TOTOとリクシルの違い。両方同時に使って分かった汚れにくさ

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TOTOのセフィオンテクトとLIXILのアクアセラミックの比較 住まい
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TOTOとLIXILのトイレ、
どちらも有名なメーカーで、どちらもいいことを言っている。
特に大事な節水性能と汚れにくさ。

節水性能は流れる水の量が少ないのが数字で分かるけれど、
汚れにくさはメーカーのいい分だけでは分からない。

使った人のレビューを参考にしたい。
けれど本当にいいのだろうか?


そんな悩みを解決します。


2015年当時、私はどちらがいいのか比較情報がないので分らず、
それなら自分で両方試めそうと、自宅で同時に2階でTOTO、1階でLIXILを実際に使ってきた貴重な比較レビューです。


モノは1つだけ見ても分かりません。
比較しないと、いいのか悪いのか、分からないのですよね。




LIXILをTOTOよりすすめる理由は、フチの違いと、汚れにくさ

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使用している年数と型番と写真

約2年前に自宅の古いトイレを交換する候補として、TOTOとLIXILに絞りました。
TOTOの評判は出てくるのですが、LIXILのアクアセラミックという新性能が出始めで、使用レビューがほとんどなく、メーカー文句は良さそうなのですが、どちらか一方に踏み切れないということで、両方使ってみることにしました。

1階をLIXILで、2階をTOTOです。
交換したトイレは、TOTO、リクシルともに交換用のモデルです。

LIXILアメージュZリトイレ(フチレス)床排水手洗い付き 大5L/小3.8L
便器BC-ZA10H タンクDT-ZA180H

LIXILアメージュZリトイレ(フチレス)

LIXILアメージュZリトイレ(フチレス)床排水手洗い付き 大5L/小3.8L
便器BC-ZA10H タンクDT-ZA180H
1階で使用しています。

TOTOピュアレストQRリモデルタイプ 床排水手洗いなし 大4.8L/小3.6L
便器CS230BM タンクSH231BA
TOTOピュアレストQRリモデルタイプ

TOTOピュアレストQRリモデルタイプ 床排水手洗いなし 大4.8L/小3.6L
便器CS230BM タンクSH231BA
2階で使用しています。

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お手入れ

アクアセラミックとセフィオンテクトのロゴ

トイレ選びで重要なポイントは、節水性能と、お手入れです。
掃除のしやすさ、そもそも掃除がいかに少なくて済むかです。

 

 

 

 

汚れにくさ性能のメーカーアピールポイント

まずは両社のアピールポイントを公式サイトから見てみます。

LIXILのアクアセラミック
LIXILの陶器の表面加工を「アクアセラミック」といいます。
この性能アピールを上のリンク先のLIXIL公式ホームページから引用します。

「汚物」「水アカ」の汚れを同時に防ぐという新たな性能と、「キズ汚れ」「細菌汚れ」という従来の性能をあわせ持つことでトイレの4つの汚れすべてに応えることができる世界初の衛生陶器

『アクアセラミック』の表面は、水になじみやすい“超親水性”です。陶器表面に付着した汚れの下へ水が入り込み汚れを浮き上がらせます。

→LIXILは汚れを4つに分けて、アピールしています。


TOTOのセフィオンテクト
対するTOTOの陶器の表面加工を「セフィオンテクト」といいます。
この性能アピールを上のリンク先のTOTO公式ホームページから引用します。

超平滑:陶器表面の凹凸をなくして汚れやカビをツルッと落とします
耐久性:2層の構造で、新品の輝きをずっと守ります
親水性:陶器表面に水がなじむので、汚れを浮かせて落とします

→TOTOは汚れ落としと、輝きをアピールしています。


まじまじとアピールポイントを比較してみると、TOTOは抗菌性をうたっていないです。
LIXILは、抗菌の国際規格ISO22196に準拠した抗菌性能を保つとしています。
しかしTOTOの取扱説明書によれば、セフィオンテクト品の性能に、抗菌性能はJIS Z2801の基準を満たしたものとして明記されています。


TOTOの国内規格と、LIXILの国際規格の差は何でしょうか?
そしてLIXILのFAQにはこんな記述があります。
”経済産業省と抗菌製品技術協議会の推進によって、抗菌JIS(JIS Z2801)がISO規格(ISO 22196)になりました。”

つまりどちらも同じ衛生基準を満たしていることになります。


LIXILの水アカに対してはTOTOはどのように対応するのか、いわれていないので気になるところです。


それではメーカーの言うところは分かったので、実際に使って汚れ具合はいかがでしょうか。
見ていきましょう。

汚れやすいところ

普段のお手入れの頻度ですが、
便器内に大の汚物で汚れたときにする程度で、不定期です。

水アカ汚れはどちらもほぼなし

LIXILとTOTOの水アカ汚れの違い
LIXILとTOTOの水アカ汚れの違い

水を流して乾いてから、便器内の表面の拡大写真です。
TOTOは水アカ汚れに対してのアピールはしていないのですが、実際のところは両社に違いは見られませんでした。
どちらも水滴が乾いた輪の跡があります。


次に水面との境界はどのようでしょうか。
古いトイレはよくここが汚れます。

LIXILとTOTOの水面境界の汚れの差
LIXILとTOTOの水面境界の汚れの違い

LIXILはほとんど汚れ線がでていませんが、TOTOは汚れ線を意識できるレベルです。


汚れ付きにくさ性能としてLIXILのアクアセラミックが、TOTOのセフィオンテクトより優れていそうです。
ほとんど掃除をしたい状態での結果なので、普段定期的に掃除をすれば、汚れ線はできないでしょう。
TOTOの汚れ線ができてはいますが、従来の便器に比べると、格段に汚れにくくなっています。



汚物がつきやすいのはTOTO

TOTOの汚物の付くところ
TOTOの汚物の付くところ

TOTOだけなぜか決まったところに汚物がつきます。
LIXILはほぼつきません。


考えられる原因をあげてみます。
水面の面積
水流
水の親和性


水との親和性はLIXILとTOTOどちらもうたっていますが、その違いでTOTOの左右の汚物のつく、使いないの違いはでないはずです。


水面積はどうでしょうか。

LIXILとTOTOの水面積の違い
LIXILとTOTOの水面積の違い

水面積を比較してみると、LIXILのほうが大きいです。
この分水面に汚物が落ちれば、乾いた陶器面への密着が防げます。


しかしこれも左右の違いは説明できません。
最後に水流の違いを検討してみます。

LIXILとTOTOの水流の違い
LIXILとTOTOの水流の違い

LIXILのパワーストリーム洗浄と、TOTOのトルネード洗浄で名前が違いますが、どちらも外側から内側に弧を書く水流です。

違いは水流の数で、LIXILが1つで、TOTOが2つに分かれます。


動画でも違いを観察してみます。
まずはLIXILから。

見るポイントは水流の出るところが1つなのと、水が中央の水面付近にどのように流れ込むかです。

LIXILアメージュZリトイレ(フチレス)床排水手洗い付き大5L小3 8L



次にTOTOを見てみましょう。
見るポイントは水流の出るところが2つなのと、水が中央の水面付近にどのように流れ込むかです。

TOTOピュアレストQRリモデルタイプ床排水手洗いなし大4 8L小3 6L

残念ながら目視でTOTOが左右の水流の違いが原因で、汚物がつきやすいとは判断できないです。


まとめると左右の汚物のつくつかないの違いは、理屈から水流によるもの差と考えられます。
加えて汚物が便器につかないための水面積の大きさ、ついてしまった後のセフィオンテクトの表面加工が、汚物のついた場所の違いに対し、最後の決め手である水で押し流す左右のムラを、カバーできなかったといえます。


ふちの内側が汚れるのがTOTO

LIXILの「フチレス」、TOTOの「フチなし」言葉だけ見ると同じようにフチがないように思えますが、実は大きな違いがあります。
うっかり言葉だけに騙されてはいけません。


TOTOは洗浄水や、尿の跳ね返りを防ぐために「返り」があります。

LIXILとTOTOのフチの違い
LIXILとTOTOのフチの違い

返りの部分は汚れができそうです。


返りの部分は普段使いだと見えないのですが、どうなっているのでしょうか。
おそるおそる視線を下げてTOTOのフチの返りをのぞいてみます。

TOTOの便器で手前のフチ返りの汚れ
TOTOの便器で手前のフチ返りの汚れ

残念ながら汚れが発生しています。
なぜでしょうか。



LIXILとTOTOの便器手前のフチ付近の水流を見比べてみます。

まずはTOTOから。

見るポイントは汚れているところに水流がかからないところと、水流の強さです。

TOTOフチ付近のトルネード洗浄

カビの汚れているところは、水が流れず汚れをさらっていないことが分かります。



次に汚れにくいLIXILを見てみます。
見るポイントは、同じように水流がフチ全面にかかっているかと、水流の強さです。

LIXIL便器フチ付近のパワーストリーム洗浄

水流を観察すると、LIXILはTOTO同様にフチ全面に均一には当たってはいませんが、水流は強く吐水口が1つためか、ぐるぐると水流が回ります。


2つを比べて見ると、
TOTOは2つの吐水口から水流が回りますが、勢いは2つに分散されるためにLIXILに比べて弱いです。
その分汚れを流す力が弱いです。



したがってTOTOのフチの汚れとカビの発生は、
1.フチ面の不均一な当たり方で、カビの栄養分の汚れが残ってしまっている
2.空間の覆いによる湿度がたまる
3.水流の強さ不足で、汚れが取り切れていない
の3つが原因といえそうです。


フチ付近の飛び跳ね汚れ程度では、水流の強さの強弱で、汚れが落ちる差が出てはこないはずなので、この点は除外します。


まとめると、
LIXILも水流はフチを均一に流してはいないので、TOTOはフチに返りがある分、空間が覆われているので風の通りが悪く、湿気がたまりやすくなるのが、LIXILとTOTOのカビの発生の分かれ目になっているといえます。


お手入れの違いが分かったところで、次は節水性能を見てみましょう。

 

 

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節水性能

交換した2年前の2017年当時のから、節水性能は2019年6月時点でお互いに変わらず、多少TOTOが優秀です。
TOTO 大4.8L/小3.6L
LIXIL 大5L/小3.8L


節水能力は水道料金の節約に強力に貢献します。
トイレの水の使用量は、毎日何リッターもの水を、家族の人数分流していくので、家計の見直しとしての効果が高いです。


我が家では年間で約2万円強の節約になりました。
下記のレビュー記事が参考になります。

トイレの交換費用を安くした4つのこと【自宅の実例解説】
実際にTOTOとLIXILのトイレ交換を踏まえて、節水とお手入れの性能を守り、ムダを省き節約した商品選択と、DIYでの取り付けメリット、節水でいくら節約になるのかなどを分かりやすく伝えていきます。



ところで節水性能が高いに越したことはないのですが、モノが流れないと問題外です。
TOTOとLIXIL両方ともに水量を増やせる仕組みがありした。
LIXILの施工説明書によると、自治体によっては洗浄水量が規定されている地域があるようです。


TOTOは大6L、小4.8への変更が、タンク内の調整で可能です。
LIXILも大8L、小6Lへの変更が可能ですが、別途部品が必要になります。


参考までに、以前自宅の屋外配管が劣化し漏水して、水道屋に交換してもらったときの話ですが、
節水タイプトイレは詰まりやすいとのことです。
使ってみて流れにくいようだったら、水量を増やせることができるので安心ですね。


節水の決め手となるどちらも回転する水流の、TOTOトルネード洗浄、LIXILのパワーストリーム洗浄ですが、LIXILの洗浄を観察するとメーカーはうたってないのですが、最後に吸い込んでいくサイホン性能を持っているようです。


ただLIXILはサイホンで勢いよく、一瞬水がすべてなくなるまで吸い込んでいく、安心感があるのですが、細かい戻りが来る時がたまにあります。
ちょっと残念で注意なのですが、そんな時には小を一度流すと大丈夫です。



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その他の比較

少し気になった細かい違いを上げていきます。




座面の下の掃除のしやすさ

LIXILとTOTOの便座の外し方
LIXILとTOTOの便座の外し方

我が家のタイプはリフトアップといってレバー一つで上がるタイプではありません。
男性は前向きに座って、小便をすれば便器と便座の間が汚れることはほぼありません。


ただ外すのもそれほど煩雑ではなく、どちらもプラスチックのボルトから、ナットを2本外すと便座が外れます。
3分ほどの作業時間です。



LIXILとTOTOの便座を外した状態
LIXILとTOTOの便座を外した状態

どちらも外すと掃除は突起などなく、外して隠れていた面も、便器と同じ表面加工になっているので、軽くふくだけで簡単に汚れが取れます。



取り付けしやさ

この点は自分で取り付けする人の場合です。


LIXILは排水との接続で、掛りがあったりと、便器の取り付けしやすさが良かったですね。
ほか細かい所に気を使っている気持ちが伝わってきました。

TOTOは旧便器と新便器の差の図面がFAXでもらえたので、旧便器が乗っていた床面が、新便器で隠れるのが安心できました。



大小レバーが逆

どうでもいいようなことですが、レバー操作が反対になります。


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まとめ どちらがお勧めか

我が家の交換の理由は節水のお金と、掃除のしやすさでした。

TOTOのほうが節水性に優れていますが、その差は0.何Lのささいなものです。

フチの掃除のしやすさ
汚れにくさ

多少の節水性能の差とお手入れの頻度を天秤にかけると、汚れの付きにくさが高いので、お手入れが少ないLIXILに軍配が上がります。


あまりきれいな話ではないので、さらっと読み流してほしいのですが、古いトイレは汚れがつきやすく、なるべく使用後の汚れをつきにくくするために、大便の時は事前にほんの少しレバーを引いて水を流し、さらにトイレットペーパーを敷いてから用を足していました。
男性用の小便器によくある、センサーで近づくと事前洗浄で少し水が流れて、汚れをつきにくい状態にする。
それを手動でしていました。


かし新しいトイレは違います。
水も流さず、紙も敷かずにそのままで大丈夫です。
ほとんど汚れがつきません。


当時の作業が、新しいトイレにしてことで懐かしい思い出に代わります。
そんな汚ないものを扱うトイレの掃除をより楽にするLIXILを、ここまで読んていただいたあなたに自信をもってお勧めします。

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