和室の【違いが分かる】定番ペンダントライト!

和室照明でおしゃれなペンダントライト 照明

和室にはやっぱり和室に合う照明をつけたい

丸い和紙の照明がステキだけれど

どれがいいのか探しづらいっ

和室にはやっぱり和室に合う照明をつけないと、おかしなことになってしまいます。

数ある形を体系づけして、とっても探しやすく紹介していくので、照明一つでグッと和室の雰囲気を上げる、ステキな照明がきっと見つかりますよ。


和室のペンダントライトを探していて、どれも同じように見えてしまう方にぜひ参考にしていただきたい内容です。

最もキレイに見える電球や、明るくする方法、複数で部屋をおしゃれに見せる方法なども合わせて紹介しいていきます。

家具内装/造作から、現在はおしゃれな照明販売。
住まいに携わって25年。
住環境の「快適さ」を考えるコハタハルキが執筆します。




和室に合うおしゃれな照明を

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球形のペンダントライト

ワイヤーを下地に和紙を張り付けた球形のペンダント、形はシンプルですがとても人気ですね。
どれも同じように見えますが、よくよく見ると違いが見えてきます。


つい色や明るさに目が行きがちが、それは電球次第で変わるものです。

それよりも照明本体の構造や材質、どのくらいの明るさが出せるのか。
ひもスイッチはあるのかなどに注目していきましょう。


球形のペンダントは素材で分けて紹介していきます。
・和紙
・麻ひも
・木




球形で和紙のペンダント

和室向けの球形で和紙のペンダント照明
球形で和紙

とっても定番ですが、それだけ魅力のある照明です。
和紙の風合いが、反工業的な手仕事を感じさせ、自然との調和を醸(かも)し出します。

和室の照明にこれを使って失敗はありません。


よく観察すると和紙の張り下地フレームは3つに分類できます。
・規則なし型<おすすめ>
・規則あり型

・ちょうちん型
・フレームなし型

この違いを細かく見ていきます。

和室の和紙張り球形規則なし型

規則なし型<おすすめ>
和紙下地のワイヤーが不規則に組まれているので、見た目と表面の起伏に手作り感があり、ぬくもりが感じる作りになっているのが好印象です。

和室の和紙張り球形規則あり型

規則あり型
ワイヤーが規則的に作られているので、工業的なイメージを受けてしまいます。

和室の和紙張り球形ちょうちん型

ちょうちん型
従来のちょうちんのようにワイヤーを水平に通した作りなので、楕円形ではないのですが、ちょうちん感がぬぐえずおしゃれ感に劣ります。

ワイヤーなし型<おすすめ>
下地のワイヤーをなくして和紙だけで形を支えているものです。
ワイヤーのアクセントの代わりに「こうぞ」や厚みのムラで陰影をつけています。




それでは1つめのおすすめ「規則なし型」で探していきましょう。


いくつか候補があります。
イサムノグチ … よいのですが、お値段が高いですね。
アイリスオーヤマ … レビュー評価が全般的に悪い。
ニトリ … コードセットが専用で一灯しか選べない。
イケア … 和紙の張り合わせ幅が広いところがあり、洗練されていない。
ヒカリ屋…ワイヤーの粗さと張り合わせ広く、安くてもコードが別売りで面倒です。


以上を踏まえておすすめできるのはこちら。
照明の日本の大手メーカーDAIKOから


シェード、コード、電球までついてくるので買ってすぐに使うことができます。

またコード長さも調整できるのでステキですね。
天井へは引掛けシーリングでカチッと式でとめられます。

取扱説明書はこちら

リモコンで調光調色できる!


照明に機能がなくても、電球をリモコン対応にすれば、それだけで調光(明るさ変更)や調色(色の変更)ができます。

仕様は口金E26、最大消費電力40Wなのでこちらが使えます。

共同照明は照明を取り扱う日本の商社です。
レビューの良さに信頼がおけます。

「W」「W型」の違い、「最大消費電力」などはこちらがよく分かります。




もう一つのワイヤーなし型を探してみます。

和室ペンダントワイヤー下地なし



さらにこの2つを拡大し検討しましょう。

「ballon」<おすすめ>
和紙の濃淡がありますが、上品な紙質のムラなので素材の良さを素直に受け入れてしまいます。

「和紙固めこうぞ」
荒いです。
まるで滝つぼ水流のような荒々しさを持っています。
和室は静寂を重んじるので、他の建具や調度品とのつり合いキチンと考えます。




どちらも植物繊維の自然さを感じる和室に、違和感なく収まる照明です。
点灯していなくても存在感が楽しめるものですね。

おすすめはこちら

今の和室に物足りなさを感じるのなら、ぴったりの個性。


どちらも取り付けは引掛けシーリングで、電球はE26の最大消費電力が40Wと60Wです。
LED電球ならどちらもほぼ上限がないも同然です。

電球はやはりシリカのこちらが良いでしょう。

「W」「W型」の違い、「最大消費電力」などはこちらがよく分かります。




球形で麻ひものペンダント

和室向けの球形で麻ひものペンダント照明
球形で麻ひも

球形で麻ひものペンダント照明はクリア電球をつけることで、ひもの影が壁や天井に映り込みます。
それはステキな陰影ができるのが一番の魅力です。



染色による違いで異なる表情を見せます。
違いを見ていきましょう。

▶無漂白<おすすめ>
素材本来の色ムラが自然の風合いを素直に表現してくれます。
漂白をして均一の白さの無理をさせない、ありのままを受け入れる日本の自然の受け止め方です。

▶着色
黒や茶色で着色されたものがあります。
好みが分かれるところですが、着色されていないものが自然の色の移ろいが感じられにくくなるので、もったいない気がします。

色はお部屋の建具や、家具に使われている色にそろえるとキレイでしょう。




無漂白
ニトリだけになります。
コードと電球が別売りになるので、コードはこちらを使います。



▶ブラックとホワイト
お値段が手ごろで、形は下部を含めてほぼ球形です。

電球は別売。
E26を2つ
最大消費電力は60Wです。
電球は一つですが、もし使ってみて明るさが不足するのなら下記紹介の2又ソケットを使えば約6畳まで明るくできます。

取り付けは引掛けシーリング


電球はどちらも必ずクリア電球を使います。
クリアは光が直線に飛ぶので、網目の模様がキレイに壁と天井に映り込むからです。
反対にシリカ電球を使うとぼやけてしまいますので、これは使いません。

クリアで最大の明るさこちら



6畳であれば下記の2股ソケットで明るさを倍増します。
さらにそれ以上であれば3股もあります。




麻ひもではないのですが、
似たものを一つ。

ラタン、日本語では籐(とう)ヤシ科の植物でイスや、かご製品などでよく目にする素材です。

これもクリア電球を使うことで天井や壁に模様がくっきりと映りこみステキな雰囲気に包みこまれます。

コード付きです。
E26の最大消費電力は40W×3
E12常夜灯用×1

電球が3つまでつけられるので、うえで紹介した電球なら8畳まで明るくできます。
また1灯→3灯→常夜灯の切り替え可能。
夜のお休みも安心ですね。

こちらはFLYMEeフライミーのサイトのみの販売です。



電球は上記のクリア電球を使って、常夜灯は以下のもので大丈夫です。




球形で木のペンダント

和室向けの球形で木のペンダント照明

球形で木枠のペンダントライトが少しあります。
その中でも和室に使えるものを2つ取り上げます。

一つ目はこちら
竹製で格子(こうし)状になっており、障子やガラリによくみられるデザインなので和室にも違和感なく調和します。

内側にはディフューザーという光を拡散するシェードがついていますので、格子の影の壁などへの映り込みはあまり期待できませんが、その分柔らかい光を楽しむことができます。

取り付けは引掛けシーリング
コードセット付で電球だけで大丈夫です。
最大消費電力は100Wなので十分な明るさに耐えます。

こちらはシリカ電球がおすすめです。
100W相当の明るさを紹介しますが、6畳以上でこのペンダント一つだとこの電球では暗いです。
ディフューザーがあるため分岐ソケットを使うスペースがないので、1つでより明るい電球を使います。




2つめはこちら
純和室というよりは少し和モダンに合うデザインです。
円を組み合わせた単純な構造は日本の意匠の中には見つかりませんが、それぞれの材質の木製と、図形の円は日本建築の中では普遍(ふへん)です。



コードセットが付いているので、電球だけ別に求めます。
色は他にブラウンがあります。



中の円が回転して重なりと隙間の間をクリア電球の直線的な光が抜けて、壁と天井にステキな模様が現れます。
複数の円は手で動かして好きな位置に固定できる程度の摩擦力です。
空気の対流で「すうっ」と動けば、もっと素敵だったかもしれませんね。




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それ以外の形のペンダントライト

月のペンダント

月のペンダントライト

月は古くから生活に欠かせない風物の一つです。
お部屋の中からお月見ができるなんてステキですね。

3Dプリンターで立体的に月の起伏を抽出しています。

最大消費電力が9Wなので暗いです。
もっとも明るさを出すのが目的ではなく、光っている姿を楽しむものなので、別にスタンドライトなどが必要になります。

サイズは20cmから45cmまで5サイズの中から選べます。

取り付けは引掛けシーリングであれば大丈夫です。
ただし照明側のカップより、天井のソケットが大きいとはみ出ます。

取り付け説明がおかしいところがあるので、解説します。

▶STEP2で”引掛けシーリング、またはシーリングボディに引掛けプラグを接続します”
天井側のソケットが「引掛けシーリングボディ」
照明側のプラグが「引掛けシーリングキャップ」
なのでこれは解説者が全く言葉を理解していません。
引掛けシーリングボディに引掛けシーリングキャップを接続します
が正解です。


”シーリングボディの取り付けでダクトレールにも取り付け可能”
引掛けシーリングとダクトレールの変換プラグを取り付けることで、ダクトレールにも取り付けが可能
が正解です。




四角い和紙のペンダント

まずはDAIKOからAKARIシリーズからごくシンプルなものを紹介。
癖のないデザインなので、すっと和室の調度品との仲間に入り込みます。

どこにでもありそうですが、探すとないデザインです。

和紙の四角いペンダント照明



天井の高いところにはこちらがおすすめです。

これらは電球が付属しています。
またカチッと式で止められる引掛けシーリング取付です。

もう一つ四角いのを見てみましょう。

和室SPN1-1004ディテール

雲竜色と、唐茶色の2色和紙を使い、一部に麻の葉の模様を入れたシェードになります。
麻の葉の模様とは別に、陶器のような和紙の色の移り変わりが、とても重厚感を出しています。

こちらは電球別売りなので、やはりこちらをお勧めしておきます。
また取り付けは同じようにカチッと式で止められる引掛けシーリングです。




こちらは木組みと和紙が破れにくいワーロンを使っています。
表記ではシーリングとしていますが、50cmコード長さあるのでペンダントに入るでしょう。

和室照明「囲」のディテール




丸型のペンダント

杉の曲木を使っていますので、細かいところにもしっかりとこだわっています。
杉材は鴨居や敷居など、和室に多く使われるので、同材料で調和のとれた照明空間が楽しめます。

曲線は非常に上品で大人の雰囲気を醸(かも)し出しています。


こちらは電球付属で、接続はカチッと式で止められる引掛けシーリングです。




今まで紹介してきたほとんどの照明は、単独で明かりを十分に出すように作られていないのですが、こちらのペンダントこれだけで12畳まで明るくなるタイプです。
ペンダントだけで明るさを出したいときにはおすすめです。

和紙混入の樹脂シートなので、光源の表面にも高級感があります。
リモコンで調光と調色が可能です。




富士を連想させる独特のデザインで、他に類を見ないモノです。
和モダンから全くの和室にも吊れる和紙製のペンダントライトです。

サイズはS、Mの2サイズ。
色は茶もみの和紙のブラウン、粕(かす)もみの和紙のアイボリーの2色展開ですが、電球の色で変化をつけやすいアイボリーがおすすめですね。

電球が別売りで、取り付けはこちらもカチッと式で止められる引掛けシーリングです。




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まとめ

どれにしようかな

よく紹介される和室のペンダントライトで、人気のモノ、まだ知られていないモノを紹介してきました。

きっと心にささるものが見つかったはずです。


それでは最後に2つ必要なことを紹介します。
・暗くなりがちな照明を明るくする方法
・複数の照明でお部屋をキレイに見せる方法


紹介したほとんどが単独では暗い照明です。
なぜこうなのかというと、照明自体が明るすぎると興ざめするからです。


一方で複数でお部屋の明るさに強弱をつけることで、ホテルや高級旅館のようなステキな光の空間を作ることができるのです。


まずは気に入ったペンダントライトを選んでください。
明るい電球を提案していますが、それでも電球が1つなので暗いと思います。

そこで複数の照明、和室であるので、テーブルライト、フロアライトで空間の光構成をしていくのです。
この辺りはこちらがとても参考になります。

暗い部屋を明るい照明に【あえてしない】ステキな理由
これでお部屋のグレードが上がります。暗い部屋をただ明るくするのではなく、なぜ海外の照明が暗いのか、あえて暗い部屋で楽しむ照明とその具体的な方法です。ふだん照明を販売する経験と知識からお伝え。これで安らぎ空間が手に入りますよ。



本当は複数照明の良さを知ってほしいのですが、どうしても1灯で明るくしたいということであれば、次の記事で必要なお部屋の大きさから必要な明るさを求め、どんな電球を使えばいいのか具体的な解決方法を紹介しています。

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