![](https://4-share.net/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
扉を閉める時に固いし、閉めたら開きづらい
![](https://4-share.net/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
どうにかできないかな?
こんな困ったを解決します。
注文家具内装10年の製造、取付経験を持って、超かんたんな、誰でもできる方法をお伝えします。
扉の立て付け修理方法
![開きづらい扉](https://4-share.net/wp-content/uploads/2020/09/P_20200502_140157_vHDR_On-edited-scaled.jpg)
当たる場所を調べる
どこが悪いのかをまずは調べましょう。
扉が開け閉めしづらい時はどこかが擦れているからです。
つまり「扉」が「枠」に擦れているのです。
この場合はほぼ2カ所しかありません。
扉の左右はドアノブ側(戸先)の上か下かです。
![](https://4-share.net/wp-content/uploads/2020/05/image.png)
それでは実際にどこが擦るのか隙間を見てみましょう。
上下比較してみます。
まずは上から
![扉の上隙間で調整前](https://4-share.net/wp-content/uploads/2020/05/P_20200502_141641_vHDR_On-1024x768.jpg)
問題なさそうなので、今度は下を見てみましょう。
![扉下の隙間で調整前](https://4-share.net/wp-content/uploads/2020/05/b2689828c093b9f6d687ee4817864c43-1024x703.jpg)
下はピッタリとして隙間がありません。
こちら側が問題でした。
念のため扉下も見てみましょう。
![扉で擦れた跡](https://4-share.net/wp-content/uploads/2020/05/image-1.png)
写真の枠は4方枠といって上下左右に枠のあるタイプで、下の枠が擦れているのが分かります。
よくある上と左右の3方枠ならフローリングを擦ります。
これで下が擦れているのが確実です。
これをどのように直すかというと、
![枠と扉の関係図](https://4-share.net/wp-content/uploads/2020/05/image-8.png)
パッキンを入れて扉を傾けて下に隙間を作って、擦りを解消させます。
簡単ですね。
例えば今回とは反対に上がするのであれば、上の方にパッキンを入れます。
ところでどちらが悪いのでしょうか。
扉はねじれることがあっても、平行四辺形にゆがみはしないので、枠が悪くなったのです。
つまり家の側ですね。
丁番を緩める
![](https://4-share.net/wp-content/uploads/2020/05/P_20200502_141431_vHDR_On-1024x768.jpg)
丁番、蝶番(ちょうばん)、ちょうつがい、といろいろ言い方はありますが、丁番でいきましょう。
これを緩めます。
![](https://4-share.net/wp-content/uploads/2020/05/image-2.png)
電動ではなく、手回しドライバーで、枠側の丁番のネジを数ミリ浮かします。
ネジの種類はプラスの2番か、扉が大きいとプラスの3番です。
もし持っていなければ、こちらであればプラスの2番、3番
さらに古い住宅であればマイナス、さらに欧州規格のポジドライブ(PZ)もあります。
実績のある工具メーカー製です。
パッキンを詰める
![](https://4-share.net/wp-content/uploads/2020/05/P_20200502_142255_vHDR_On-1024x768.jpg)
厚紙とハサミを用意します。
厚紙はティッシュの箱でも、ラップの箱でもOKです。
丁番の長さと、幅は丁番のビス穴から丁番の軸までの幅です。
![丁番の裏に入れるパッキンの大きさ](https://4-share.net/wp-content/uploads/2020/05/image-3.png)
部屋外側から丁番の隙間に入る大きさです。
![](https://4-share.net/wp-content/uploads/2020/05/image-4.png)
厚紙の長さは丁番からはみ出るとカッコ悪いので上下3mmくらい短くしておきましょう。
厚紙を切ったらざっくり三つ折りにします。
キチンと折らないのは、後で隙間に入れたときに落ちづらくするため。
![三つ折りにしたパッキン](https://4-share.net/wp-content/uploads/2020/05/P_20200502_142451_vHDR_On-1024x768.jpg)
部屋の外側に回って、そのまま接着剤など使わずに押し込みます。
![](https://4-share.net/wp-content/uploads/2020/05/image-5.png)
![扉を上げておく](https://4-share.net/wp-content/uploads/2020/05/P_20200502_142645_vHDR_On-1024x768.jpg)
擦るところを上げておくと、丁番の隙間が保たれるので入れやすいですね。
![パッキンを押し込み中](https://4-share.net/wp-content/uploads/2020/05/P_20200502_142723_vHDR_On-1024x768.jpg)
隙間に厚紙を押し込んでいきます。
![](https://4-share.net/wp-content/uploads/2020/05/P_20200502_142748_vHDR_On-1024x768.jpg)
この時点で厚紙が見えてしまっても大丈夫です。
ねじを締めるとほぼ分らなくなりますから。
丁番を締め直す
再び部屋内側に回って、緩めたネジを締め直します。
![ねじを締め直した後](https://4-share.net/wp-content/uploads/2020/05/P_20200502_143015_vHDR_On-1024x768.jpg)
扉の開け閉めを試してみましょう。
もしまだ擦るのであれば、パッキンを追加します。
先の調整前と、調整後の隙間を比較してみましょう。
![調整前後の隙間の差](https://4-share.net/wp-content/uploads/2020/05/image-6.png)
調整前が少しぼやけてしまっていますが、隙間の差が確認できます。
また下の隙間ができた分、左右の隙間は狭くなっているのも分かります。
最後に部屋外からパッキンが目立っていなかを確認して終了。
![](https://4-share.net/wp-content/uploads/2020/05/P_20200502_143609_vHDR_On-1024x768.jpg)
パッキンがほとんど見えないのは、丁番の軸が壁側に出ているためです。
壁ピッタリに顔を押しつけてやっと白いのが見える程度です。
もし気なるのであれば、事前に色を付けておけば全く問題ありません。
この方法はあまりに簡単ですが、古い作業所で、これまた渡り歩いてきた職人さんから受け継がれてきた方法です。
なのでご心配なく。
でもやっぱりお願いするのなら、一社にいきなりお願いせずに、まずは比較見積もりです。
![](http://image.moshimo.com/af-img/0461/000000019438.jpg)
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