
東京ガスの電気は安いかも

ガスと電気も一緒ならもっと良さそう

でもデメリットってあるのかな?

そもそもまとめても安いの?
おや、こちらのサイトを見つけてしまいましたね。
そこのあなた、ラッキーです。
なぜかって、
規模の大きい情報サイトはしがらみでどこがハッキリと断言できなかったり、そもそもキチンと調べていなかったりしますが、こちらは個人。
自宅の電気代を安くしたく、どう調べてもどうもぼんやりとしか見えてこない電力会社の差。
そうならばと、納得いくまで自分のために調べた結果、安い電力会社に乗り換えたうえで、皆さんにもお伝えです。
単にまとめると安いなどと、他の電力会社を調べないでアピールしているサイトには騙されないでくださいね。
そこのあなた、
何となく東京ガスにしたらもったいないですよ!
いま東京ガスが広告費をかけて大々的にすすめている、
Amazonギフト券が「もらえる電気」のデメリットはこちらからバッサリと切っていきます。
東京ガスと電気をまとめても安くはならない
はじめに

東京ガスはまとめても安くなりません。
これが単純かつ致命的なデメリットです。
もちろん東京ガスと東京ガスの電気を、それぞれ足した額よりは安くなります。
ちょっと分かりづらいですね。
別の言い方をしましょう。
ガスと電気をまとめても、まとめた以上に他社が断然安い
こちらの言い方が分かりやすい。
なぜ言えるかというと、22社の料金を調べた比較の結果です。
少し公開するのにためらいがあったのですが、数字の脚色は一切していないので問題ないでしょう。
実際の家族4人分の使用量を、各電力会社の料金で計算した1年間の電気料金です。
1 | エルピオでんき | ¥88,609 |
2 | HTBエナジー | ¥90,588 |
3 | あした電気 | ¥90,792 |
4 | 親指でんき | ¥90,792 |
5 | AIでんき | ¥91,840 |
6 | ループ電気 | ¥92,189 |
7 | 楽天 | ¥92,538 |
8 | はなカメくん電気 | ¥92,856 |
9 | シェル石油 | ¥93,253 |
10 | ENEOS | ¥93,432 |
11 | ミツウロコでんき | ¥93,603 |
12 | @niftyでんき | ¥94,921 |
13 | 中部電力 | ¥95,962 |
14 | 東北電力 | ¥96,267 |
15 | 東京ガス | ¥97,338 |
16 | ソフトバンク | ¥97,338 |
17 | auでんき | ¥98,412 |
18 | 東京電力 | ¥98,414 |
19 | 東京ガスもらえる | ¥98,447 |
20 | みんな電力 | ¥100,129 |
21 | NURO光 | ¥100,859 |
22 | 中国電力 | ¥124,400 |
下の方に東京ガスの他にも実は切り替えてはいけない電力会社がありますね。
上の比較表の差額だけでもう分かったような気もしますが、
なぜ東京ガスの電気が安くないといえるのか4つの点で説明していきます。
1.東京ガスと電気をまとめると得か?
2.キャンペーンを加えたらどうか?
3.ポイントもあるけれど?
4.トリプル割はどうですか?
以上の流れで実は安くないのに東京ガスの電気がお得に見えるのかを解説します。
最後に口コミでどんなデメリット、不安があるのか見てみましょう。
まず始めはセット割引から。
1.「東京ガス」ガスと電気まとめると得か?

「セット」...
「2把で100円」的な確実に安いイメージがありますね。
さてそんなセットですが、
ガスと電気をまとめて年額3,000割引です。
プランによって異なりますが、多くの人が契約していた東京電力の「従量電灯B」に相当するプランだと、東京ガスでは「ずっとも電気1」プランになります。
そしてこのプランはガスとまとめて250円引きです。
年間だと250円x12カ月=3,000円

うわー
セットだと3,000円もお得
ラッキー!
なんて騙されてはいけません。
そもそも割引前の価格が高いだけですから。

えっ
そうなの?
なぜいえるかというと、
実際の12カ月の使用料金をもとに、各社の料金体系をエクセルに入れ込んで出た結果です。
どこが安いのかいくつも紹介して煮え切らないサイトが多いですが、自信をもって、はっきりとお伝えします。
やり方はこうです。
それぞれの電力会社の料金表から基本料金やら、段階料金を抜き出して、エクセルに入れ込んでいきます。
その数はネットで安いとされる22社すべてを入れ込みます。

大変そうですが、ほとんどが共通の考え方なのでさほど苦になりません。
そして出てきた最安値の電力会社は
「エルピオでんき」
その差はなんと
8,730円/年
内訳は
97,338円/年(東京ガスの電気 )-88,609円/年(エルピオでんき)
=8,730円/年
しかも調べた21社中で、東京ガスの順位はなんと
17位です。
順位を見ると、どちらかというと低い(価格が高い)ほうですよね。
使用量による差で変わってきそうですが、試しに数字を変更してもほとんど変わりありません。
なのでわが家は切り替えました。
自信も持って最安値の電力会社を使っているのは気持ちがいいものです。

大切なので繰り返しますが、
最安値のエルピオでんきと、東京ガスの電気との差は
8,730円/年
結構な額です。
そもそも冷静に考えると、先行投資とはいえ、テレビCMやら、ネットやらで、これほどの大々的な広告費と、大企業の給与をすべて利用者が払っているのだから安くはできないです。

そりゃそうだわ
先に試した方法は別記事が詳しいです。

セット割は3,000円/年
お得と思われたセット割ですが、
最安値との料金差は8,730円/年
お得なセット割を加えても、エルピオでんきとの差が埋められません。
さて突然出てきた「エルピオでんき」
安そうなのは分かるけれど、聞いたことのないのって不安ですよね。
分かります。
自分もそうでしたから。
口コミの項目でそんな不安も払しょくしますが、
今は「東京ガスと電気をまとめるデメリットは安くないこと」に意識を集中しましょう。
それでは次に割引の「キャンペーン」の効果を見ていきますね。
2.「東京ガス」キャンペーンは得か?

「キャンペーン」...
いい響きです。
後ろ髪ひかれますね。
東京ガスが現在行っているキャンペーンは
3,000ポイントプレゼント
そして最安値の電力会社との差は金額にして8,730円/年でした。
あれ、おかしいですね。
キャンペーンは1年もせずにエルピオでんきの通常料金の安さに負けています。
とても魅力的なキャンペーンのはずなのに。
しかもポイントなので、現金割引ではありません。
でもまだ通常割引の「ポイント」があります。
こちらはどうでしょうか?
3.「東京ガス」ポイントは得か?

「ポイント」...
ちりも積もれば安くなる堅実な匂いがします。
パッチョポイントといいますが、
1,000円で15ポイント、1ポイント1円
100円で1.5円引き
本当は使用料金からポイント分は引けないのですが、
単純に考えて支払料金が1.5%引きとします。
あくまでポイントなのでガスや電気の料金割引には使えず、ポイントで何かを購入か、他のポイントへ移行して使います。
また3年放置すると失効します。
東京ガスの公式パッチョポイント説明ページ
そして我が家のシミュレーションでは東京ガスの年額支払額は97,338円でした。
これのポイント分で1.5%は、1,460円です。
まとめると
ポイントは1,460円/年安くなります。
あらためて出しますが、他社の最安値との料金差は8,730円/年
つまり最安値の8,730円から、
ポイントで返ってくる1,460円分を引いても、
1年で7,270円損しています。
うーん。
ポイントはそんなに効いていませんね。
しかも割引ではないですし。
4.トリプル割はどうなのか?

「トリプル」...
3回転半ジャンプしそうで、すごそうです。
東京ガス、大手のすごみで囲い込みを仕掛けてきています。
ガス+電気+インターネット
次は水道を加えた「クワッド割」をしそうな勢いですが、よく見てみるとそれほど強くないですね。
提携のプロバイダー一覧によると一番安いのが「BBエキサイト」ですね。
トリプル割引き後ですと、
ファミリー(戸建)で4,250円
マンション(集合住宅)で3,250円
一方の最安値のプロバイダーは、
enひかりと、@スマート光で同額ですがこちらは
ファミリー(戸建)で4,300円
マンション(集合住宅)で3,300円
それぞれ50円ほど最安値のプロバイダーよりは安いです。
問題なのはこの50円のオトク貯金が、本来のガス料金と一緒にした時に安いかって話ですよね。
もう分かったような気がしますが、割引を全部含めて考えてみましょう。
割引をすべて合計したら安いのか?

おさらいしましょう。
ちょっと分かりにくくなってきた割引は4項目でした。
1.東京ガスと電気をまとめると得か?
2.キャンペーンを加えたらどうか?
3.ポイントもあるけれど?
4.とどめのトリプル割は?
そして最安値の「エルピオでんき」との通常電気料金の差は
東京ガス97,338円―エルピオでんき88,609円
=8,730円でした。
これだけでも東京ガスは負けていますが、
基本となるこの差額から、割引を加えていきます。
追い上げできるでしょうか?

まずポイントとセット割引を加えます。
これは毎年です。
8,730円-ポイント1,460円-ガスとセット割3,000円
=4,270円
ここまでがキャンペーンがない時の毎年の差額です。
これでもう東京ガスが負けています。
キャンペーンを含まず、毎年、毎年、最安値との差額4,270円損している!
もうこれだけでも十分に分かってもらえるとは思いますが、
キャンペーンも加えてみましょう。
あくまで一時だけのキャンペーンを引きます。
先ほどのポイントとセット割引含めた最安値との差額は4,270円/年でした。
4,270円 - キャンペーン3,000円
=1,270円
おっと!
まだキャンペーンのないエルピオでんきに、負けています。
これでエルピオでんきのキャンペーンがあれば、どれだけ引き離されるのでしょうか?
現在よくある容量の40Aだと、6,000円分のキャッシュバックを行っています。
なので先のエルピオでんきと東京ガスの安さの差は 1,270円
ここにさらに6,000円の差をつけます。
1,270円+6,000円=7,270円
初年度で、それぞれのキャンペーンとポイントを入れ込んで、これだけの差ができます。
そして2年目から東京ガスはさらに損をしていくので、
たとえば5年が過ぎると
1年目の差額7,270円+2~5年の差額17,080円(=4,270/年x4年)
=24,350円
さらに10年たつと
1年目の差額7,250円+2~10年の差額38,430円(=4,270/年x9年)
=45,680円
10年すると約4.5万円の金額を逃していることになります。

4.5万円は大きい!

知らずに切り替えてしまった人
かわいそう。

世の中、世知辛(せちがら)いわね。

ところで50円のトリプル割を忘れてない?
おっとそうでした。
毎月50円なので、1年で600円安くなって、10年で...
もうこれくらいは考えなくていいでしょう。
それでは実際に使っている他の方の口コミを見てみましょう。
口コミ

さて東京ガスの電気が高くて、エルピオでんきが安いのは納得できたけれど、他の方はどう思っているのでしょうか?
ツイッターから気になりそうな口コミを引用しましょう。
主に電力なんですが新興なんだけれどシンプルな料金プランを持っているところも検討けれど、経営母体が安定している方が良いに決まっているし
東京ガスは電力は少し安くなるけれど、ガスが安くならない印象
今回チョイスしたところは東京ガスより安い
どうしても電気使う様になってしまったから…— 迷走 (@Masa64bits) October 28, 2019
→経営母体が安定しているかどうかは、問題になりません。
電気が不安定になることは全くないのです。
なぜなら各電力会社化から直接電力線を引いているわけではないから。
ケーブルテレビのように自宅まで線を引きに来ることはありません。
冷静に考えればそうですよね。
電力会社は自社発電や、いくつか発電所から電気を買い付ける割合を決めて、そこから各社共通の電線で電力を送っているのです。
また電力をまとめた卸から電気を買っているので、これで供給の安定性を保っています。
なので最安値のエルピオでんきを含め、
新電力のどこが潰れても、電気は止まりません。
また安い分お部屋が暗くなったりもしません。
(これは言い過ぎですね)
気になる方はこちらの経済産業省エネルギー庁の「今さら聞けない電力自由化5つの質問」が分かりやすいです。
今度は最安値の「エルピオでんき」の口コミを一つ。
電力自由化でお得だのなんだのと東京ガスがうるさいのでシミュレーションしてみたら「エルピオでんき」が安い。市川に本社がある地場のガス屋らしい。ガスの契約者ですらセット割引がないシンプルさに惚れた。解約手数料もないし、特典だのクーポンだのもない。よし、契約だ。— alonzo mosely (@baka_in_black) October 25, 2017
→解約手数料がないので、もし高いようであればすぐに他に切り替え可能です。
まとめるデメリットは安くないこと

東京ガスのデメリットは何といっても、安くないことでした。
「安く」言っているのですが、騙されてはいけません。
メリットはただ、ガスとまとめて何か「すっきりとした感じ」を受けるところでしょうか。
ただこのメリットも、ほとんどの場合にどこで電気を契約しても自動引き落としなので、ガスと電気をまとめることで手続きが楽に感じることはないですね。
いかにも安そうなキャンペーンにひかれてはいけません。
それと別のAmazonギフト券還元料金プランも安くありません。
せっかく思い立って調べてみたこの際に、確実に一番安い電力会社に乗り換えましょう。
切り替えも簡単で、特に工事が入るわけでもなく、
電気が使えない期間はもちろんありません。
申し込みさえすれば、いつの間に切り替わっていて、安くなっています。
知らない会社なので不安?
確かに知らないのは不安ですよね。
でもそんな方が大手から心の安心料として余分にお金を取られているのです。
気を付けて!
金融の自由化で金利の高いネット銀行が知れ渡り、顧客が移ることで大手の有名な銀行が経営が悪化してします。
これと同じことが旧来の大手(ガス会社ではありますが)電力と新電力の構図です。
そして実際に使っていますが、何も問題ありません。
ただ安いだけです。
さらに今ならキャンペーン中でさらにお得です。
友人にこちらの記事を紹介しても納得して喜ばれるはずですよ。
でもやっぱり他も気になるなら、一度下記のようなところで比較してみて、納得してからでもいいと思います。

きっと戻ってきてもらえると信じています。

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