学校でプログラミングが必修になったというけれど、やっていないのが不安
この先、子供がプログラミングでつまずいて他の子に後れないかしら
でもプログラミングのことは全く分からないし
できればお金もかけたくない
小学生を持つこんなママさんに、ぜひ参考にしてほしい内容です。
プログラミングスクールに行かなくても大丈夫
プログラミング教育で何を学ぶのか?
具体的な話の前に、気持ちを押さえて、そもそも何がしたいのかを確認します。
これがはっきりしないと、方向がずれていってしまいますから。
文部科学省の「小学校プログラミング教育の概要 1」によれば、こう書かれています。
情報活用能力を育てる!
何だか分かりませんね。
そしてさらに読み進めると、
・IT機器の操作、情報収集、整理、発信
・ITの仕組みの理解
・IT社会のモラル
とあります。
そして2番目の「ITの仕組みの理解」
これをプログラミングを通して学ばせようというのが狙いのようです。
そしてよく言われるプログラミング思考は何に役に立つのか、
これは先の概要にないので、私なりに経験を元に解釈すると、
そう、これはどう生きていくかにかかわらず、必ず役に立つものです。
そして、プログラミング思考を覚える過程で、ITの使い方が分かる
こちらは子供がこの先にどんな仕事で、どんな生活をしていくのかによってどれだけ生かされるのか変わってきます。
デスクワークをするならPC操作は必須になりますね。
キーボードでのブラインドタッチや、PCの基本的な操作、トラブル対応などはできない人も多く、よい経験になりますし、業種によっては重宝されます。
プログラミング教室に通わせる?
入会金で1万円、授業料に毎月1万以上をかけて通わせるのは、得策でありません。
プログラミングは良いテキストがあれば独学できます。
始めに学習の流れ、とっかかりを一緒に教えてあげれば、後は自分で学んでいけます。
そして気を付けなければいけないのは、詰まったときに進まなくなり、ストレスがたまってモチベーションも落ちます。
この場合はすぐに解消させてあげる必要があり、親の目に入るところで進めるのがよいですね。
できればすぐに答えられるように親が先に理解しておければ一番です。
したがってまずは自宅でお試し。
試してやっぱりだめなら、その後教室に通わせてもよいですから。
また子供の目を引くロボットなど動かすのは、ちょっと遊び感が強すぎて、プログラミング思考から離れていきそうです。
またその分のお金もしっかりかかりますしね。
プログラミング教育で必要なものは3つ
学習に必要なもの3つを順にみていきます。
1.プログラミング言語は?
言葉も色々とあります。学びやすいもの、将来性のあるもの、最新ものなど。
2.何で学ぶ?
パソコンがいいのか、タブレット、スマホでいいのか?
3.学習テキストは?
モチベーションと、理解のスピード、どこまで興味が引き出せるのか、親の負担にかかわる重要なところです。
ここはしっかりと本来の目的に沿って選んでいかないと、学ぶべきことの本質からそれてしまったり、学習効率が落ちたり、モチベーションが上がらずに長続きしないなんてことになってしまいます。
掘り下げていきましょう。
プログラミング言語は?
マイクロソフトの無料の学習用「Small BASIC」を使います。
子供用の「スクラッチ」や「ぷよぷよプログラミング」も検討しましたが、実際に文字から入る簡単な学習の言語のBASICがおすすめ。
その他のプログラミング言語はなぜダメかというと、
「スクラッチ」はとっつきやすいのですが、そこまでハードル下げてゆっくりと進める必要はありません。
逆に「ぷよぷよプログラミング」は、わが家ではゲームの「ぷよぷよ」をしているだけに、食いつきがよいのは想像にたやすいのですが、進んでいくには学習環境の充実性に少し不安が残ります。
AIに使われ将来性のあるPythonもいいのですが、こちらも小学生には学習環境がいまいち。
JavaはWebにつながりますが、Webサイトならプログラミングを知らなくても作れますし、プログラミング思考を覚える目的とは少しずれる言語な気がします。
実用性と将来性はないのですが、BASICで基本を学んで自分で作ることができるようなれば、プログラミングの思考を学ぶ目的を達成できるので問題ありません。
ここが一番大事なところね
もし興味を持って別の言語に行くのは簡単です。
自分も小学生の時に初めて触れたのがBASICであり、仕事でCOBOL、趣味でPythonを学んで感じていますので。
学習テキスト
GreenOwlさんの、「プログラミングとゲームの杜」からSmall BASICの学習コンテンツを使用します。
学習するソフトがいくら良くても、学習のコンテンツが悪いと進みません。
本当に始めのインストール方法から、簡単なゲームを作る方法まで、言語を覚えていく例を交えながら、上手にまとめられています。
このように画面を分割して左にテキスト、右にsmall BASICを開くと作業しやすい。
Windowsキー+左右キーで簡単に分割できます。
書籍ならこちらも
キャラが吹き出し付きで教えてくれるので、ほっぽりぱなしで独学できます。
今までしてきたことが、そういうことだったのかと、体系づけて理解できる。そんな内容です。
何で学ぶのか?
ノートパソコンで学習する!
キーボードの独立したパソコンを使います。
タブレットでは実際のキーボードがないので、作業性が劣ります。
もちろんスマホでは画面も小さいので目も疲れます。
部屋にこもってデスクトップのパソコンで学習ではなく、持ち運べるノートパソコンで、リビング学習がおすすめ。
親のパソコンと一緒にしない
壊れる可能性がある
仕事の情報を壊してしまったり、物理的に壊れてしまっては仕事になりません。
またこちらの仕事中に使うこともできません。
再生品ノートパソコンがおすすめ
学習用のプログラミング言語が動けばいいので、高性能なものはいりません。
おすすめはAmazonで再生パソコン販売店のもの。
約1万円で、180日の保証もついています。
Windows11とOffice2019が入っており、ワイヤレスマウスと、外付けDVDドライブあり。
動作もハードディスクではなくSSD(メモリ駆動)なので起動も早く、キビキビ動いて快適です。
デメリットは大きく重いこと、バッテリーの持ちが悪いことですが、お値段を考えれば納得できますね。
実際に使用しているのはこちら。
購入時によって多少の仕様の違いがあるようです。
再生品にもいくつも種類があるので、お値段と相談できます。
子どもに壊されて欲しくないですが、そうなっても次に進めるお値段です。
実際に使ってみて
子供の反応は
実際の文字をいきなり打ち込んで興味がもつのか不安ではありましたが、一つ一つ反応が返ってくる達成感を感じているようです。
さすがにテレビゲームには勝てませんが、マンガと並ぶ優先順位で興味をひいています。
プログラミングソフトの補助機能で作業が楽
命令の英単語も先読み補完機能があり、単語を最後まで打たなくても補完してくれるので理解に集中できます。
必要に応じて自動で字下げや、文字の色付けも行ってくれて、構造が理解しやすく、全体として分かりやすく進める仕組みになっています。
目の届かないところで放置しない
ブラウザでネットサーフィンを始めると、おさまりが効かないので、必ず何をしているか把握できる距離感で使わせる。
必要なら学習用のサイトをダウンロードするか、印刷して、プログラミングのアプリはオフラインでも動くので、ネットを遮断して使わせるのもありです。
パソコンを子供のものとしない
実際は子供のプログラミング専用として購入しましたが、自分のものと思われて手荒に扱われて壊れたり、遊びだしたりするのを防ぐために、あくまで親のものとして貸してあげる姿勢で使わせます。
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