もらえる電気って得なの?
気になるっ
こんな疑問に答えていきます。
東京ガスが新しい電気料金プラン、その名は「もらえる電気」
Amazonギフト券がもらえるのを前面に打ち出した電気料金プランです。
そして2年ほどたった2022年の5月で新規受付終了。
現在このプランに入っていて、本当にオトクなのか疑問にも思った方へぜひ参考にしていただきたい内容です。
東京ガスのもらえる電気は安くないので乗り換えるべき
はじめに
東京ガスのもらえる電気
Amazonギフト券がもらえるなんて、ちょっと得した気分ですね。
支払額の1%~5%分が返ってきます。
でも騙(だま)されてはいけません。
みんなもらえるということは、みんなが払ったお金の「一部」が返ってきているだけですから。
(↑超大事)
では具体的にどのように安くないのか見ていきます。
最安値の電力会社より高い
まず電力会社の東京/関西エリアでの最安値は「そらエネでんき」です。
これは実際に27社の電気料金の段階別単価をに入れ込んだエクセルで出した答えです。
追記:現在は「アクアエナジー100」が最安値になります。
現在の最安値と比較しな直してもあまり意味がありませんので、このままご理解ください。
そして今回の東京ガスの「もらえる電気」を比較します。
これでどのくらい高いのかが分かります。
そらエネでんきの料金
4人家族で実際に使用した電力を、入れ込んだ結果の年間料金は、右下の合計金額85,638円です。
東京ガスのもらえる電気の料金
同様に計算します。
年額で98,447円です。
差はいくらでしょう。
そらエネでんきの85,638円-東京ガスもらえる電気98,447円=-12,809円
この段階では東京ガスが約1.3万円負けています。
そしてAmazonギフト券の還元で補ってみます。
これも実際の使用量から計算してみましょう。
※使用量の多い冬場の1,2月だけは、電気料金が1万円を上回っているので、還元率が3%から5%上がっています。
ギフト券で還元されるのは3,485円です。
最安値のそらエネでんきとは1.3万円の差がありました。
なので、ギフト券をもらっても約9,500円損しています。
でも待ってください。
契約年数が経つとオトクになるそうです。
3年経つとどうでしょうか?
気をつける点は還元率は冬場の1万円を超える2か月分だけ6%に上がります。
残念ながらさっきと、300円くらいしか安くなっていません。
えーい、
それならば冬場と一緒に一年中エアコンをバンバン使ってみたとして、2月の支払額を12カ月同じにしてみます。
これで同じくらいになりました。
なのでもし毎月1,4000円以上も電気を使う人にとってはオトクでしょう。
Amazonギフト券以外の特典は?
東京ガスの電気プランで、以前からある「ずっとも電気」はガスとセット割引やポイントがつきます。
このもらえる電気は、これを加えてさらにオトクなのでしょうか?
ガスとセット割がない
そうです。セット割引がありません。
これがもしあれば毎月275円引かれるところでしたが。
セット割は「ずっとも電気」プランにしかないとWEBに明記されています。
今回の「もらえる電気」は対象外です。
パッチョポイントがつかない
そしてポイントもつきません。
これもWEBに情報がありました。
「ずっとも電気」と「ずっともガス」の両方の契約が必要です。
今回の「もらえる電気」は対象外です。
5つの安心はどこも一緒
安心材料として5つあげていますが、これはどこの電力会社を取っても変わりません。
逆に変わったらイヤですね。
1.送配電設備
2.電気の品質
3.供給の安定性・信頼性
4.お客様建物内の電気設備
5.電気の保安
安心で言うならば、現在は今までにないエネルギー価格の上昇で新電力が事業停止や、新規申し込みを停止しています。
格安の「エルピオでんき」は利益薄で勝負だったために体力が持たず、事業撤退になりました。
「東京ガス」は名前の通り母体が大きいのと、ガスが主力なのでこれらの心配はなさそうです。
もらえる電気のデメリットは
東京ガスの電気料金は残念ながら安くありませんでした。
これがデメリットです。
またもとからある「ずっとも電気」プランもやっぱり安くはありません。
教えてもらってよかったわ
「もらえる電気」は安くないのがが分かりました。
でも残念ながら紹介した安い「そらエネでんき」は他の電力会社同様に値上げをしてしまいました。
そして安い電力会社がコロナとウクライナ戦争によるエネルギー価格上昇により、そろって事業撤退か、新規受付を中止しています。
最新の情報はこちらの記事で更新中です。
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