夏帰ってくると蒸し風呂状態で暑い
エアコンで涼しくなるのに時間がかかるし、
暑いところから冷やすにはその分電気代もかかる
留守の間に換気をしたい
防犯で、窓を少し開けたまま換気するものが欲しい
こんな悩みを解消します。
窓を少し開けたまま、防犯性を持ちつつ換気ができる「通風ロック」を紹介。
他にも冬の結露防止方法などもお伝えします。
夏の2階の蒸し風呂状態を解消したい人にぜひ参考にしてほしい内容です。
夏の2階の蒸し風呂状態を「通風ロック」で解決
「通風ロック」がなぜいいのか?
夏の蒸し2階の風呂状態は「通風ロック」で解決できます。
方法は、窓をロックしたまま少し開けて、暑い空気を外に逃がしてため込ませない。
さらに説明すると、
2階が日当たりがいいのも暑くなる原因ですが、暑い空気は軽く、上に登っていくので2階が暑くなる原因でもあります。
そこで1階の涼しい風が入る窓と、2階の窓の2カ所に「通風ロック」を取り付けて、家の中に風の通りを作って暑い空気を追い出します。
数ある中でこの商品がよいポイントは
・ドライバー一つでカンタン取り付け
・テープや、穴跡が残らないので賃貸でもOK
・グラツキもなく、ロックを開けて閉めるの動作が今まで通り。
・3kgまでの猫の出入り用にも!
使ってよかったので、2個を買い増し
他の商品はどうなのかな?
「サッシシマリ」
本来はカギを補助して使うもの
・好きな位置までしか窓を開かないようにできるのがメリット
・両面テープでの固定は手軽だけれども、ガタガタされるうちに外れてしまう恐れがある
・外から見えない位置につけるので、ロックしていないように見えるため防犯意識が低いようにとられてしまう
「戸じまりくん」
製品としての完成度が低い
・全閉はきつくてはまりにくい。ひっかかり部分にこの商品を取り付けるため
・しっかりと固定できず上下に動いてしまう、ねじを締めてもグラグラ
※3mm厚の両面テープを窓との間に貼ってぐらつき防止をしている方もいます
・ネジの頭がサッシに当たって傷だらけに
「通風ロック」取り付け方法 3ステップ!
ネジを同時に2つ外さない
理由は後で詳しく説明しますが、必ず手順通りに作業します。
※ネジを外して金物が動きそうなら、セロハンテープで窓ガラスに貼って固定しますが、この方法なら動くことはないはずです。
下ネジを外して、通風ロックを取り付け。
長さが足りればネジは外したものを使っても。
傾けて次に上のネジを外します。
手順はたったこれだけ。
カンタンですね。
次に注意するポイントを見ていきます。
取り付けの不安を解消
最大開口寸法
ロックを受ける(クレセント受け)のが大きいと入らない場合があります。
通風ロックのクレセント受け最大寸法は
・横30mmx縦26mm
入らなければ道具で削る方法もあります。
ホームセンターでディスクラインダーを借りてきて、クレセント側を削りましょう。
通風ロックを削るのは弱くなるのでよくありません。
ネジの間の寸法は?
ネジの頭の中心で10~31mm(メーカー公表値)
31mmを超えそうな人にさらに説明すると、
ねじ軸を4mmで計算していますね。
実測の長穴寸法の最小は6mm + 1つめネジ半径2mm + 2つめネジ半径2mm = 10mmなので。
そして実測の長穴寸法の最大は36mmなので
36mm – 1つめネジ半径2mm – 2つめネジ半径2mm = 32mm
4mm軸なら公表値よりも1mm広い32mmまで対応できます。
ねじ軸はM4規格が付属していて、わが家のサッシもすべてM4でしたので、これより細いのを使っているケースはなさそうです。
もしあればその分広くできますね。
取り付け面に段差がある
段差がある場合は付属のスペーサーを使って、段差の分だけ浮かせて取り付けます。
付属のものは2枚。
同じ厚みに見えますが、0.6mmと1mmの2つ。
段差に当ててみて、ちょうどか、少しスペーサーが出るくらいがよいですね。
逆にスペーサーが段差より低いと斜めについて、通風ロックの写真で言って左先がだんだんと手前に浮いてきます。
2枚分の1.6mmよりでも足りないなら、プラスチックを切って追加で当ててもいですし、ワッシャーを挟んでも。
厚紙は使っているうちに力がかかってつぶれ、ぐらつきの原因となるのでやめましょう。
スペーサーを使うとネジの長さが足りなくなるかもしれません。
その場合はネジを別に用意します。
ネジの軸の規格はM4です。
付属のはM4、わが家の3カ所ともM4なので、海外サッシとかでなければM4でしょう。
付属のはトラス(頭の形状)のM4 x 6mm(頭を含まず、頭より下の寸法)
必要長さは、
めネジ板厚~パッキン厚+通風ロック厚+余裕1mmで計算します。
(※上の~はサッシ厚と、クレセント受けにネジが切ってない場合は、さらにめネジ穴プレート厚み)
・10mmならトラスM4x10ステンレス
・12mmならトラスM4x12ステンレス
※どちらも画像は別サイズの一例なので、対象のサイズの画像とは異なります。
ロック受けとネジ受けプレートが別の場合
この場合にネジを2本同時に抜くと、ネジ受けプレートが落下して、窓を取り外してプレートを元に戻すはめになります。
何度も言いますが、同時にしなければ問題ありません。
さらに仕組みを説明すると、
ロック受け(クレセント受け)にネジ山がなく、ただ穴が開いていて、その向こうのネジ受けプレートにネジ山が切ってある状態。
ネジ受けプレート全体がサッシ中にすっぽりと入っているため、ねじ2本を同時に外すと落ちてしまう仕組みです。
気になるAmazonレビューをひも解く
スペーサーが落ちてしまう
→ねじを2つ締めて、スペーサーの厚み分+わずかに摩擦が効く程度に浮かせた状態で差し込めばOK
取り付け時に片面の窓を外して作業
→必要なし。
→ネジ受けがロック板と別で、外すと落ちてしまうのを避けるために片面を外して平らに置いて作業しなければいけないとの意味なら、ロック板ネジを2つ同時に外さなければ落下しないので必要なし
マンションサッシには取り付け不可
→住宅の形式と窓の仕様は別で拡大解釈は間違い。形状と寸法で判断する。
ネジ受けがサッシ側にないとつかない
→わが家ではそのタイプもあり、問題なく取り付け可能。形状と寸法で判断する。
取り付け不安もなくなったら、後は実践。
風の通り道を作るために、少なくとも1階と2階の2カ所は必要です。
1階に浴室があっても換気扇は「排気」なので、風の流れが逆です。
2階の温められた軽い空気を1階に持ってこようとするのでよくありません。
部屋の温度を下げずに換気する方法
在宅の時の換気「ロスナイ換気」がおすすめ
いままでは留守の時の話でしたが、在宅の時はどうしますか?
夏と冬はエアコンや、ガスストーブなど使いますよね。
窓を開ければいいのは分かっているけれど、冷やしたり、温めた空気が逃げていくのはもったいない気がして、なかなかしませんよね。
いい方法が2つあります。
ロスナイ換気
部屋の温度はそのままで、換気ができる換気扇
・冬の暖房の効いた部屋でも結露しない
・ガス暖房でつけっぱなしでも眠くならない
換気扇なので価格もお手頃、仕組みは簡単で壊れにくいし、電気代もわずか
ただ壁取り付け工事が必要です。
詳しくは別記事で紹介。
換気エアコン
よくある勘違いで、一般的なエアコンは室外機があっても外から空気を取り込みません。
換気ができるエアコンは市場で3つだけ。
今あるエアコンを交換するだけでOK。
冬の寝室のインフルなど家庭内感染が防げます。
こちらも詳しくは別記事にて
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