雨の日にエンジンがかからない
次のような症状ならまずはエアクリーナー、その次にイグニションコイルを疑ってみます。
※イグニションコードとは、プラグにつながるコードと、火花を散らすために電圧を高めるコイルの部分です。
エアクリーナーをしばらく交換していない方は、まずこちらの記事でエアクリーナー交換がおすすめ。
アプリオでエアクリーナーが原因ではないという方に、ぜひ参考にしてほしい内容です。
もし一度に原因をなくておきたければ、それでも問題なし。
まずは上のリンクからエアクリーナー交換の記事から、こちらに戻ってきましょう。
【全手順】アプリオのイグニションコイル交換方法
イグニションコイルが問題ではないかもしれないが
イグニションコイルがまだ大丈夫で、他の問題だったとします。
でも価格は千円ちょっと。
寿命は走行距離10万km~15万km、または7~10年程度とのことなので、通勤通学に使っている人は、完全に動かなくなる前に交換がおすすめです。
調べて価格とレビューが良さそうなこちらを購入。
純正は数千円しますが、社外品は千円ちょっと。
そしてこちらは交換後すぐに使えなくなっても、交換してくれたレビューがあるので安心です。
必要な道具
作業を始める前にそろえておきます。
さて必要な道具とイグニションコードをそろえれば、後はやる気だけ。
困ることなく順に説明していきます。
イグニションコードの交換方法
これを外さないと外れないという縛りがあるので、順に外していきます。
まずはシートを上げて、ビス2本を外します。
シートの前カバーの真ん中のネジも外すと、カバーが外れます。
これはプラスの3番なので、よく使う2番で緩めるのはよくありません。
シート前カバーを外すと、またネジが。
左右合わせて4本外します。
左側面カバーの前側のネジを外します。
右の側面はなぜかここだけ、ネジの規格が違います。
トルクスドライバーで、番手はT20。
今度は足載せのボルトを外します。
10番のボックスソケットが必要です。
爪がハンドル側についているので、シート側に引っ張り上げるようにして外します。
交換するイグニションコイル
イグニションコイルと言っても、イグニションコイルとプラグソケットとそのコードからなっているパーツです。
プラグソケットはただ引き抜けば問題なし。
少し硬いだけ。
こちらは10mmのボックスソケットや、メガネレンチなどで外します。
また右下のコードは引き抜くだけですが、硬いのでマイナスドライバーを差し込んで、てこの原理で押し出すようにしてやると楽。
プラグのソケットは左の既存の富士山型と、右の新品の寸胴型。
機能は一緒ですが、新品に付いていた寸胴型を使ってしまうと、エンジンを空冷する空気がプラグの穴から逃げてしまうので、元の富士山型を使いまわします。
これらはスポッと引き抜けます。
交換前と、交換後にプラグからの火花の出具合を動画にとって比べてみました。
動画では分かりづらかったのですが、動画を止めて火花の明るさを見ると、明らかに後の方が白く、明るい。
試す場合はいつものようにブレーキを握りながらスタータースイッチを入れればいいのですが、大事なのはプラグを金属に当てること。
これをしないと感電します。
もちろん交換後はすぐにかかるようになりました。
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