ウォシュレットどれがいいのかわからない
どれでも同じ、安いのでいいのでない?
やっぱり決め手はノズル掃除でしょ
ウォシュレット選びは悩ましい。
一体どれを選んでいいのか誰か決めてほしいですよね。
なので、
やっぱり掃除の一番大変なのはノズル。
TOTO、リクシル、パナソニックから業者向け、個人向けをすべて網羅して衛生的で、掃除が楽、かつ必要な機能に絞ったウォシュレットを選びます。
ノズル掃除が楽で一番安くてコスパの高いのはTOTOの瞬間式TCF8CM67だった
機能のどこをおさえるか?
ウォシュレットはピンキリで上はTOTOの最上位モデルの実売で9万円!
これは便器とタンクのスタンダードモデルが買えて、さらにおつりがくる値段です。
なので何を捨てて、何を残すかをきちんと決めないとダメですね。
大事なのはやっぱりノズルの掃除
便座や便器の汚れもそうですが、一番掃除がしにくくて、汚れやすくて、掃除したくないのはノズルです。
なので
ノズルをキレイに保つ機能だけは妥協しない商品選びをします。
そしてノズルの汚れにくさは妥協しない商品選びで選ばれたのは
TOTO
瞬間式TCF8CM67
それではここに焦点を当てて各社の違いを見ていきます。
まずはTOTOとリクシル、パナソニックのアピールポイントを抑えます。
TOTOのノズルきれいポイント
TOTOのおすすめポイントは2つあります。
ノズルを次亜塩素酸水で洗う
次亜塩素水は水を電気で分解してできる除菌水で、TOTOは「きれい除菌水」と呼びます。
使用前後に水と次亜塩素酸水の両方で洗い、さらに使用していないときにも定期的に次亜塩素酸水で洗います。
シリコンを含むノズル
汚れにくい樹脂で作られたノズルを「クリーンノズル」と呼んでいます。
シリコンは滑りやすい素材としてシリコンスプレーなどは有名ですね。
具体的にはポリプロピレンにシリコンを合わせたものと、さらにシリコンオイルを染み込ませたとして特許を取得しています。
リクシルのノズルきれいポイント
リクシルのおすすめポイントも2つ
ノズルを銀イオン水で洗う
TOTOと同じようにこちらも殺菌効果のある銀イオン水を使います。
使用後に銀イオン水で洗う
さらに水でも毎回使用前後に洗う
ノズルも先端が交換可能
汚れがついてしまったノズルは交換できれば新品です。
でも先端だけ。
ホームセンターで5、600円で売っています。
ノズルをしまうフタ(ノズルシャッター)も交換可能です。
こちらは1200円で少し高い
それとビデとおしりのノズルが別
別なのは気分的にいいのですが、汚れの対象が2つになるのは気になります。
パナソニックのノズルきれいポイント
こちらも2つポイント上げましょう。
ノズルをオゾン水で洗う
でもこれが使えるのは、高価な便器一体型ウォシュレットのみ
ウォシュレット単体での採用はなく、一体型のL150シリーズタイプ1と0だけに搭載され、安くても実売価格で22万します。
なのでちょっと金額的になしかな。
傷がつきにくい丈夫なステンレスノズル
ノズルの穴一つで、お尻用とビデ用を一緒にして汚れから守ります。
穴が2つよりは1つのほうが、汚れが入りにくいですね。
あとは少しずれますが、銀イオンのノズルシャッターがあります。
さて各社のアピールポイントが分かったので、これを踏まえてまた違った面で、どれを選んだらいいのか考えてみます。
気になるポイントを比較
各社のアピールポイントは分かりました。
ここからが本番です。
それではどれがいいのか、客観的に判断しなくてはいけません。
ポイントを4つに絞って決めていきます。
次亜塩素酸水、銀イオン水、オゾン水はどれがいいのか?
TOTOとリクシル、それにパナソニックともにノズルは単なる水ではなく、機能的な水でノズルを洗っています。
ではどれがいいのでしょうか。
三機工業の空気調和衛生工学会での論文によれば、TOTOの次亜塩素酸水がもっとも有効であるとしています。
微酸性電解水、銀イオン水、オゾン水の殺菌効果を比較したところ、微酸性電解水が一番高い殺菌効果を示した。オゾン水は真菌で殺菌効果が確認されたが、細菌では効果が低かった。銀イオン水は細菌、真菌共に殺菌効果が低かった。
※上記の微酸性電解水は次亜塩素酸水を指します。
ただ実験の条件もきちんと確認しないといけませんね。
なので試験と各社の機能水の濃度の違いを調整して試験結果を判断します。
次亜塩素酸水はTOTOで5ppm以下、実験では10ppm。
リクシルは問い合わせたところ、具体的には企業秘密ということで数ppmとの答えでした。
なので仮に5ppmとして、試験では2ppmと10ppmをしているのでこの間ぐらいですね。
これを踏まえて論文中の上の図「図-3各種機能水の殺菌効果」を見ます。
雑菌の残っている量なので、グラフが高いほどよくない効果です。
やはり微酸性電解水(TOTOの次亜塩素酸水)の殺菌効果が、リクシルの銀イオン水や、パナソニックのオゾン水より高いことが分かります。
また別の面で
TOTOは以前に銀イオン水を使っていて、次亜塩素酸水に乗り換えたという経緯があります。
ということは、やはり次亜塩素酸水の効果が高そうです。
まとめると
機能的な水ではTOTOの「きれい除菌水」としている次亜塩素酸水が優れている。
ノズルに汚物がつきにくいか
ノズルがそもそも汚なければ、洗わなくてすみます。
さすがに汚れないとは言えませんが、TOTOはシリコンを使った汚れにくい材質がほかのメーカーより優れていました。
またリクシルは材質にまた汚れてしまったノズルが、先端だけですが交換できるのはリクシル。
パナソニックはステンレスではありますが、傷がつきにくくても汚れが付きにくいわけではありません。
まとめると
TOTOのノズルは汚れにくい。
瞬間式と貯湯(ちょとう)式はどちらがいいのか
衛生面とお金で瞬間式です。
どこのメーカーのウォシュレットも構造でこの2つに分かれます。
まずは違いをサラッと説明すると
瞬間式
そのたびに水を温める、値段は高い
貯湯式
温めた水を貯めておく、値段は安い、温めておく電気代がかかる
衛生面で貯湯式がダメ理由は
水道水の消毒のために入っている塩素がだんだんとなくなって、バイ菌が増えるため
これは北里大学、慶應義塾大学の論文結果で明らかです。
吐水の生菌数及び従属栄養細菌数はいずも水道水の値よりも高く、残留塩素のレベルと生菌数及び従属栄養細菌数の間には負の相関関係が存在した。
負の相関関係とは、この場合塩素が少なくなると、逆にその分細菌が増える関係をいっています。
うひゃーっ!
また最近では薬の効かない感染症(多剤耐性緑膿菌)が、院内ウォシュレットの集団感染リスクとして欧州臨床微生物学会議で発表さました。
汚染された温水便座のノズルを介して院内に拡大する懸念がある」と同氏は指摘している。
※この記事はYahooニュースでたくさんのコメントがついて話題になったのですが、現在はあまりの反響のためか削除されてしまいました。
そのため別の配信先にリンクを張りなおしました。
こうなってくるとノズルの殺菌機能は必須なのが分かります。
家の外でのウォシュレットは使いたくありませんね。
さてもう一つのポイントに行きましょう。
お金の面で瞬間式が良い理由は
10年で2万円以上の電気代が安くなるから
例えばTOTOがまとめた表で追っていきます。
瞬間式の平均1カ月電気代は
(149+205)÷2=177円
貯湯式との差額は
374-177=197円
年額だと197×12=2364円
5年で
2364×5=11820円
10年持ってほしいのなら
23640円ですね。
なのでこの分の本体価格の差額は、これからの電気代でいずれ相殺されてしまいます。
先の衛生面も含めて、もし病気にかかれば医療費もかかりますしね。
良さそうなイオンのノズルへの効果は?
掃除のしにくいノズルに対して効果が低そう。
これはリクシルのプラズマクラスターも、パナソニックのナノイーXも同じで、便器内に対しての効果をアピールしています。
なおTOTOはイオン系の機能はありません。
リクシルのプラズマクラスター
水の掛からない便座裏や便器内の浮遊カビ菌を除菌
プラズマクラスターイオンがトイレ鉢内に行き渡り、水の掛からない便座裏や便器内の浮遊カビ菌を除菌する機能です。トイレのにおいの元になるニオイ原因菌を除菌することで、ニオイの発生を抑えます。
パナソニックのナノイーX
ニオイと抗菌
「ナノイーX」は便座、便器内の付着菌を抑制するもので、汚れやカビ、においを除去するものではありません。
パナソニックFAQより
※表現する側としてはより自信がって誇れるものを前に打ち出すのが原則です。
踏まえてパナソニックの公式情報の扱いはまずニオイ、次に抗菌です。
便器に限らず広くナノイーXの効果としては7項目中の5番目。
さらに同じパナソニックのFAQにはニオイの効果しか言っていません。
抗菌効果はないわけではないけれど、どちらかというとニオイの効果によるところが大きいようですね。
なのでノズルというよりは便器内に効果のありそうなイオン。
ノズルも便器内ではありますが、リクシルはフタで閉じている状態で、パナソニックは退出後に作動します。
この時にノズルが、ノズルのフタで収納されていなければいいですが、それにしても効果は疑問です。
なのであればよりいいのは当たり前ですが、価格の上昇分の効果がないして、今回の必要な条件からは外すことにします。
まとめ
TOTOとリクシル、パナソニックどれも汚れにくい工夫をしていますが、一つに選ばなくては買えません。
機能と性能が良いに越したことはないのですが、それに対してのお金も上がっていきます。
一方でオーブンレンジや、炊飯器など、機能を使い切れない家電はざらにあります。
なので要はどこで落ち着くかです。
一押しはTOTO
TOTOを3社の中でおすすめする理由は2つ
1.一番汚れやすいノズルをイオン水で洗浄
2.ノズルにシリコンを使っている
この条件を守っての一番お買い得な機種はTCF8GM34
TOTOであっても安いものはこの機能はありません。
TOTOは業者向けとホームセンターの個人向けがあり、個人向けのほうが安いとされていますが、現在は業者向けの製品もネットで個人で買えますので、そうとも言い切りません。
一方で貯湯式と瞬間式の違いもあるので、単純に比較できないようになっています。
これをすべて踏まえて決めたのは瞬間式でTCF8CM67
参考になりそうなレビューを2つあげておきます。
ウォシュレットは、素人でも簡単に交換できるタイプが登場してから、価格はどんどん下がりました。しかし、施工業者向けの製品と比べて耐久年数が短いことは確かな様です。
Amazonカスタマー
前回は、このシリーズの最上位を選びましたが、3年と2ヶ月で故障しました。
スイッチを押したと同時に、いきなり強い噴射が始まって、背中側のシャツの裾が濡れてしまう、という内容でした。
故障した部分は全てのグレードに共通した基本機能ですから、寿命という観点では、高いグレードにしたところで差額分の恩恵は何も無かった訳です。
その様な理由から、今回は最低グレードの本品を選びました。
果たして、フタの自動開閉も無くなりましたが、何ら不便は感じません。
気持ち良くケツが洗えれば、それでいいのです。
余談を始めて恐縮ですが、洗浄便座の設置がニオイの元となる場合があります。
それは、洗浄便座と便器が接合する隙間に入り込んだオシッコと、ポチャンとやった時のオツリです。
洗浄便座は取り付けたが最後、途中で取り外して掃除をする人は滅多に居ません。
オシッコは尿石となり、オツリは水道のカルキと共に一体化して、鼻を近付ければ、汚ない小便器さながらの悪臭を放っています。
本品の場合は、掃除の為の脱着が非常に簡単です。
指先で側面のボタンを押すだけでサッと外せて、セットする際も溝を合わせてスライドさせればカチャンと嵌まります。
給水ホースの長さも余裕がありますから、ひっくり返して掃除するのも楽勝でした。
ただ単に設置が簡単というだけではなくて、それからの衛生上の管理まで考慮された設計が実に素晴らしい。
耐久性に多少の不安を感じても、やっぱりTOTOの製品が一番だと思います。
アプリコットを12年使い、シャワーが出たり出なかったり、途中で止まってしまったり・・・、電源抜いてリセットして復帰するときもあったのですが、次第に動きが悪化の一途。ついにノズルもでてこなくなりこれは寿命と判断しました。ウォシュレットの寿命は8年前後らしくコールセンターに電話したら10年越えの機器につき部品はすべて無し、部品交換なしでの修理対応はするが治る確約はできないとのこと。そらそうだと納得して機器交換を決断しました。業者に頼むと交換費用2万前後、友人の住設業者に聞いたら交換費用3万以上なら高すぎるということでした。ネット、YouTubeで色々見るとどうも自分でできそう。
Amazonカスタマー
基本的に「止水栓占める」→「配管はずす」→「機器はずす」→「機器つける」→「配管つなぐ」で交換完了。
トラブったのはベースプレート取付用のゴム付きねじ、外すときも、付けるときもゴムを便器の穴から引っ張り出す、押し込むがとても大変。考えを変えて引っ張り出すのは、便器の裏(下側)から、押し込むはまずはネジをはずして便器の裏(下側)からゴムだけ押し込んで上からネジを締めることで容易に完了しました。
ついでにトイレ内の掃除もやりましたので2時間ほどですが、ウォシュレットの交換自体は30分~40分程度ですか。自分でやって正解でした。モンキー、プラス、マイナスドライバー、プライヤーくらいの工具があれば大丈夫。
ミドルクラスシリーズの中の最安機器ですが必要十分で、これ以上何が必要?と思います。機能が一つ増えると1万円高くなる感じですが、そんな機能いらないし故障が増えるだけと思いますね。機器選択「TCF8CM57」は大正解だったです。便座が狭いとかスイッチが頻繁にカチャカチャとかご意見もありますが、そうかなぁ?と思います。また交換することになったら同じくらいのレベルの機器を買います。
取り外したアプリコットはクリーンセンターに持ち込んで廃棄。300円でした。
ちなみにおすすめしませんが、同等機能で貯湯式で少し価格の安いTCF6543があります。
しかし貯湯式は電気代がよりかかるので、5年くらいで本体の安さが相殺されます。
なので本体価格は高いですけれど、先に紹介した衛生的な瞬間式のTCF8CM67がおすすめですね。
もちろんTOTO以外の便器にも取り付け可能です。
便器と違って自分で取り付ける方が多いので、挑戦してみてはいかがでしょうか。
でも全く普段されない方は業者に依頼が安心ですね。
型番指定できれば必要最低限で安くていいのですが、ダメならせめて条件だけでも守る機種を使ってもらいましょう。
条件は3つ
「TOTO」
「ノズルきれい」
「クリーンノズル」
業者はいくつか同時見積もりが基本です。
無料のいつも紹介するのはこちら。
もしTOTOでないならリクシル
リクシルはノズルを洗う銀イオン水が、TOTOと比べて優れているとはいえさなさそうです。
またノズルの材質性能でも他社よりアピールできるものがありません。
それでもTOTOより良いとすれば2つ
1.掃除のしやすさ
リクシルは隙間の汚れを掃除できる「リフトアップ」をあげています。
これは便器と便座の隙間を空ける機能ですが、男の人の小便を前向き座りにしてもらえば汚れないので、妥協できる機能です。
2.ノズルがおしりと、ビデの2つ別
気持ちの面だけではなく、衛生面からも有効です。
ただ掃除するノズルが2倍になります。
リクシルにしたいのであれば、
瞬間式のCW-RWA20で5万
価格の安い貯湯式も気になるところですが、同等機能のCW-EA22はなぜか5.2万円と瞬間式よりも高くなっているのは需要と供給のバランスでしょうか。
やっぱり衛生面からも瞬間式のCW-RWA20ですね。
パナソニック
必須条件のノズルを洗う機能水のオゾン水は、便器と一体型の20万もするモデルだけなので、選考外です。
それにオゾン水の除菌効果はほかの2つより低いものでした。
加えてノズルの材質は特に汚れにくいものではありませんでした。
その他の機能としてパナソニックは家庭用洗剤で泡でクッションを作って男性小便の跳ね返り汚れを防ぐのがウリですが、これも前向き座りの用足しで解決してもらいましょう。
また洗剤を入れる容器があるので便座の左が出っ張ります。
トイレが広い家はそれほどないと思うので、掃除のときに邪魔になるマナイスポイントです。
またパナソニックは今回の選考ポイントでは、TOTOとリクシルから大きく遅れてしまうので、おすすめはありません。
最後に、
便器と合わせて検討の方に向けてです。
便器はTOTOかリクシルをおすすめる業者レビューが今回の記事をまとめる中でいくつか見られました。
一例を引用します。
建築関連のお仕事をしております。
あくまでも個人的意見ですが・・・・
くれぐれも便器は便器屋さんの製品を選ぶようにしましょう。
TOTOかINAXを強くお勧めします。
餅は餅屋と申しますし。
数百台の便器便座を設置してきましたが、クレームの数や初期不良故障など。
2メーカーが安心してお勧めできます。
わが家ではトイレの便器交換の時にやはりパナソニックは外したのですが、TOTOとリクシルは絞れず、1階と2階でそれぞれ使い分けることにしました。
そしてお掃除しやすいのはリクシル。
こちらの記事が参考になります。
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