと枯れるわよ
何とかならないかな
木への影響も気になりますが、見た目もよくないです。
さらに悪ことに、そのままにしておくと悪くなる一方で、木が枯れて倒木するそうです。
そうと分かればほおっておけないので、調べて対処することにしました。
カエデの木のアリの巣を駆除する方法
現状は?
モミジ(カエデ)の木の幹に木くずがたまって、そこからアリがわらわら群がっています。
ホウキで木の粉を叩き落とすと、中の幹が見えている状態です。
近くには幹の皮の割れ目に白い縞模様のカイガラムシとアリがわらわら。
また幹には白い斑点があり、これは灰色こうやく病。
カイガラムシの分泌物が原因です。
調べるとキクイムシやテッポウムシが穴をあけて、その木くずのところにアリが巣を作ることがあるとのことです。
アリは木を食べるわけではないのですね。
そしてテッポウムシは木を食い進んでいくので、ほおっておくと木がどんどん弱くなって枯れてしまいます。
テッポウムシの姿は見えませんが、木の食われ方を見るとかなり疑わしい。
なのでキクイムシとアリを駆除しなくてはいけません!
食われた部分を開け広げる
殺虫剤を入れ込むときに木の粉は障害物になるので、なるべく取り除いておきましょう。
まずは木の粉。
アリがわらわらいるので、柄の長いホウキで粉を叩き落としていきます。
粉なので簡単に取れますね。
マイナスドライバーも使って掘り起こします。
次は穴が見えてくるので、この中も木くずをなるべく出しておきます。
さらによく周りを観察すると、穴をあけられていそうなところがあります。
皮が割れて少し浮いていますね。
試すと食われているので、ドライバーで簡単に掘り起こせました。
これもホウキで中を掃除しておきます。
さらに針金で突きます。
ただ突くと途中で引っかかるのは目に見えているので、少し工夫をします。
先を丸める。
先が当たったときに、とがっていれば刺さって先に進まなくなるのを防いで、進める方向にずれていくようにします。
折り曲げて回転できるようにする。
ドリルのように先の丸が回転するので、掘り進みやすくなります。
針金は0.5mmくらいのを使いましたが、すぐに曲がってしまうので1mmくらいがいいでしょう。
シリコンスプレーで滑りを良くします。
殺虫剤をまく
あまり殺虫剤は使いたいくないのですが、いままでキクイムシに食われて対処してきた経験上、使わざるをえなそうです。
そして選んだアリキンチョール。
殺虫剤の成分を見るとキクイムシにもアリにも効くとあります。
カエデの下は家庭菜園になっているので、幅広く幹にかけたくても、下に殺虫成分を落としたくありません。
金属のノズルを使って奥のほうまで吹き込みます。
さらに念を入れるのなら専用の殺虫剤もあります。
面倒ね
面倒なら経験豊富な業者に丸投げもアリですね。
お値段次第で楽に解決できます。
予防する
キクイムシは飛んでくるので予防は難しいのですが、アリは地面を這ってくるので予防ができます。
参考になりそうなこちらによればアリを避けるものとして次のものがあります。
木酢液/クエン酸
コーヒー
はっか油
輪ゴム
なかでもはっか油が効くとのことなので、輪ゴムと併用して予防することにします。
まずはホウキで幹についているアリをすべて叩き落とします。
わざわざ地面に降りようとしてるアリを留まらせないようにするためです。
枝を揺すって徹底的に。
アリが落ちてこないように真下を避けて揺すります。
そして輪ゴム
幅広肉厚のものを選んで、高さはなるべく根元がよさそうですが、あまり低いと風雨でゴムが汚れて効果が薄れそうです。
なので地面から20cmくらいの位置でぐるっと輪ゴムをまいて、
そのあとはっか油を吹き付けます。
トイレの消臭に常備してあったのでこれを使います。
その後のアリの動きを観察してみると、輪ゴムの手前で折り返しています。
完全動画はこちら
ずっと効果が続くことはないでしょうが、なんとなりそうですね。
ゴキブリ除けに効くと聞いたことがありますが、アリにも効くんですね。
ついでにアリの巣をつぶすのはアリメツがよさそうです。
アリの巣コロリも使ったことはありますが、商品レビューもいいですし、こちらが効きそうなので何度も使っています。
必要な分だけ使って残りを保管できるのも異なる良い点です。
まとめ
わが家ではアリがカエデの木に巣を作りました。
そもそもはキクイムシが原因のようです。
食われたカエデの幹の直径は10cmくらいで、長いことステキなモミジを楽しませてくれたものです。
このまま枯らすわけにはいかないので、なんとか救えるようにしました。
弱った木も肥料でいたわってあげましょう。
テッポウムシなどは弱った木につくという考え方もあります。
元気にして予防ですね。
手に負えないと判断したら、枯れる前に業者に依頼が賢明です。
まずはお話だけでも伺ってみましょう。
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