電球は口金が違うとはまりません「電球選び」の5つのポイント

電球の選び方照明

照明売り場のプロが伝える電球の選び方。中編では必ず押さえるべき5つのポイントをお伝えします!



本編では電球選びに必ず守る5つのポイントを押さえていきます。


前編では電球選びの前準備、お店に行くときのポイントを紹介しました。

照明売場のプロが伝える!電球をお店に買いに行く前の3つの準備
照明を販売するプロ立場から電球選びの前準備として、お店に行くときのポイントを紹介します。新規の照明の購入と、切れた電球の交換の2ケースに分けて説明します。




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はじめに

電球の種類

電球の選ぶポイントは大きく2つ
・電球選びの必須ポイント(本編)
・電球で最適なものを選ぶポイント

そしてこれから紹介するのは2つのうちの1つ目のポイント
必ず守るべき、必要不可欠なポイントです。

大切なことなことなので繰り返します。
2つ目のポイント「最適なものを選ぶポイント」は必ずしも必要ではありませんが、今回の1つ目のポイント「電球選びの必須ポイント」は守るべきポイントです。
下記の5つを必ず理解してください。

1.口金の大きさ
2.照明器具の最大消費電力
3.耐熱ランク
4.調光するかしないか
5.まれに対応しないケース


それでは順に説明していきますね。



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電球の口金の大きさ

口金の大きさ


口金(くちがね)とは電球が照明器具のソケットに入る、主にネジ状の金属部分のことを言います。
例えばE26だと、この「26」はネジ状の金属部分の直径です。

口金合わないと入りませんし、大きいものに小さいサイズを入れると、ソケット内でショートし焼け焦げてブレーカーが落ちます。
これは一度見たことがありますが、とても危険です。


口金の種類

E26

E26
日本で一番普及している電球の口金です。感覚として住宅で使用する6割くらいでしょうか。
電球の種類が最も豊富です。



E17

E17
日本でE26に次いで、二番目に普及している電球の口金です。感覚として住宅で使用する3割くらいでしょうか。


E12

E12
E12は2つのまあるい蛍光灯と合わせた照明器具の常夜灯として使われる、オレンジ色の光を出すナツメ球の口金サイズです。


E11

E11
ハロゲン電球で使われている口金のタイプで、これも現在はLED電球に代わってきています。


GU10

GU10
IKEAのシーリングスポット照明で多く使われています。IKEA以外ではAmazonで購入できます。


GX53

GX53
厚みの薄い照明器具に使われることが多いようです。
外見とソケットの形から照明器具に見間違えて、天井に付いている照明器具取付用の受けプラグ、「引掛けシーリングボディ」に直接付けられると思ってしまう人がいるので注意です。


G9

G9
あまり見かけません。電気店に行くのであれば、交換の際には必ず電球を持参して、品ぞろえの多い少し大きめのお店に行きましょう。





口金の変更

口金の変更ソケット
例えば小さいE17サイズから大きいE26変換

お客さんをご案内していると、この電球がいいのだけれど、口金が合わないといったケースが出てきます。

例えばデザインが気に入っているとか、価格がこちらのほうが安いとか。

そんなときには口金の変換ソケットがあります。
Amazonには各種あるので好きなものが選べます。

価格は一般的により普及しているE26が安い傾向があるので、E26電球を変換プラグでE17電球の代わりに使うとお安く、またより明るい電球にできる場合があります。

デメリットとして変換ソケット分、全長が長くなるのでシェードから電球がはみ出て不格好にならないように気を付けてください。





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照明器具の最大消費電力

照明器具がどこまで電気を使って明るい電球がつけられるか、その上限を最大消費電力といいます。
明るい電球ほど、電球の消費電力が大きくなります。

最大消費電力、単位はW(ワット)で、電球はこれを超えないものを選びます。

式で表わすとこうなります。
照明器具の最大消費電力 ≧ 電球の消費電力

照明器具に必ず最大消費電力が書いてあります。例えば照明のシェードの内側や、スタンドライトなら座の裏にシールが貼ってあり、そこに書いてあります。

もちろん電球には消費電力が必ず書いてあります。





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電球の耐熱ランク

LED電球は発熱しにくいのですが、実は熱に弱いのです。
そこで電球は使う照明器具によって3つの耐熱ランクがあります。

これを守らないと早く電球が切れます。
また熱が逃げないので照明器具を壊したり、天井に熱がこもり、最悪の場合に焦げて発火の可能性もあります。

・無表記(耐熱レベル 低)
下記の2つ以外の照明器具に使用するLED電球。

・密閉器具対応(耐熱レベル 中)
例えば浴室や玄関などの防水の照明器具に使用するLED電球。
またスポットライトでも使用がおすすめ。

浴室

浴槽などの照明器具は、全面が囲まれていて、隙間もパッキンなどがあり熱が逃げにくい構造です。



スポットライトも構造として熱がこもりやすいです。
密閉ではないのですが、こちらを使うのが良いでしょう。
これは一般的に言われていないのですが、お客さんからの情報や管理人の自宅でも、早く切れたことがありました。
実際に触ってみると電球の根本部分の発熱が激しいです。

したがって必ずしも密閉器具でなくても、照明器具の構造をご自身で判断して、熱が逃げにくそうなら密閉器具対応を選ぶのがよいです。



・断熱材施工器具対応(耐熱レベル 高)

天井などのダウンライト。天井がくぼんでいて、天井面から下に電球が出ていないタイプの照明器具に使用するLED電球。

ダウンライト


これらは電球の上周りが断熱材で覆われて、かつ電球までの距離が近いので熱が逃げにくい構造です。



照明器具に以下のいずれかのSマークがついていれば、確実に断熱材施工器具になります。

断熱材施工Sマーク
日本工業会規格JIL5002「埋込み形照明器具」
に規定するS形埋込み形照明器具




またいかなる耐熱レベルのLED電球も、非常灯の電球として使うことはできません。
これは火災なので高温にさらされると、断熱材施工器具対応であっても、そこまでの高温に耐えられないためです。




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電球が調光するかしないか

調光スイッチ


明るさが変わる(調光)機能が照明器具についている場合。
調光対応の電球が必要です。

具体的には下記のケースで調光対応の電球が必要です。

・照明器具にダイヤルやリモコンなどがあり、明るさが変わる。
・お部屋の照明のスイッチに調光のつまみがあり、明るさが変わる。

また調光装置があるけれども、調光を最大にしておいて、調光対応しない電球を使うことはできません。




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電球が合わないケース

スイッチ


下記のケースではちらつきや、そもそも光らないことがあるようです。
こちらも念のため触れておきましょう。

・人感センサー付きの照明器具
・お部屋の照明のスイッチが、ほたるスイッチ。もしくはパイロットランプ付きのスイッチ。

ほたるスイッチ、パイロットランプ付きのスイッチとは上記の写真のように、お部屋の壁スイッチにLEDランプがついているものです。

これらの場合の確実な解決策としては

・日本の大手メーカー製にする。
できればその対応を明記しているLED電球にする。パナソニックなど。

LED電球 徹底解明!よくわかる良質設計の裏側! | 電球/蛍光灯 | Panasonic
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・白熱電球にする。
作りが単純で制約を受けにくいです。

また下記の2つで解決することもあるようです。

・消費電力の高いLED電球にする。
・調光対応の電球にする。




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