フォッサマグナを見るなら、首都圏から近いのは太平洋側の山梨県の早川町がおすすめ。
富士山の北西、北が上の地図なら左上の方角。
日本海側なら新潟県にあるけれど、ちょっと遠いですね。
なのでフォッサマグナ(糸魚川-静岡構造線)の静岡の方へ出かけます。
小さい子どもとお出掛けするところ探している人に、ぜひ参考にしていただきたい内容です。
フォッサマグナを一緒に見に行く旅行のように、紹介していきます。
小さい子どもと夏のお出かけにフォッサマグナと周辺スポットが最高だった。
分かりづらいフォッサマグナの入口
東京方面からは中央道から甲府盆地を通って、富士山を左手に南アルプスを登っていきます。
画面右から左へ、青い線がルート。
甲府盆地を抜けて、ふもとの身延町から早川町へ上がっていきます。
早川町役場を過ぎるとひっきりなしにダンプが行きかいます。
中央リニア新幹線の工事で途中片側通行などがあり、道も狭くなっていくのでダンプとのすれ違いがちょっと怖いですね。
Googleで検索して出てくるマップの「新倉断層」
これをめがけて北上していきます。
ルート検索するとトンネルを出てすぐに右へぐるっと回るように案内されますが、これは間違い。
行くと狭い橋や、落石の急こう配を登らされ、えらい目にあいました。
なのでトンネルを出てすぐ橋を渡ったら、左へ。
この辺りに工事車両の誘導の人が立っているので分かりやすいでしょう。
地図にはない道ができています。
写真にも写っていますが、何台か無料で車が止められるスペースもあります。
ルート案内の右回りで行った時には、この先の狭い道に車を止めたのですが、すぐにダンプの運ちゃんに危ないからとこちらを案内されました。
駐車スペースに案内板があります。
これよれば早川町での見どころは5カ所。
写真の案内板の番号で言うと、2番と4番の2カ所を回りましたが、4番の写真は撮り忘れてしまいました。
車を降りて3分くらい歩いていくとすぐに「新倉湧水」があります。
飲めるかどうか案内がないので分かりません。
さらに進んでいくと橋があって渡ってすぐ、右手に構造線が現れます。
写真の赤い破線を境に、左側の旧地層が新しい右側の地層に乗りあがっているところです。
ただ説明版の東西が逆のような気がしますね。
さて細かいことは置いておいて、これが中学校?で学んだフォッサマグナ。
日本内で言えば東西で周波数が異なる境目ですが、世界的には北アメリカプレートとユーラシアプレートを分ける境目というとスケールの大きさに感動します。
その説明がこちら。
さらにもう一つ案内があります。
その後私は用意したパンニング皿で砂金取りを、子供たちはオタマジャクシ取りをしました。
おすすめの宿
町営で旧中学校を改装したヘルシー美里がおすすめ。
宿泊だけもいいですが、さまざな自然を楽しむプランがあり、今回は日程が合わず参加できませんでしたが、「フォッサマグナめぐりプラン」もありました。
素泊まりのコテージに泊まりましたが、天然温泉も利用できます。
もちろん本館では食事付きの宿泊もできます。
数分下りるとさらに「南アルプス邑野鳥公園」があり、宿の方のお話だとここでは黄鉄鉱と水晶が採れるとのことです。
今回はヘルシー美里のナイトハイクプランに参加し、夜に日が落ちてからの公園散策だったので石探しはできませんでした。
利用料金も町営ということで大変リーズナブルです。
なおかつ早川町の宿泊クーポン利用で一人2000円引きで泊まれてしまいました。
ふもとから登っていく途中の観光案内所で、買い物に使える1000円クーポンももらえてしまいます。
宿泊地に行く前に必ず立ち寄っておきましょう。
おすすめ近くのスポット
二泊三日で地学の好奇心と子供の好奇心を満たしてきました。
・フォッサマグナ
・砂金取り
・氷穴と風穴の洞窟
・奇石博物館(宝石取り体験も)
ほか
・河口湖散策
・ブルーベリー摘み
・ナイトハイク
砂金取り体験
フォッサマグナから山を下ってふもとまで出ると、砂金取りが体験できる「甲斐黄金村・湯之奥金山博物館」に出ます。
家族4人で挑戦です。
取り方の説明を聞いて後30分は集中しているのであっという間です。
大人は8粒、6粒、子供は3粒、8粒取れました。
いただいたプラケースにいれてお持ち帰りできます。
子供は砂金取りが一番面白かったといっていました。
テーブルに置いて眺めています。
博物館もありますが、時間の都合上入りませんでした。
氷穴と風穴
山を下りてふもとの身延町を過ぎ、ヘアピンカーブをイヤになるほど過ぎると本栖湖を過ぎ、さらに樹海を過ぎると風穴と氷穴が出てきます。
どちらも洞窟でセットの入場券があります。
身長制限110cm以上もある、だっこやおんぶの子がいるとちょいと険しい鳴沢氷穴には入れないので、なだらかな富岳風穴だけになります。
階段を下るとすぐに冷気が差し込んでくるので長そでは必須ですね。
行ったときは外気で36度くらいの猛暑だったのでとても気持ちいい。
鳴沢氷穴はしゃがんで進まないと通れない場所もあり、ちょっとした探検気分も味わえます。
さらにこの付近にはブルーベリー狩りができます。
40分500円が相場のようです。
行ったところでは食べながら8種類くらいのブルーベリーの説明をして回りますが、品名の表示がないのでとても覚えられません。
何が何だかもう、実の大きさの違いくらいしか分からなくなります。
食べつくすと意気込んでいた小学生の息子は、説明の時間が含まれるのかどうかを気にしていましたが、説明を終えたおじさんはきっちりとした終わりの時間の説明なく、「それでは」といなくなります。
時間になったら呼びに来るのか、そんな思いをしながらひたすら食べまくりますが、時計を見なかったので正確な時間は分からないものの、腹いっぱい食べてもういいよねとなり、自主的におそらく時間前終了。
最後に冷たい麦茶を頂きました。
36度の猛暑日だったので、冷たいブルーベリーが食べられれば最高でしたが、甘いおいしい実を買っては食べられない量を堪能できました。
奇石博物館
氷穴風穴から少し本栖湖まで戻って、南へ下ると奇跡博物館が見えてきます。
敷地内ではスコップでの宝石探し体験600円や、石ころくじ引き200円など子供が喜びそうなイベントを体験。
他にも石ころ肉眼鑑定や、日によってイベントが変わるので事前に調べていくのがよいですね。
博物館も見ごたえあり。
子供の相手をしていたら閉館時間近くなって慌てて入館しましたが、残りの30分ではじっくり見ると見切れないくらいの見ごたえがありました。
紫外線で光る石、曲がる石、マイクラ(ブロックで地形を作ったりする3Dゲーム)で出てくる石、鬼滅の刃で出てくる石など奇石の紹介切り口がマニアックなのがまた面白い。
途中ソフトクリームがおいしいという「えいちの村ファーマーズキッチン」
残念ながら5時の閉店時間を過ぎていけなかったのですが、レビューがよいのでぜひ行ってみてください。
まとめ
フォッサマグナと砂金取り、そして洞窟と奇石博物館。
きれいに地学でまとまった大人も子供も楽しめる小旅行でした。
小学生の息子たちはまだフォッサマグナを習っていませんでしたが、
「後で必ず習うからね」と言っておいたので、
授業で出てきたときにはオタマジャクシと一緒に思い出してくれるでしょう。
フォッサマグナを見にお出かけするなら楽天トラベルがおすすめ。
ポイントももちろんつきます。
宿泊は町営「ヘルシー美里」が近くて、安くて、レジャープラン充実でおすすめです。
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