うひょー根元から切れたー!
直しづらく、こういうとこは、
また切れるのよね。
でもいい方法があるのよ
断線の直し方の難しいところは、再び切れないようにするところです。
単にねじってテープを巻いただけでは再び切れてしまいます。
とくにスマホケーブルや、イヤホン、ヘアアイロンなど根元の断線は厄介ですね。
そこで知恵を絞った結束バンドの断線修理を紹介します。
結束バンドで断線予防を踏まえた、断線の直し方
1.現状の把握と、作業の流れを整理する
修理を始める前に現状をしっかりと把握して、完成形を思い描きましょう。
後からどうしようと、こうしておけばよかったと後悔しなくて済みますからね。
- いまココ1.現状の把握と、作業の流れを整理する
行き当たりばったりより、いい結果になります。
- 2.コードの皮をむく
結線のための準備です。
- 3.結線
切れた線と線をつなぎます。
結線の方法も決めておきましょう。 - 4.テープを巻いて絶縁
絶縁と、しっかり融着させて外れを防ぎます。
- 5.予防のための補強
断線を繰り返さないための重要なところ。
どうですか。
整理がついたでしょうか。
さて今回のケースですが、
よくある根元からぶっつりと切れてます。
あったか電気の発熱スリッパで、コネクタを出したまま履いていたら、もう片方の足で踏んづけて切ってしまいました。
途中から切れてくれれば、結線が楽なのですが、大体は根元に負担がかかるのでここから切れますよね。
なので再発防止をしっかりとして、修理に挑みます。
2.コードの膜をむく
2線の間を割いて、まずは結線のためのコードの皮をむきます。
そして作業のしやすいほうから進めます。
これ簡単なことですが、大事です。
カッターで周りをぐるっと回してもいいのですが、細い線を束ねた場合は、これをすると数本切れたりすることが多いので、今回は皮むきの穴付きのニッパーを使います。
ちなみに小さく、片刃で爪切りと違って刃がまっすぐなので、指の小爪や、ささくれ取りなんかによく使います。
フジヤのニッパーは業界スタンダードです。
一回握って切れない場合は、握ったまま少し回すと切れやすくなります。
コネクタ側も慎重に皮を残しつつ保護リングを切り落としていきます。
コネクタ側もこのあと膜を取りますが、根元まで取るとテープで絶縁しにくくなるので、必ず少し残しておきます。
5.結線
結線方法は、
・ハンダ(ニッケルとスズの合金)を溶かして固定したり、
・スリーブ(筒)に線を入れてつぶして圧着したり、
・プラグを使ってコンセントのように抜き差しできるようにしたり、
といろいろありますが、
今回は根元の断線なので、再発防止策をしっかりしたうえで、かんたんにお互いにねじって結線していきます。
抜けづらいねじり方は、
写真のように束ねてある線を広げてねじると、お互いにからみを良くできます。
4.テープを巻いて絶縁
まずは片方ねじってつなげたら、テープで固定。
テープはショートの防止の役目もあります。
2本できたらさらにまとめて上から、今度は引っ張っても外れにくいのを意識して上下に長く巻いていきます。
テープは幅が広いと、こんな小さいのはやりづらいので、縦に切って細くします。
テープでの絶縁はもちろんですが、伸縮性と融着性のあるこちらがはがれにくくて、断線の再発防止になります。
ずっと使える定番品です。
まとまりました。
でもここからが大事。
このままではすぐにまた取れてしまいますから。
5.予防のための補強
つないでテープでとめただけでは、いずれまた外れます。
ここで予防策が必要になります。
針金で固定する方法を取っている人もいましたが、締め付けが強力で緩まない結束バンドを使うことにします。
これなら引っ張りにも十分耐えますし、
針金よりも、ねじれや、折れを防止できます。
結束バンドは扱いやすい最も細いものを使います。
結束バンドをしっかりと締めて、余分な部分を切り落とす。
さらに上からテープを巻いて、よりコンパクトに、かつ引っ掛かりを少なくします。
見た目はあんまりですが、とっても実用的な方法です。
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