
パキッ。あっ、またこわ割れた!

もうプラスチックはやめた
丈夫なステンレスピンチハンガーに買い替えたい!

でも使いやすさはどれかな?
長く使えるのがいいけど

比較しないと、一つだけ見ていても分からないわよね。
そこで人気のニトリや無印良品、ダイソー、大木製作所、コストコ、パール金属、アイリスオーヤマでステンレスピンチハンガーの違いを調べて鋭く比較、おすすめを紹介していきます。
ニトリと大木製作所とダイソーは自宅で使っていて、その他は可能な限り店で確認して解説します。
一見みんな同じように見えますが、レビューを読み込み、現物を確認して比較することで買ってはいけない商品はなにか、どの点に注意して選べばいいのかが分かりました。
特に人気のメーカーは買ってはいけないもの。
知らないで買って後で失敗して後悔しないように気を付けてください。
7社のステンレスハンガーを比較して納得する、大木製作所の使いよさ
はじめに

もうプラスチックはやめる。
何度も壊れて、捨てて、買い直して、また壊れて。
こんな状態に終止符を打ちます。
お金も、時間も、環境にもよくないです。
これからはずっと使えるおしゃれなステンレスハンガーを使います。
これでピンチハンガーのストレスともサヨナラです。
人気のステンレスピンチハンガーをピックアップして比較検討していきます。
それに先立ち解説の前に先に評価を出しておきます。


なぜか無印の評価悪いのね
7社の商品比較

- はじめに
- いまココ6社の商品比較
- 購入のポイントは3つ
- まとめ
さっそく7社の商品を比較していきましょう。
3つに分けて紹介していきます。
・おすすめ度
・お店でチェック!
・ピンチ数や商品種類など
それでは人気のニトリから。
ニトリのステンレスハンガー

プラタ(40ピンチ)
安くて機能的なニトリ。
ニトリのステンレスハンガーは写真の40ピンチと、販売終了品の円形、小判型の3種類を自宅で使っています。
評価:★★★☆☆3
おすすめしません。
理由は2つ
本体の落下とピンチのつかみにくさです。
おすすめしない理由1
本体の落下
わが家で使っていて4年たち、物干しフックと本体の接続が壊れ、落下しました。
構造上の問題なので、使い方により異なるでしょうが、いづれ落下するはずです。
問題はフック軸をプレスでただ押し広げて、本体接続プレートとの外れ止めとしていることにあります。

他社も比較してみます。
→大木製作所は、L字片を2つ溶接しています。
→無印良品は、半円形に押し広げています。
→TOHO(コストコ)は、軸そのものが90度曲げられて、その先が握りになっています。
→アイリスオーヤマとパール金属はまだ確認できていません。
ただしアイリスオーヤマは落下報告があり。
ブログのレビューで探してみると、わが家と同じ個所での壊れ報告が上がっています。
詳しくはこちらの記事
おすすめしない理由2
ピンチがつまみにくい
ピンチのつまみがねじれているので、プチストレスです。
ニトリだけ使っている分には分からないかと思いますが、良いものと同時に使っていると使いにくさが分かります。

その他としてはステンレス性能が18-8ステンレスではないので、レビューにはサビるとの報告がありました。
沿岸部にお住まいの方は避けた方がいいのかもしれません。
・ピンチはリング式で、2.5巻き。
→他社はリングの巻き数が少ないので、引っ張って使うとゆがんで、外れてくる。
・ピンチの強さはやや弱く、洗濯物を引っ張って取れる程度。
・ピンチの回転しやすさは中程度で、問題ありません。
・フック下が大きく開いているので、持ち運びがとても楽。
・フックから洗濯物までの距離は実測30cmで、優秀ですね。
・からみテストは10回中、1回もからみませんでした。
他の方のニトリの商品詳細とレビューはこちらから
・サイズ展開は24、40、52ピンチの3商品
・ステンレス(簡易ステンレス)
・風で飛ばされないように物干しフックのストッパー付き
・折りたたむ方向は、山折り
※次に紹介する大木製作所と同時期に購入した2つの詳細な比較記事が別にあります。
合わせて参考にしてください。

無印良品のステンレスハンガー

オールステンレス角型ハンガー・大
約56.5×35.5cm・ピンチ28個付
評価:★★☆☆☆2
おすすめしません。
理由はつかいにくいから
レビューには製品の個々の出来の良し悪しや、個人の感覚の違いで、悪い評価はつきものですよね。
しかしお店でチェックしたところ、造りがレビュー通りよくないです。
無印良品の飾らずシンプルで機能的な良さは、ステンレスピンチハンガーであれば他社で満たされてしまいます。
無印良品公式サイトの商品レビューでは評判が悪く、反対にブログでの評判は良いので、どちらが本当なのか実際にお店で確かめてきました。
レビューの代表的な内容を要約して紹介して、それに対して確認した結果のコメントを矢印(→)で加えていきます。
ピンチの配置により、 小物をたくさん干すのには良いが、幅いっぱい干すのは4か所しかない

→調べてみるとその通り。
これは非常に残念です。もう少しピンチ数を増やしてもらいたいところです。
4枚しか干せないのはありえないですよね。
他の場所はどうでしょうか?

先の4か所以外の場所は、両端の長さで16cmしかないので、ハンドタオルでさえ端をつまんで干せません。
これは小サイズではなく、大サイズでのピンチの配置です!
これでは洗濯物を干す量が足りないので、無印はメイン使用には向かないでしょう。

無印なのにガッカリだわ
ピンチが回転しにくく(動いても45度)、洗濯物と90度で直交するため、手首をひねらなくてはいけないのでつまみにくいし、洗濯物がよじれる。

洗濯物がねじれる
→素直に干そうとするとねじれます。洗濯物にもよくないですし、乾きも悪くなります。
ピンチの回転しやすさは、大木製作所のチェーン式が一番柔軟でよく、ニトリのリング式はその次、
です。なので無印のリング式は一番不自由です。

フックから洗濯物までの距離が長いので、大物が床をする

→これは物干しフックの下に「持ち手」あるためです。
持ちの分高さが長くなるので、洗濯物を干した時に床をすって、汚れやすくなります。
したがってこのフック下の「持ち手」構造はダメです。
実測でフック下からピンチまで約36cmあり、旧タイプの大木製作所とほぼ同ではありますが、今回の6社比較の中では長いほうに入るのでダメです。
一方で異なる構造もあります。
この後紹介するTOHO(コストコ)や、大木製作所の新しい「やさしいステンレスハンガー」も、持ち手があるのですが、違うのは持ち手がフレームの下にあるので、その分長さが変わることなく、持ち手がついても床をすりやすくなることはありません。
折たたむとピンチ同士が引っ掛かる
→寝かしたり、立てたりしながら10回試しましたが、1回もからみませんでした。
問題ありません。
重い
→大木製作所のステンレスハンガーDLの1.1kgより軽いのですし、無印が飛びぬけて重いわけではないです。
ステンレスハンガーが一般的に、プラスチックのハンガーと比べて重いのは仕方のないことです。
ピンチのばねが強いため、開きづらくつまみにくい、その分ジーパンがしっかり挟さまる
→ばねの強さは、体感で大木製作所と同じなので、問題ありません。
また開きづらくも感じません。
その他レビューで言われていませんが分かったことは、
→ピンチのサイズは、大木製作所とほぼ同じくらいに大きいので握りやすいです。
※ここで上げたい以外の無印商品の商品詳細とレビュー はこちら
・18ピンチ(重さ0.670kg)と、28ピンチ(重さ1.02kg)の2商品
・風で飛ばされないように物干しフックのストッパー付き
・持ち運び用に「持ち手」付き(位置が悪い)
・18-8ステンレス(上位ステンレス)
・折りたたむ方向は、山折り
大木製作所のステンレスハンガー

大木製作所は知名度が低いのですが、つくりの良さがネットで評判のよいランドリー商品を扱う町工場です。
上記写真の28ピンチで、DLタイプを所有しています。
評価:★★★★☆4
紹介する商品で一番におすすめ
理由は
溶接の頑丈さ、ピンチのつかみやすさの基本的な性能がしっかりしているから。
もちろんデメリットもあります
・物干しから、洗濯物までの高さが長く床をすりやすい
・他社と異なり谷折りなので、畳んでの持ち運びが困難で、洗濯物を外した状態でも畳んで物干しに掛けられない
・ピンチはチェーン式
ごくたまにチェーンがずれて、左右のチェーンが不均一になることがありますが、フレームから外れる程度ではありません。
・ ピンチの回転しやすさはとてもよく、どの方向に洗濯物を干しても、洗濯物がよじれることはありません。
・フック下の開口は狭く、重心からずらして手を入れて運ぶようになりますが、気になる程度ではありません。
・からみテストは10回中、1回からみました。
※大木製作所のステンレスピンチハンガーがいつの間にか改良されていました。
公式ホームページには何もないのですが、販売されています。
いままでのデメリットが改善されているのでこちらも合わせて確認してください。

・商品展開は8商品
「折りたたまない」6、12、14、20ピンチ
「折りたたみ式」20、24、28(ピンチ内側も入り)、28ピンチ(ピンチは外周のみ)
・18-8ステンレス(上位ステンレス)
・折りたたむ方向は、谷折り
【番外編】ダイソーのステンレスハンガー

評価:★★★★☆4
おすすめ
理由は
比較する中ではサイズ違うし最高ではないが、価格なりにはよくできている
ピンチが少ないので、2つ、3つ合わせて他のステンレスハンガーの代わりとして使うことはできなくはないですが、干すスペースを有効活用はできません。
またベランダと室内を出し入れするのであれば、何度も往復するは面倒ですね。
なのであくまでサブ的な使い方になるでしょう。
メリット
400円で16ピンチあるので十分活躍できます。
デメリット
引っ張って洗濯物を取るとピンチのリングが開いてくるので使いづらくなる。

ピンチの強さはニトリと同じくらいで硬くなく、弱くなく丁度良いくらいです。
ジーパンも2点止めできます。
物干しから、風で飛ばされないストッパーも付いています。

ピンチの付き方、形状はニトリとそっくりですが、リングの巻き数が現在のニトリより少ないので、引っ張って洗濯物を取って使うと、リングが開いていきます。
16ピンチで400円(丸型フレーム)
8ピンチで200円(角型フレーム)
6ピンチで150円(丸型フレーム)
コストコのステンレスハンガー

コストコや楽天、Yahooで取り扱いがあるTOHOのメーカー製です。
※コストコは仕様変更があり、 ピンチと本体の接続がチェーン(大木製作所の方式)からリング式(ニトリの方式)になりました。
評価:★☆☆☆☆4
総合的に判断して購入はおすすめしません。
理由は3つ
ピンチの本体との接続がニトリ同様にリング式で、1.5巻き(ニトリの旧仕様)のため、リングがゆがんでピンチが外れてくる恐れがあります
またピンチの強さが想像以上に固く、またつまむ個所はニトリ同様に短いので、握力の弱い方だと疲れてしまいそうです
フックから洗濯物の距離が短いのは利点ですが、フレームのつくり、特にフックと本体を結ぶアームの接続などの強度不足でフレームが崩壊の恐れがあります

コストコ残念!
耐久性に難あり
詳細を見ていきます。
ステンレスピンチハンガーの壊れ.png)
お店の展示品を確認するといくつかの壊れていました。
フックをつる4本アームのうち、3本が外れていた(写真の水色)
ピンチ同士のからみが多数(写真の緑)
リングのゆがみからくるピンチの外れも多数(写真の赤)
お店でお客さんが自宅の物より手荒に扱うの結果なのでしょうが、あまりにもさんざんたる状態でした。
このようになった原因は、繰り返しの折りたたみによる、からみからくるものと思われます。
特にステンレスハンガーを折りたたんで使う予定の人は、写真の状態になる可能性があるのでおすすめしません。
その他としては、
・フックから洗濯物までの距離は実測で29cmと、比較対象の中で最短で優秀です。
つまり長い洗濯物が床をすらずに干せます。
・ピンチは他社比較の中で一番ばねが強く、長さはニトリとほぼ同じく短いので握りにくいです。
・からみテストは10回中、1回からみました。
・フレームの溶接強度
レビューによると溶接部分が弱い意見がありましたが、そうは見えませんでした。
個体差かもしれません。
また関連してフレームの太さが細く、特にフックから本体を結ぶ4本アームは、弱々しい印象を受けました。
・ピンチの回転しやすさはニトリと同じで、中程度です。
外のピンチ向きが、無印と同じく長物を普通に干そうとすると、洗濯物とピンチが直交しますが、回転しやすさは悪くはないので、ねじれはほとんど気になりません。
・ピンチはニトリ同様リングでつながれ、リングの巻き数は1.5巻きです。
いづれゆがんで外れていきます。
・持ち運ぶ際にフック下の本体に開口がふさがっているので、重心からずらして手を入れなければいけないのですが、気になるほどではありません。
レビューまだないので、コストコの個人ブログの下のコメントが参考になります。
・サイズは30ピンチの1サイズのみ。(以前は32ピンチ)
・18-8ステンレス(上位ステンレス)
・折りたたむ方向は、谷折り
・持ち運び用の「持ち手」あり(配置が良い)
パール金属のステンレスハンガー

パール金属 サステイン
ステンレス製折りたたみ式物干しハンガー
42ピンチ H-8769
Amazonでの多数のレビューから高評価を得ているので、実績もあり候補になりそうです。
評価:★☆☆☆☆1
おすすめできません
理由は
本体の強度不足のため
残念ながらどこにも現物を確認できませんでしたが、商品レビューをすべて読み、構造を写真で観察した結果です。
Amazonレビューは商品を絞ってチェック!
パール金属のステンレスハンガーはサイズ展開が多いので、Amazonレビューで何もフィルターを掛けずにレビューを読むと、他のサイズのものが混じってしまいます。
レビュー総数は800を超えますが、今回の比較サイズの42ピンチに絞ると、その数は100になり、さらにその内訳は高評価と、低評価で半半です。
つまり「折りたたまないの商品」の良いレビューが、問題となる「折りたたむ商品」のレビュー評価を上げてしまっていたのです。
今回私はこの落とし穴に初めて気が付いたのですが、これはステンレスハンガーに限らず、Amazonで商品レビューを見る時は要注意です。
少し本題からそれたので話を戻します。
これは重要なのですがレビューをまとめると
フレームの構造欠陥で、やがて分解します。

広げたときの、中心の可動部分の構造に欠陥があり、重さがかかるとキチンと水平を保持できず、V字になり、やがれ可動部分の負荷が限界を達して、外れて分解します。
構造設計で分からずに試作品ができてしまったとしても、なぜ商品テストの段階で欠陥が分からなかったのか、疑問が残ります。
この点で他社を比較してみましょう。

パール金属の山折りタイプは、ニトリ、無印、アイリスオーヤマと同じです。
ところがこの3社はフレームつなぎのヒンジの上に、「力受け」を付けているので、パール金属よりしっかりとしています。
※谷折りタイプの大木製作所とコストコは、構造が大きく異なり、フックから本体へのアームの張りで、力を逃がしているので問題ありません。
・サイズは、6サイズ
→8ピンチ、16ピンチ、12ピンチ、20ピンチ、30ピンチ、42ピンチ
・ステンレス(低位ステンレス)
・風で飛ばされないように物干しフックのストッパー付き
・折りたたむ方向は、山折り
作りが非常にニトリに似ています。折りたたむ方向、 ピンチのリング式、ピンチの配置など。
サイズ展開も多く、特に壁際でも干せる半円形の12ピンチは興味深いです。
アイリスオーヤマのステンレスハンガー

50ピンチ PIH-50SH
日常使いのアイテムを新しいアイデアで使いやすくした画期的な新商品が魅力ですね。
直販ストア、Amazon、ホームセンターでの取り扱いがあります。
評価:★★☆☆☆2
おすすめできません
理由は
メンテナンスが面倒なため
ピンチの接続がリングタイプで、その巻き数も1.5巻きで十分なリング強度ではありません。
自宅で使用しているニトリ同じく、リングが広がり、ゆがんでピンチが外れて、ペンチで直しながら使うようになります。
また別の面でこちらの方はフックが本体から2回外れて壊れています。
これは構造的な問題かもしれません。
・商品種類は3つで、32、42、50ピンチ
・ステンレス(低位ステンレス)
・風で飛ばされないように物干しフックのストッパー付き
・折りたたむ方向は、山折り
ステンレスハンガー選びでおすすめポイント3つ

- はじめに
- 6社の商品比較
- いまココ購入のポイント3つ
- まとめ
6社の具体例を見てきたので、これを踏まえて、ステンレスハンガーを選ぶおすすめポイントを整理します。
大木製作所のステンレスハンガーが一番のおすすめでしたが、今度は各機能に注目してそれぞれに良し悪しを判断していきましょう。
ステンレスピンチハンガー選びの3つのポイント
1.サイズは、壁にぶつからず、大きいもの
2.ピンチの数は、多ければよい
3.2つに分けて使う
それでは本体のサイズから見てきましょう。
1.本体のおすすめサイズ

回転できる最大のサイズがおすすめ。
物干し竿の前後の位置を調整して、そこで壁にぶつからずに回転できる本体の最大のサイズです。
サイズが大きいことのメリットデメリットを見ていきます。
サイズが大きいメリット
・ピンチに余裕があれば、乾きやすい配置を気にせずに、とにかくたくさん早く干せる。
・本体を2個に分けて購入するよりも、ピンチ一つ当たりお安い。
サイズが大き過ぎるデメリット
・運ぶときには濡れた洗濯物ごとなので、大きいほど取り回しずらいし、重さも負担になってきます。これからずっと壊れないとすれば、体力が落ちてきたときには買い替えを検討する必要があるかもしれません。
・ベランダで本体の大きさが大きいと、大物を干して、風で回転した時に壁や柵にすって汚れます。
・また本体が家の壁にぶつかってしまうほど大きいと、風で回転しないので、平均的に乾きずらくなります。
面倒ですが、乾いたものから間引いて、再配置が必要になります。
→しかしながら、これらのデメリットは大きさいっぱいに(ピンチいっぱいに)干さなければある程度解決できます。
2.必要なピンチの数は?

必要なピンチの数は、洗うものの量(家族の人数)と、洗濯の頻度、洗濯機の容量、本体のハンガーの数によって決まってきます。
それでもピンチ数はただ多いほうがいいです。
もっと言うとピンチが多くなると本体も大きくなりがちです。
なので本体の大きさが同じだったら、ピンチは多いほうが良いです。
いいかえると本体のピンチ密度が高いものがいいといえます。
ピンチが足りないと干せない時がありますが、ピンチが多い分には使わなければいいのです。
洗濯物の配置でほしい所にピンチがない不便を、ピンチの多さで解決できます。
乾きずらいものはピンチを飛ばして隙間をあけますよね。
逆にすぐ乾くときは、隙間を詰めていっぱい干したいときに、洗濯物を重ねて1つのピンチで止めるストレスをピンチの多さで解消できます。
冬や梅雨はピンチが多く欲しいです。
夏は薄着ですぐ乾きますが、冬は着る数が多く乾きずらいので、ピンチも多く欲しいです。
梅雨時はより乾きずらいので、ピンチを全部使わず、洗濯物の隙間を広める必要があります。
少しそれますが、わが家で梅雨はサーキュレーターと除湿器を使って乗り切ります。
また普段も夜に部屋干し、日中外干しの2回洗濯します。
よってサーキュレーターはフル稼働。
こちらが参考になりますよ。

子供が小さいと洗濯物が増えます。
小さい頃は特に食べ汚してよく着替えます。
体調を崩すと、汚物よごれなどで洋服以外にも洗濯物が増えます。
参考までに我が家では、家族4人の子供2人で、朝夕の一日2回の洗濯をし、ステンレスハンガーはニトリと、大木製作所を1つずつ使用し、上着用にプラスチックでワンタッチ開閉8連を2つで、ほぼ事足りています。
ときどきニトリの円形と小判型のステンレスハンガー(販売中止品)を上履きやジーパンを干したりと、足りないとき、ちょい干しに使っています。
3.本体は2つに分けて使うのがおすすめ

本体を2個以上に分けて使うのがお勧めです。
物干し竿で洗濯物を一つのピンチハンガーで密集させずに、長さいっぱいに複数のピンチハンガーで平均的に使えば、風の通りがよくなってその分早く乾きます。
本体を2個以上ということでは、小さいサイズもおすすめです。
我が家では今はもう売っていないニトリの小さい2サイズを使っていますが、ジーパンを一つ干したり、上履きを干したりするのに手軽で便利です
そこで今改めて買うのならおすすめを2つ。
一つは半円と、もう一つはパラソルハンガーです。
形が半円なので、壁際のカーテンレールなどに引掛けても壁にこすれず、扇風機で風を当てれば揺らいで、乾きが良くなります。
先の評価では悪いパール金属なのですが、こちらは折りたたむ構造でないのでこの点は大丈夫です。
ただピンチがリング式なので、引っ張って洗濯物を取るのはやめましょう。
Amazonの商品レビューもこの商品に絞ってみると、よい評価が多いです。
多くの洗濯ものは干せませんが、この形が、狭いところに干しても邪魔にならずに、靴下など小物を干すのに微妙に使いやすくて、とても良い。
半円の他にはパラソルハンガーがおすすめ。
タオル以外にも干せるものです。

ニトリのステンレスハンガーを直しながら使っていたのですが、面倒なってきたのと新しいものを試してくなったので、パラソルハンガーを購入しました。
使い勝手は良好です。
4.その他の購入のポイント

その他の細かいポイントをこちらで整理していきます。
まず押せえておくのは次の5点。
しっかりと押さえる5点
1.耐久性
2.ピンチのつかみやすさ
3.ピンチの配置
4.表面にトゲがないか
5.ピンチのつかむ強さ
そして状況によっては次の4点も気になるでしょう。
できれば気にしたい4点
6.折りたたみ時のからみにくさ
7.持ちやすく運びやすいか
8.高さが低くて洗濯物が床を擦らないか
9.風で外れない(ずれないゴム)ストッパーがあるか
では見ていきましょう。
1.耐久性
これが購入の一番の動機ですね。
プラスチックに比べて壊れにくいステンレスピンチハンガーを買うのですから。
最も重視したいポイントです。
耐久性で問題となるのは以下の4点です。
耐久性のポイント
A.ピンチと本体の接続(特にリングタイプ)
ピンチ自体が壊れることはないのですが、多くの場合ピンチが本体フレームにリングでつながっています。
洗濯物を引っ張って取ったり、折りたたんで使っていると、だんだんとリングが広がってゆがんできます。詳しい状態はこちらの記事が写真付きで参考になります。
耐久性のポイント
B.物干しフックと、本体との接続方法
ただプレスして押し広げているだけだと、経年劣化で落下します。
アイリスオーヤマの落下例
アイリスオーヤマの落下例2
形からして無印の落下例
耐久性のポイント
C.本体フレームの溶接具合による壊れにくさ
フレームの溶接が外れると、もう使えません。
レビューによる溶接の不具合情報がある商品は注意です。
耐久性のポイント
D.ステンレス含有度の違いからくるサビにくさ
ただの「ステンレス」表記より「18-8ステンレス 」のほうがサビにくいです。
2.ピンチのつかみやすさ
毎日の何回もつかむので、使いやすさはプチストレスです。
大切なポイントは以下の4つです。
A.本体の接続方法
B.持ち手の長さ
C.握り硬さ
D.ゆがみ
順に見ていきましょう。
2.ピンチつかみやすさ(ピンチと本体の接続方法)

リング式
ニトリなどが採用し、最もポピュラーです。
ピンチの握りの上部分に重なるので、握りの長さが短いとつかみにくいです。
2点つり下げ式
無印良品に見られますが、ほかこの方式を使っているのはごく少数です。
つかみやすいですが、回転しにくいです。
チェーン式
大木製作所でしか見られません。つかみやすく、回転しやすいです。
2.ピンチつかみやすさ(ピンチの持ち手の長さ )

この部分が短いと、つかむときに意識して場所を定めなくてはいけないのと、長ければテコの原理で楽にピンチを広げられます。
2.ピンチつかみやすさ(ピンチの握り硬さ)
つまむのに疲れるほど硬く感じなければ、大丈夫です。
お店でできればつまんでみるとよいでしょう。
ステンレスのピンチは多くの場合に、つまむ部分が面ではなく、輪の状態なので、指が痛くなるほどでなくても、疲れます。
コストコは一番の硬さでした。
2.ピンチつかみやすさ(ピンチのゆがみ)
ピンチの握りがゆがんで、上から見ると「 | | 」のように平行ではなく、「ハ」の字だったり、さらにハの字が上下にずれたりすると握りずらいです。
これはできのよいものと同時に使っていると違いがよく分かります。
3.ピンチの配置
タオルなどの大きいものがいくつ干せるか。
無印は4つしか干せませんでした。
また外周のピンチと、内側のピンチがズレていると、隙間が空いて乾きやすく、良い配置です。
4.表面にトゲ(突起)がないか
製品として基本的なところです。
製造上の出来が悪さでできるトゲ(突起)をバリといいますが、これが残っていると指を切ったり、洗濯物を傷つけたりします。
今回紹介する商品のレビューにはほとんどなかったかと思いますが、あまり聞かない海外メーカー製のレビューに報告があるので、注意しましょう。
もしあった場合には、100円ショップで売られている棒状のダイアモンドヤスリでやすってバリを落とします。
5.ピンチのつかむ強さ
これらはそれほど問題となりません。
ジーンズなどが、ずり落ちそうであれば、その分ピンチを多く挟めばいいだけです。
→以下は使う家庭の環境、生活スタイルによって、判断が分かれるところです。
6.折りたたみ時のからみにくさ
折りたたんで広げたときに、ピンチ同士や、ピンチと本体のフレームがからまないか。
今回の記事では10回の開け閉めを、左右、縦横に倒しながらテストしました。
今回紹介したタイプであれば、新品の状態でピンチが2点で止まっているのでほぼ問題ありません。
からむのはピンチがリング式でゆがんできて、リングが広がりここにからむか、ピンチが片側外れて1点固定になった時です。
7.持ちやすく運びやすいか


運ぶときはフックの真下へ、フレームを抜けて手を入れて運ぶのが一番力がいらず、楽なのですが、これが可能かどうか。
コストコや、新しい大木製作所のは「持ち手」があるのでさらに楽です。
8.高さが低くて洗濯物が床を擦らないか
持ち手の部分があるステンレスピンチハンガーは握りやすく、運びやすいですが、持ち手のつく位置に注が必要です。
本体へのアームの上に、持ち運び用の持ち手がついている場合は、その分高さが増すので、洗濯物が床を擦りやすくなります。

フックを掛ける物干しから、洗濯物の上までの距離が長いと、それだけ洗濯物が床を擦りやすくなります。
9.風で外れない(ずれないゴム)ストッパーがあるか

物干しにかかるフックのゴムがあればステンレスハンガーが強風でも動きません。
なので他の洗濯物のハンガー類と集まり、時にからんで回転しなくなって乾きづらくなるのを防ぎます。
ただ我が家ではゴムなしで使っていますが、ごくたまに風で寄ってしまうことがあるだけで、特に必要を感じません。
風で飛ばされないロックは、ステンレスハンガー自体が重いのと、洗濯物の重さで飛ぶことはないとのレビューが多いのに加え、ロックがなくて飛んでしまったというレビューもないのです。
したがってステンレスハンガーの風で外れないストッパーは、よほどの強風地帯でもない限り必要ないようです。
またゴムは劣化するのと、すれて切れてしまいまるので消耗品です。
大木製作所のステンレスピンチハンガーのフックゴムを取り寄せて新しくしました。

まとめ

具体的に6つの商品を見てきました。
そしていったん商品を離れて、それぞれの機能に注目してきました。
そして最後の総まとめです。
消去法で再び商品に戻り、6商品をふるいにかけていきます。
アイリスオーヤマ、コストコ、パール金属は、本体とピンチを接続するリング方式をとっているので避けましょう。
ニトリは現在リングの巻き数が2.5巻きに改良されているので、除外します。
理由は、折りたたみ時のからみや、洗濯物を引っ張って取ると、少しずつリングがゆがんできて、さらなるからみから、リングのゆがみを加速させ、ピンチの外れにつながります。
我が家ではピンチのゆがみを直しながら使い続けていますが、面倒な作業です。
その他6社以外の、ピンチリング式商品を検討する際には、リングの巻き数を必ず確認してください。
無印良品は、日常使いが不便です。
ピンチはリング式ではないのですが、洗濯物とピンチが直交するので、洗濯物に合わせて手をねじらなければピンチをつまめない点と、大物が4点しか干せない点です。
ニトリは、使いやすさで妥協できるので、いつか起こる落下の構造的な問題を除けば、日常的に使える商品です。
ピンチのリング式ですが、他のリング式が1.5巻き(かつてニトリも1.5巻きだった)に対して、2.5巻きになっているので、ピンチの外れやからみが改善されているはずです。
大木製作所は、リング式ではなく、日常使いの不便さもないので、結果として最もお勧めできる商品です。
デメリットしては、本体価格が高いこと、比較すると総高さが高いので、洗濯物が床を擦ってしまうこと、もう少しピンチが欲しい程度です。
ぜひ他の方のレビューも確認の上で購入を決めてください。
サイズは内側にピンチがつくDLがお勧めです。
比較として同じピンチ数のLLがありますが、こちらはピンチ数がDLと同じで、内側にピンチのない分寸法が大きくなります。
他と比べるとお値段は多少高いですが、壊れることのない大木製作所のステンレスピンチハンガーを選べば、この先いつか壊れて買い替える手間や、どれにするか探す手間から解放されます。

やっぱり高いだけのことはあるわね。
※さらに使いやすさを追求するなら、大木製作所の改良版がお勧め。
ちょっとした生活のコツですが、潤滑剤を軸に吹くと、少しの風でもハンガーがくるくる回って、洗濯物がよく乾きます。
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