ZZのヘッドライトが暗い
夜間走行時に車が右左折しようとしてきて怖い
PH12のLED高ーい!
ハロゲンは暗いですよね。
車はLEDでしかも2灯。
バイクは1灯で、しかもハロゲンだと比べて断然暗いです。
人の目は明るいLEDを見た後に、直ぐに暗いハロゲンに慣れないので、右左折車に見落とされてしまいます。
これはもう生命の危険を感じるレベルでほおっておけません。
すぐにLEDにしましょう。
作業時間は約1.5時間。
費用は約2,000円でできます。
そして電球の形PH12のLEDは高いのですが、安いPH8で代用できることが分かりました。
それでは実際のスズキZZのLED化を写真多数で紹介していきます。
同じスズキのアドレスV125GもPH12なので同じようにできますよ。
スズキZZのヘッドライトをLED化する方法
1.使われている電球を知る
まずは電球を外してどんな電球なのかを調べます。
前面カバーのカウルを外す
ミラーを外します。
ナットを緩めてから、ミラー自体を回転させて抜きます。
反時計回りですね。
次に正面裏からビスを3本抜きます。
次に正面からも1本ネジを抜きます。
これはフロントカバーに落とすとえらいことになりそうなので、慎重に。
ネジを裏3本、表1本抜いたら、いよいよ正面の外装カウルを外します。
ムリにこじると内部の爪が折れるのでミニバールを使ってだましだまし外します。
電球を外す
ハロゲン電球は振動で外れないようにスプリングが効いています。
下に押し込みつつ、反時計回りに少し回すと外れます。
スズキZZのヘッドライトの電球は形がPH12で、12Vの40W/40W
40Wが2つ並ぶのはロービームの時と、ハイビームの時で両方とも40Wということですね。
なのでよく見るとコイルが2つ見えます。
画面下のガラスが焼き付いて曇っているのはよく使うロービーム側だからです。
根元の部分を大きくすると刻印されています。
PH12の表示はないのですが、これは形から判断します。
電球が外れて、条件が分かりました。
次はこれに合うLED電球を選びます。
2.LED電球を選ぶ
スズキZZのヘッドライトのハロゲン電球はPH12、12Vの40W/40Wでした。
これを踏まえて探します。
まずはPH12で探すと一つだけあるのですが、価格が高い。
1万円くらいします。
日本製で品質は良さそうなのですが、これでは手が出ません。
同じ悩みを抱えている人はいるもので、一回り大きいPH4のソケットにPH12をケガいて、グラインダーで削りだして使っている人もいます。
これはこれでいいとは思うのですが、手間がかかります。
なので何とかならないかと、ヤマハアプリオのヘッドライトをLED化したH8をはめてみると、1つ爪がキチンとはまらないものの、うまく入れるとはまりました!
安くて明るさも十分だったので、同じものをと思ったら、さらに明るいものがあり、消費電力が40Wだったこちらを選択。
交流(AC)で12Vも対応範囲内なので問題ありません。
中華製なところは品質に不安を感じるのですが、同じ販売店からヤマハのアプリオで購入した30Wを使っていて問題も起きていない安心感もあります。
肝心の明るさもこちらは1万円する物の2倍弱の明るさを出します。
いいものを見つけました。
3.LED電球の取付
取り付けるLED電球が決まったので早速取り付けにかかりましょう。
一度アプリオで慣れているので作業が速いです。
仮置き
中身は本体と、ソケットが3つ。うち一つは本体についているものです。
それとスプリング。
接続はギボシ端子になっています。
こちらが本体に既についていたPH8ソケット。
これを外してはめてみます。
ZZのPH12ソケットにLED用のスプリングを入れる
まずは先にスプリングをはめて、
そのままはめようとしてもはまらないので、始めにビスのある側の爪を引掛けてから2つの爪を掛けるようにします。
本体とソケットの差込
何度か抜き差ししていると、先にソケットをいれなくても、本体とソケットが一体の状態でも抜き差しできるようになりました。
同じように元のネジ穴に近い爪をまず入れて、その次に右下、最後に左下を入れる順番で差し込めます。抜くのは逆ですね。
ただ問題点はあり、爪が一つだけ「かかり」まで落ちません。
そうではあるものの一つだけキチンとはまらないが、2つの爪がスプリングでしっかりと効いているので、振動で外れることはなさそうです。
またはまらない爪は地面の方向で、左右ではないので軸のブレもそれほど気にならなそうです。
それに上下の軸は調整できます。
回転軸を直す(PH8をPH12へ)
それともう一つ。
PH8とは回転方向のズレがあります。
PH12のソケットと本体はネジとナットで本体にかしめて固定するのですが、この位置が合いません。
もしこのまま本体を固定するとロービームが左を照らすようになってしまいます。
なので穴を写真向かって下に開け直します。
ロービームとハイビームの上下
ハロゲン電球はロービームと、ハイビームで光るコイルが違い、その位置も違います。
一方のLED電球はロービームで2面が光り、ハイビームで2面加わり、4面全部が光ります。
さてここで問題です。
ロービームは下に向かう光なので、LED電球のロービーム時の2面を下向きにすると、これは間違いです。
なぜかというと、電球を差し込んだヘッドライト空間は上下逆転するようになってるからです。
さらに踏み込んだ説明はこちらが詳しいです。
開けたい角度に印をつけて、
始めに穴を測ります。
穴の中心から端までは4.5mm
マスキングテープの上から寸法を出します。
手で抑えてはやりづらいので、間に木の棒を通して、クランプ止めします。
なければ、近くにビスを打って、その頭で抑え込んでもいいでしょう。
つばの部分もそのまま固定すると傾くので、縦にあいた穴に落として安定させます。
センターポンチで中心にくぼみをつけてから、穴径は3.5mmなのでこれくらいなら一度に開けます。
※もしドリルや、電動ドライバーがないのならこちらをご参考に。
ほぼ寸法通りに開きました。
ビスとナットが正しい位置に来ました。
接続する
さて今度は接続です。
既存の接続は110端子の3極。
対してのLED電球はギボシ端子。
以前のアプリオでの時は既存も合わせて全てギボシ化したのですが、今回は110端子化にします。
理由はLED電球が切れたときにすぐに切替できるのと、ノーマルの状態を維持しておくと、もし売却するときに悪くないのかなと思ったからです。
使ったのはこちら。
もちろんオス側だけです。
こういうことですね。
せっかくのギボシですが切り落としていきます。
線の太さは0.5スケアでちょうど皮がむけました。
カシメ作業は何度しても楽しいです。
心もハートになります。
電工ペンチはこちらを持っておけば、後悔もせず、困らないでしょう。
できることが広がります。
使い方はこちらを参考に。
接続の順番と、端子の入れる方向は写真の通り。
端子は左に差し込み受けがあるのに注目です。
もし入れ間違えても、精密ドライバーがあれば外せます。
曲がってない平のほうにマイナスの細いのを差し込んで引っ張れば抜けます。
いま買うのなら老舗のベッセルのが良いでしょう。
精密ドライバーの安物は頭がすぐに崩れたり、欠けたりするので買い直しするようになります。
正しく接続されるとこのようになります。
最後にねじを締めて完成です。
忘れていけないのが光の角度調整。
光軸調整といいますが、LED電球は全体に広がりがちなので下向きにしておくと対向車にやさしいですね。
ヘッドライト下のネジで角度調整できます。
まず光源と壁の最も明るい所がの高さが違うのは、壁からの光源までのバックミラー分の隙間があるからです。
気にしないでくださいね。
さて下いっぱいに傾けてるとハイビームでも下がっています。
JAFのサイトによれば10mで10cm下がるくらいなので、下がりすぎですね。
ロービームにして壁ぎりぎりまで寄って、ひかりの中心にマスキングテープを貼ります。
光の境はぼやけて分かりずらいので、中心が分かりやすいですね。
5m下がって、少し下になるくらいまで調整。
JAFによれば5cm下がるのが正解です。
まとめ
バイクのLED化は必須です。
私はこれでバイク2代目ですが、夜間走行前にLED化を済ませました。
LED化が安くできるのが分かったのもよいことですが、保険は事故が起きてから、LED化は事故を防ぐものです。
せっかくこの記事に来てくれたのですから、迷わずLED化して事故を起こさないでくださいね。
そして比較するのはこちら
一万円クラスのモノたち
そして今回おすすめのもの。
大事な明るさがダントツに優れています。
スフィアライト製より約2倍明るく、さらにPIAA製とは約5倍明るい。
なにより明るくするのが目的ですからね。
※PIAA製は明るさの単位が違うので正確に比較できないのですが、そんな時は消費電力から逆算できます。
スフィラライトは20Wで2600lmで、1W当たり125lm。
今回紹介のSookularは40Wで4600lmで、1W当たり115lm。
そして上の2つよりPIAAは7.2Wなので、900lm~830lm辺りでしょう。
そしてコスパも重要。
多少の加工は楽しみながらすれば、道具を買って、切れた時の予備を買っておいてもまだおつりが来ます。
電工ペンチがまだないのなら、これ一つでいろいろできます。
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交流のZZでもポン付けできるテールランプLEDが遂に登場。これで安全度UP間違いありません。
ZZはこちらと同じS25 bay15dで交換できます。
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