ディスチャージポンプ交換したいけど
できるかしら
こんな不安を解決します。
走行中に一瞬スピードが落ちるようになり、たまに走りはじめにエンスト、しだいに信号待ちでエンスト、ついにエンジンがからなくなり、ディスチャージポンプの交換をします。
アドレスV125Sでこんな不調で交換される方に、ぜひ参考にしてほしい内容です。
アドレスV125Sのディスチャージポンプの交換手順をどこよりも「かんたん」に解説
道具と時間
■必要な道具
・ロッキングプライヤー
・10mm、5mm首振りソケット※
・+2番ドライバー
・コンタクトスプレー
・キャブクリーナー
・10mm、5mm首振りソケットと、ひとくくりにしましたが、ソケットシステムをご存じない方へ一覧を紹介。
・6角レンチ5mm6角ビット差し込み
・6角ビット差し込み→9.5mm差し込み変換
・10mmソケット、9.5mm差し込み
・9.5mm差し込み首振り+延長
・9.5mm差し込みハンドル
もしくは一通り入ったセットのものでもいいかもしれませんね。
どんなに防いでも、ガソリンが少しなりとも漏れるので、電動工具は使いません。
■作業時間は1時間
道具をそろえながらするともっとかかるかも。
でも一つ一つはそれほど難しい作業ではありません。
ディスチャージポンプ交換手順
まずはシートを外します。
外すネジは、6角の5mm x1と、10mm x3、それにプラスの2番 x4カ所。
燃料キャップも外します。
燃料口がゴムで囲まれていて外しづらいですが、燃料口がある状態でゴムが外れないので、そのままゆっくりと持ち上げます。
シートが外れると、自動的にオーバーフローホースが外れ、アドレスV125Sリミテッドの場合は、シートヒーター線のコネクタを外します。
さあ問題のディスチャージポンプが見えてきました。
初めて見ると、訳の分からない装置、ホースの流れで気持ちが砕けそうになりますが、一つ一つ手順を追っていくので問題ありません。
ディスチャージポンプは、そのままホースを抜くとガソリンがダダもれです。
しかも2カ所から。
なのですぐに結束バンドで縛る方もいますが、周辺にガソリンをまき散らすことになるので、抜く前に締めておきます。
もちろんガソリンを抜いてもいいのですが、どこの移すのかとか、最後まで抜ききれない問題もあるので、この方法が一番良いはずです。
使うのはロッキングプライヤー、またの名をグリッププライヤー。
好きな厚みで握って、その状態でロックする優れもの。
使ったことのない方はぜひ、お試しあれ。
工具箱に入れておくと必ず助けてもらえます。
今回はロングノーズタイプと、スズメタイプ(←勝手に命名)
ロングノーズは口がそのままホースを挟んで程よい形なのですが、スズメタイプはくわえにくいので、四角の座を間に挟みます。
こちらの押さえリングはつまみが裏側にあり、このままではペンチで挟めないのでマイナスドライバーと指で何とか挟みつつ、挟みやすい角度まで回してやります。
ドキドキしならがらガソリンホースを2つ外します。
青いコネクタも外しますが、これが固い。
写真のドライバー先を押し込むと爪が外れる仕組みですが、めっぽう固い。
プラスチックを割らないように、だましだまし外します。
いよいよ本体を外しますが、このままでは六角を回しづらいので、外装を少し外します。
プッシュリベットは中央を細いマイナスドライバーで押し込んでやれば、すっと外れます。
それでもまっすぐでは難しいので、首振りを使って六角5mm頭を緩めて外します。
長さは2本違うので、戻すときに注意。
外れました。
さらにディスチャージポンプの大元を外します。
写真のように少し回転させて、Cの字の右へ倒すようにすれば、下もスポッと抜けます。
新しいのに差し替えて、噴出先のリングを取り、クリーナーで洗浄してから、こちらも新しいのに替えてやります。
クレのキャブクリーナーではダメだったキャブの穴つまりが、これでは取れました。
ムースが効きます。
リングに付くゴムは裏側(写真で奥側)ですね。
さっき外すのに苦労したコネクタは、コンタクトスプレーを吹いておきます。
もちろんゴム、プラスチックOKです。
一度知るともう手放せなくなるものの一つ。
後は元に戻せば完了です。
思ったほど難しい作業ではなかったはず。
調子が悪いと感じたら、ちょっと高いですがパーツのあるうちに交換しておきましょう。
バイク屋にお願いすると、さらに工賃もかかりますから。
Amazonでの販売はないようです。
ディスチャージポンプの噴出先のインジェクターと、そのOリングも楽天のショップで扱っているので、一緒に買って交換がおすすめ。
他のお店だと送料が別にかかってしまいますからね。
この2つ合わせて1000円もしません。
品番は
15715-32G00
09280-16014
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