原付バイクが甦る!ヘッドライトをLEDに交換する方法

バイクのヘッドライトのLED化バイク

ヘッドライトが暗いのでLEDにしたい

自分でできるかな?

整備士でもない自分が簡単にできたので、ヤマハのJOGアプリオSA11Jを例に、実際の交換作業を写真多数でわかりやすく解説していきます。

昔は元から直流化をしなければいけなかったですが、現在は末端のバルブで直流化できるので簡単です。
LEDにすると明るいですよ。

アプリオSA11JのヘッドライトをハロゲンからLEDに交換する

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1.今のランプを確認

自分の乗っているアプリオはSA11Jで、これの電球はハロゲンで12Vで35/36.5Wです。

「35/36.5W」とは何でスラッシュがあるかというと、ロービームが35W、ハイビームが36.5Wになるからです。
電球にはなんとコイル状の発光体が2つ入っていて、それぞれ別に光るようになっています。


ではどのように電球の種類を知るかというと、
これは取扱説明書があればそこに載っています。

ヤマハのサービスデータに電球情報アリ
取り扱い説明書のサービスデータ

またネットから情報を得ることもできます。
でも実際に外して確認するのが一番ですね。


ということで外してみましょう。

アプリオのヘッドライトの付いた前カバーを外す

ネジ2つを外す場所

画面右の穴にドライバーを入れて回すのは、ウィンカーを外すネジです。
これを外して、さらにその奥に隠してあるネジを外します。

ウィンカーを外す

計6個外せばヘッドライトの付いた前カバーが、ゴソッと外れます。

バールを使って前カバーを外す

そのままだと爪があって取りづらいので、こういう作業はやっぱりバールです。
特に150mmのバールが便利ですね。

アプリオの前カバーが外れた

前カバーが外れたら、電球のソケットが見えます。
表からは見えないのですが、ソケット内部にスプリングが効いているので、片手でヘッドライトを支えながら、もう片方の手で電球を下へ押しながら掛かりを外して回して取ります。

せっかくなので、この機会に忘れずにコンタクトスプレーを吹いておきます。
これは556の姉妹品で、電気系統の接触不良を解決する別名「接点復活スプレー」です。
でも防サビ効果のある226の方がいいかも。


以前ヘッドライトがついたり消えたりを繰り返した時がありました。
ローとハイビームの両方ダメだったので、電球の玉切れではなさそうです。
同時に切れることはまずないので。

この部分と、エンジンスタートのイグニションスイッチとウィンカー、ライトのローとハイビームの切り替えスイッチあたりに吹き込んで復活させました。
電気系統は連動しているので、この辺りを攻めて、ダメなら振動での半田外れが疑えます。

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2.交換するLEDを選ぶ

どっちがいいのか

ヘッドライトを選ぶポイント

選ぶポイントを3つ抑えます。


口金
電球のソケットの部分の姿形ですね。
これが合わないとハマらないです。
外したものをネット調べて、名前を見つけます。
これも見やすいですね。


▶消費電力
これを守らいないと壊れます。
なんワット(W)と書かれている電気を使う量ですね。


▶直流、交流
直流はプラスとマイナスが、二本の線のどちらか決まっているもの。
交流はプラスとマイナスが、日本の線で交互に入れ替わるものですね。

ハロゲンならどちらも大丈夫ですが、LEDはそうもいきません。
通常のLEDは直流だけですが、最近のLED電球は交流なら直流に変換してくれる「どっちもタイプ」があるので、今回の旧型アプリオは交流のためこの「どっちもタイプ」を使います。


▶明るさ
明るくするのが目的なので、これも大事ですね。
電球の明るさはハロゲンは消費電力と一緒でW(ワット)でしたが、今はLED時代なのでlm(ルーメン)で表します。
この辺りはこの記事が詳しいです。

今使っているのは35Wなので約400lmです。
これを参考に買う電球の明るさを比較してみます。


▶その他
フォグランプ付きや、スマホで色が変わるなどの機能付きもあります。

白色は電球色に比べてシャキッとするから、最近は白色が主流のようです。
色はK(ケルビン)で表し、数字が大きいほど青白くなります。
5000から6500Kくらいの白い色がおすすめです。

交換したLEDヘッドライトのバルブ

決め手となったポイントを上げてみましょう。

口金
アプリオはPH8なので対応します。
バイクももう古いので、買い替えたときに口金がいくつかあれば再利用できるのがうれしいですね。


▶消費電力と電圧
35.6Wに対して30Wなので余裕があります。
電圧も12Vに対して範囲内です。


▶交流(AC)、直流(DC)
ばっちり交流に対応しています。
アイドリング時にチラつくと明記されていますが、これはこの商品に限ったことではなく、交流を直流変換で使う場合の共通の問題のようなので仕方のことでしょう。
また交換して分かりましたが、それでもハロゲンより明るいです。
それにチラついた方が注意がいくので、かえって安全かもしれません。


▶明るさ
もっと明るいのもあるのですが、3000lmであれば7.5倍の明るさです。

また明るさはロービームとハイビームで違います。
3000lmはハイビーム時で、ロービームは2000lmです。
ハイビームはこれより明るいのはあっても、ロービームは他の商品に比べて明るいほうです。

街中を走るのが主なので、ロービームがお値段の割に明るいのが良いですね。
また大陸製の照明の明るさはあまり信用できないのですが、使用レビューによると悪くない明るさといえそうです。


その他
その他決め手となったのは
・1年保証
・冷却ファン付き
・使用レビュー
・対応電球ではAmazonランキングが最上位

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3.交換作業

ギボシにする

付け外しが楽にできるようにギボシ端子にします。
なぜなら後で交換が楽になるからです。

今回使用した電球はギボシタイプの選べるので、こちらと本体側をギボシにして接続します。
圧着ペンチと端子を使って、初めてならこちらが参考になります。


またLEDが切れたときに備えて、ハロゲンの方もギボシ化しておけば安心ですね。
配線の組合せと一緒に小さいジップロックに入れて携帯しておきます。
ドライバーも忘れずに。




圧着ペンチもないのなら、セットがいいでしょう。

本体側と、LED電球側の接続はギボシ端子を使ったのですが、さらに探すと変換がありました。

変換プラグの解説によれば、どうやらヤマハとホンダで、さらにホンダでも車種によって配線が違っています。
試してはいませんが、うまく行けばギボシ化しなくてすみそうです。

リンク先から2通りの配線違いが選べます。

配線の組合せ

純正ではないので、ハイビーム(H)、ロービーム(L)、アース(E)の配線の色が異なります。
ネットで事前に調べて、アプリオの配線との組み合わせは以下の通り。

緑(本体側)-白(電球側)
黒(本体側)-緑(電球側) ※茶
黄(本体側)-青(電球側)

※説明書にも緑でしたが、なぜか緑ではなく、実際には茶でした。
この辺りは大陸製のアバウトさですね。


エンジンをかけて試し点灯してみます。
ロービームが2面、
ハイビームで1面加わり、3面すべて点灯します。



問題なさそうなのでいよいよ取付ですね。

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4.電球の取付

ソケットが逆にしかつかない

ここで問題発生です。


取り付けようとしたところ、ロービームと、ハイビームが反対です。
レビューにそんな記載はチラホラあったので、配線で解決するつもりでいたのですが、そうではなく、PH8ソケットの向きが逆にしかつきません。


このまま付けるとロービームとハイビームそれぞれ正しく点灯するのですが、ロービームで2面が上向きになり問題です。
もちろんハイビームは3面点灯なので問題ありません。

リフレクターで反転かも

アプリオは違いましたが、電球を入れたリフレクターで上下反転するケースもあるようです。

付けた当初はこれを知らず正面からの確認し、間違っているという判断で下記の手順を踏んで、2面発光を下向きにして取り付けました。


その後リフレクターで反転するケースがあることを知り、上下逆転できるように穴あけしたので、後日暗い駐車場で5m離して壁に投光し、試してみました。
下が2面発光のまっとうケースと、上が2面発光の反転ケース

両方壁に当たった光を見比べて見ましたが、アプリオは反転せず、上は上に光が進み、下は下に光が進みました。


なのでまずは天地逆転していると思っても、取り付けて光を壁やモノに当てて光の当たり具合を確認する必要があります。



反転して取付したいのですが、PH8ソケットはネジでナットと固定していて、この穴が他のPHソケットは両面穴が開いているのに、PH8にはなぜか1つ。

本体側のPH8ソケットが入る側は回転しなそうなので、やはりPH8ソケットの穴を180度反対に開け直して対応します。

穴あけ位置

図ると右端から穴センターまで4mm弱、3.8mmくらいです。

穴あけ位置をケガく

マスキングテープを貼って、センターを十字に印をつけます。
大きく十字にしておけば、芯ずれの時にズレが分かりやすいですよ。

本当ならポンチでたたいてから開けたいとこですが、曲面なので仕方なく、低速で軌道修正しながら開けていきます。

ドリル刃軸径は3.5mmです。
大きいとネジ頭が小さいのでかかりません。
また小さいと入りませんので、3.5mmを使いましょう。


手で押さえると危ないので、万力で押さえながら開けます。
なければ、棒をリングに通して、その棒をクランプでとめてでも固定しましょう。


いよいよ取付です。

取付

付属のスプリングを間に入れて取り付けます。
純正のより少し硬いですが、その分振動が出ないはずなのでそのまま付けます。

点灯しました!

ロービームで下向き2面。
ハイビームでさらに上向き1面です。
これで問題はありません。


駐車場で撮った写真で比べて見ましょう。
カメラはもちろんマニュアル撮影で明るさは揃えてあります。

ハロゲンとLEDの明るの違い

どちらもハイビームで撮影しましたが明るさは断然違いますね。

ただ明るいのですが、ハロゲンは光が絞られていて角度が狭いのですが、LEDかなりの広い角度で進んでいますね。


これはハロゲンの発光コイルの位置と、LED素子の位置が全く異なるので、同じリフレクターを使えば異なるのは当たり前で仕方のないことですね。
ハロゲンのコイルは1点で光っていますが、LEDは何カ所も光っていますから。

この点はLED化の問題点です。

上下逆問題を掘り下げる

よくよく考えてみると、ハロゲン電球の上下はソケットの形で決まってしまうので、上下が逆に光るのはLEDの問題ではなく、ソケットの問題です。


その証拠に日本のバイクには日本のバイクの電球を使っても、反対につくことはありません。バルブPH8の上下

例えば一般電球のE26のようなくるくる回してとりつける電球は上下の向きはありません。

一方のPH8などのヘッドライト用のバルブは電球の中にハイビーム用とロービーム用の発光コイルがそれぞれ別に形と位置が異なっていているのでハロゲンは上下の向きがあります
写真の小糸製作所のモノは前後の位置も異なっていますね。


それでも上下逆につかないのは、ソケットの形が上下逆につかないようになっているからです。


話をLEDに移します。
今回のLEDヘッドライトのバルブはLEDの発光面が3面あります。
ロービームが2面発光
ハイビームが3面すべて発光の仕組みです。
なのでLEDも上下の向きがありますね。


配線の問題で解決するのは3面点灯タイプで言えば、
間違ったロービームが3面(全灯)、ハイビームが2面なのを、
正しいロービームが2面、ハイビーム3面(全灯)にできるだけです。

そしてこの商品では付属のソケットは3つあり、H4は上下にビス穴が空いているのですが、PH6とPH7/PH8兼用は片側にしかビス穴がありません。

なのでH4は逆ならビスの穴位置を逆にすればいいのですが、PH6とPH7/PH8兼用はそうはいきません。

推測ですがこれはこの商品に限らず、大陸側ではPH6とPH7/PH8兼用は日本と逆で統一されているのでしょう。
つまりハロゲン当時から逆だったということです。


自分のヤマハのアプリオもPH8で逆でしたが、調べるとソケット問題がチラホラあります。車種が分かっているだけで、同じくヤマハのビーノ(SA10J)スズキのアドレス110(CF11A)逆の例や、ホンダのキャビーナでPH8xで逆の例があります。


このソケット逆問題をキチンと把握しておらず、配線逆で対応できるとしている商品説明もあるので、購入の際はソケットが180度逆向きにつけられるのかを確認した方が無難ですね。

ビーム角度の調整

実は今回はそのまま付けてしまったのですが、ビーム角度(光の広がり角度)の調整ができる仕様でした。

方法は上の写真のビスを緩めて上下すると、リフレクターの出入り具合が変って、ビーム角度が変わるようになります。


実際に前後してみましたが、アプリオでは動かす前の状態、つまり奥いっぱい差し込んだ状態がぼやけなくてよい状態でした。

アプリオの光軸調整

アプリオヘッドライトの角度調整ボルト

アプリオは原付ながら上下の光軸調整(光の進む角度)ができるようになっていました。

アプリオヘッドライトの角度調整方向

ボルトは8mmですが、ボルト頭の開口が小さいので、モンキーレンチや通常のレンチ、メガネレンチなども入りません。

なのでオフセット(角度の付いた)メガネレンチでの調整が必要です。
手持ちの道具で何とかしようと思ったのですが、ボックスレンチでさえフロントカバーに当たってしまってダメでした。
なのでこちらを使って調整します。

ずっと使える実績のある工具メーカー製です。

近日暗いところで調整して加筆します。

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5.まとめ

ハロゲンランプ自体の劣化も多少あるのかもしれませんが、ヘッドライトの暗さは危険です。


特に周りの外灯や、商店、もちろん車やバイクもLEDに代わってきて光量が増えてきている中、ハロゲンはどうしても光量が劣ります。


バイクで走っていると、右左折で止まっていて、自分の前の車が通りすぎると、すぐ後ろに自分のバイクがいるのに動き出してハッと止まるケースがよくあります。

前を走る車はヘッドライトが2つに加え、LEDなら光量も大きいです。
それに慣れた目が、すぐ後ろからくるバイクの光量の少ないハロゲンの1灯で、視界から抜けやすくなるのは当然でしょう。



安全でお金で買えるところは惜しまないようにします。
最悪死んでしまっては元も子もないですからね。




今度はテールランプをLEDにしようと考えています。
これも自分だけが気を付けていても、後ろから車同士に挟まれたらバイクはすぐ潰れてしまいますから。

バイク王

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