フィスラーの圧力鍋が壊れた!
シューシュー蒸気が漏れて圧力弁が上がらないっ
説明書のパーツの一覧で確認して
取り寄せできるから大丈夫です。
フィスラーの圧力鍋が壊れたのでパーツを取り寄せて交換の記録です。
交換の注意点まで合わせて紹介します。
追記:
圧力がかからなくなったので、内部を掃除して回復させました。
最後に新シリーズのフィスラー圧力鍋の魅力を調べてみます。
フィスラーニュービタクイックが壊れたのパーツ交換
はじめに
- 1回目圧力かからず
リングパッキン交換
- 2回目落として欠けた
ハンドルとゴムキャップ交換
- 3回目圧力かからず
内部を掃除
フィスラーの圧力鍋は過去3回調子が悪くなっています。
1回目.圧力かからず
初回は圧力弁がいつものように上がらず、シューシューといって圧がかからずだったので、パッキンを交換しました。
写真は交換してだいぶたったその後の写真です。
交換したパーツはこちら
ゴムパッキン22cm
2回目.落として欠けた
今回は落としてハンドルを欠けさせてしまいました。
落としてかけてしまった長いハンドルと、反対の輪のハンドルはいつの間にかヒビが入っています。
コンロに載せていて隣の口のコンロの熱などでやられたのでしょうか。
普通の鍋でないので、亀裂もやっぱり気になります。
ハンドルと合わせて、フタ裏の小さいシリコンゴムキャップも交換することにしました。
説明書によると400回使うことに交換が望ましいそうです。
我が家では圧力鍋で米を炊くので使用頻度が高いので交換しておきます。
部品を調べる
今回の取り寄せパーツはこの3つ
本体取っ手11-631-630(4.5L)
本体用補助取っ手11-631-640(4.5L)
シリコンゴムキャップ37-665-730
パーツ取り外し
シリコンゴムキャップはスポッと抜くだけですが、ハンドルはドライバーを使ってビスを外していきます。
ただこのビス、日本やアメリカの規格と違うのです。
ヨーロッパのビス規格で「ポジドライブ」といい、さらに番手(大きさ)は#2で、イケアの家具などでも使われているものと同じです。
これでないと緩められても、キチンと締まらないので要注意です。
圧力鍋なのでキチンとビスが締まっていないと、使っているうちに緩んできて、外れたことで爆発でもしたら大変です。
こういった大事なことは事故が起きる前にパーツ販売のところにキチンと記載されるべきですね。
いくらきちんとロックされていても、元のハンドルが外れたら元も子もないですから。
日本のドライバーではこのようにビスを差してもすぐに落ちてしまいますが、ポジドライブならキチンとハマるので落ちません。
※イケアで売っている工具より先端が強いので、家具の組立にもしっかり長く使えます。
3回目.圧力かからず
初回と同じ圧力ピンが上がらず圧力がかかりません。
よく観察をすると
圧力がハンドル先から勝手に逃げています。
これでは圧力ピンが上がりません。
ハンドルに原因がありそうです。
このフィスラーはハンドルのレバーを(写真で上に)押すと蒸気が逃げて、指を離すとレバーが(写真で下に)戻る仕組みなのですが、途中で止まってしまいます。
状況が段々と分かってきました。
それではハンドルを外してみましょう。
ネジの規格は日本と違うポジドライブ。
正しいドライバーでないときちんと締まらず危ないので、ここは代用せずポジドライブのドライバーを使ってくださいね。
→詳しくは2回目を参照です。
キタナイ。
外したら原因がもうわかったような気がします。
わが家では炊飯器を使わずに、圧力鍋で三日ごとくらいに7合炊くのでこれは間違いなく蒸気と一緒に移動したコメの成分。
これを取り除けば動きがよくなりそう。
でもこれ以上は分解できない仕組みになっています。
ブラシを使っても限界がありそうなので、何か別の手段が必要です。
部品ごと交換してもいいのですが、汚れを落とせば解決できそうです。
頭をひねって3つの手段を考えて、
案1.高圧洗浄機
残念ながら、わが家にありません。
案2.重曹つけ置き
悪くなさそうですが、頑固なこびりつきにどうか。
案3.キャブクリーナー
機械部品のクリーナーを代用。
以前に動かない原付を修理したキャブクリーナーが使えそうか確認してみます。
可動部が擦れた金属とかはキレイにしてくれそうですが。
炭化物に有効とあります。
ならばコメも炭水化物なのでよさそうです。
また危険な文言もいっぱい書いてあるので、食品を扱うものに機械部品のクリーナーは少し抵抗があったのですが、よく洗うことにしてこれを使うことにします。
作業は換気をよくしてゴーグル、ゴム手袋がおすすめです。
圧縮ガスで勢いよく出るので当て方によって、跳ね返ってくるので十分注意してください。
ムースタイプの泡がはじける効果で洗浄力が高そうです。
ハンドルを傾けると洗面器に分解された汚れがボトボト落ちていきます。
これはよさそうです。
ノズルを奥に突っ込んだりして、キャブクリーナーの吹き付けを十数回繰り返すと、
完全とは言いませんが、大方取れています。
特に金属部分なんで磨いてもいないのにピカピカです。
ハンドルのレバーの戻りも復活しました。
お湯で十分に流して、ブラシでも擦っておきます。
食品を扱うので、十分煮沸させてキャブクリーナーを取り除きます。
写真はありませんが、動く部分にサラダ油を染み込ませて動きを良くしました。
あわよくば表面を油膜で覆って、カスをつきにくくするかもしれませんしね。
最後にキチンと圧力ピンが上がるのを確認して終了。
作業時間は1時間弱でした。
交換ではなく、掃除だけなのでゴミも出ません。
でも面倒なら部品ごと交換が手軽ですね。
まとめ
かれこれ十数年使っている圧力鍋。
販売終了でもキチンとパーツが手に入るのはうれしいですね。
よく言われることですが、こういった企業の姿勢はすばらしい。
買うときに高くても、パーツ交換で長く使えるのなら、結局は安くつきますしね。
そして極力ゴミが少なくなるのも心苦しくありません。
現行フィスラーシリーズとの違い
もう十数年たっているので、現在はどれだけ進化しているのか気になったので調べてみたのですが、ほとんど変わらずでした。
なので新しいのに買い替えずに修理して使うのが賢い選択です。
現行シリーズは3つ
ビタクイックプラス(安い)
コンフォートプラス(中くらい)
プレミアムプラス(高い)
まず気になる違いが名前の「プラス」です。
何がプラスされたのか気になりますね。
ホームページを確認しますが、全く違いが分からない。
売る気があるのかっていうくらいに分からない。
付属品があっても写真がない。
これではらちがあかないので、さっそくメーカーに聞いてみることにします。
▶ニュービタクイックとの違いを教えてください。
回答
” 現在販売している3機種はフタ用の取っ手にデザインの変更があった為「プラス」と言う言葉が付いております。 ”
えっ。それだけですか。
ならばコンフォートとプレミアムはさぞかし優れているに違いないと思いますよね。
当然私もそう思いました。
しかし
コンフォートプラスとプレミアムプラスは圧力ダイヤルがついて、指定した圧力の時に蒸気が逃げるだけです。
※現状のニュービタクイックは高圧になった時に初めて蒸気が抜けますね。
使用方法には次のように書いてあります。
指定した圧力の線が見えたら、火力を弱めてください。
そうしないと蒸気が逃げて中の水分が飛んでしまいます。
取り扱い説明書「基本的な使い方」10より
つまり火を弱めるサインが増えただけですね。
「ニュービタクイック」は線が見えたら、
「プラス」は線と、蒸気が出たら、火を弱めます。
これだけの違いなので新しくする魅力を感じない。
気を取り直してプレミアムプラスはさらに
・スチーム機能として蒸し器が付属
・超高圧が可能
そこで聞いてみます。
スチーム機能は圧力がかからない状態でしか使えないのは分かっていましたので、
▶スチーム機能は一般的な蒸し器とどう違うのですか?
回答
” 性能は同じになり、圧力鍋の付加価値として付いている機能になります。 ”
あれっ。
▶超高圧でしかできない魅力的なレシピはありますか?
回答
” 超高圧専用のレシピはございません。 ”
ちょっと回答がズレている気がしますが、ないようですね。
それならばと
▶超圧力の調理時間は圧力がかからない状態に比べて、どの程度短縮されるのでしょうか?
回答
”調理する内容にもよりますが、高圧に比べて平均3〜4分早くなります。 “
これまた少しズレていますが、高圧にしかならなくてもよさそうですね。
結果
スチーム機能と超高圧は
いらない
もしフィスラーの鍋をこれから買う方へは、ムダな機能のないビタクイックプラスがおすすめ。
ガラスフタが欲しい方は、なぜか単品同士で買うほうがセットより安い。
これくらいはあっても便利かもしれませんね。
3.5L、4.5L、6Lの内径用は22cmです。
取り扱い説明書3ページで確認できます。
※Amazonでは現在18cmしか取り扱いがないようです。
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