部屋干しサーキュレーターおすすめ【意外と知らない】速乾方法

部屋干しサーキュレーター住まい

2022年5月更新

部屋干しだと、なかなか洗濯物が乾かない

サーキュレーターはどれがいいのかしら?

サーキュレーターの効果的な使い方って?

ずっと回すと電気代も気になる

こんな悩みを解決します。

部屋干しをするのならサーキュレーターはとても有効。
機種とやり方しだいで、真冬でなければ長雨でも除湿器なんていりません。


まず強風のサーキュレーター選びが重要。
ポイントは強風、電気代の安いDCモーター、耐久性の3点。
根拠をもとに商品選択から、レビューまでをまとめてお届け。
結論はボルネード533DC-JPが一番です。


次にサーキュレーターで洗濯物を回転。
回転のあるなしで3倍乾く速度が速くなります。
これを知らないと絶対に損をします。


洗濯物を電気代も気にしつつ早く乾かしたいと思っている方に、ぜひ参考にしてほしい内容です。

適当なランキング記事にだまされないでー!

家具内装/造作職人から現在は設備販売。
住まいに携わって20年。
住環境の快適さを考えるのコハタハルキが執筆します。




ランキングにだまされないサーキュレーター選びと、効果的な使い方




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サーキュレータ選びの3つのポイントとは?

サーキュレータは選びの3つのポイントはこちら

強い風
電気代の安いDCモーター
壊れない

強い風は早く乾きます。
さらに早く乾くと嫌なニオイも防げます。
嫌な部屋干しのにおいは雑菌が繁殖すると匂うので、繁殖させる前に乾かせばいいのです!

そして乾くのはいいけれど電気代も安いのがいいですよね。
DCモーターは電気代が安いんです。


さらにいくら電気代が安くても、すぐに本体が壊れてしまっては元も子もありません。



それでは強い風から見ていきましょう。




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風の強いサーキュレーター

サーキュレーターはどれがいいのか

風量の強さは消費電力。


風の強いサーキュレーターが欲しい。
風が強いと早く乾く、早く乾くと臭くなりませんから。

でも残念ながら風の強さには業界基準がありません。

さらにサーキュレーター調べてみると、何の基準でランキング・おすすめかが不明なものばかり!
「パワフル」、「大風量」がなんの根拠もなく書いてあります。

いい加減にして

これでは安心して買えません。



でもあきらめません。
日本のメーカーは風量をほとんど表示していませんが、代わりに参考になるのが消費電力。


風の強さの目安は「消費電力」です。


ただし気を付けるのはACモーターか、DCモーターか、
この2つの違い気にして数字を見ないと判断を誤ります。
詳しくはこの後解説します。

無印大風量サーキュレーター

たとえば無印の「大風量」タイプ
そうはいってもこれは30WでACモーター。
DCモーター換算では18Wにしかなりませんから。




消費電力

モーター性能差もありますがサーキュレーターは単純な構造なので、消費電力に比例して風量が強くなるのは明らかです。

現在使用しているアイリスオーヤマのサーキュレーターは31Wと39Wでした。
現在力不足を感じているので、これよりも消費電力の大きい50Wくらいを試して見たいところです。




畳数/風速は?

畳数とは
キチンと説明されている情報はないのでおそらくメーカーまちまちの基準ですが、共通に感じ取れるのは、「どこまでの大きさの部屋の空気を循環させる能力があるか」


何畳の部屋の端から端まで届くかではありません。
現在使用しているアイリスオーヤマのサーキュレーターは8畳と39Wの14畳タイプなので畳数であれば、少なくとも1つか2つ上の畳数クラスを欲しいところです。

ただこれも基準がない以上、メーカーを超えては参考になりません。
あいまいです。


風速とは
これはぴっちりと違いが出ますが、そもそも羽が小さかったりすると、風量は違ってきます。
なのでここを基準に比較するのは難しいですね。

たとえば±0 プラスマイナスゼロのサーキュレーター。
オシャレな感じがしていいのですが、こんな小さな羽では肝心の風量が望めませんね。


まとめると

風の強いサーキュレーター
判断ポイントは消費電力



さて風の強さは消費電力の強いものということが分かりました。

でも消費電力が強いということは電気代が高いということ。
なので次にサーキュレーターを決めるも一つの基準、電気代を安くする大事な性能を見ていきます。
洗濯物を乾かすのにつけっぱなしで家を空けることもよくありますから。




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電気代の安いDCモーター

DCモーターのサーキュレーターを検討

DCモーターとは

DCモーターは省エネで音が小さい、でも商品価格が高い。


ちなみにいままでのはACモーター。
大きな違いはDC(直流)か、AC(交流)かです。

身近な例だと、
DC(直流)は+と-がキチンと分かれた乾電池。
AC(交流)は家庭に来るコンセントからの電気が分かりやすい。

コンセントプラグの2ピンをどちら向きに刺しても使えるのは+と-が交互に変わっているからです。




4割も省エネ

DCモーターは今までのACモーターに比べて4割も電気代が安い


それでは風量当たりの消費電力で確かめてみます。
アメリカ製のサーキュレーターで、国内で名前の知れた「ボルネード」
こちらは基準がありm3/分の単位で表しています。

キチンと風量を数字で出しているボルネードの2機種で調べてみます。
533DC-JPのDCモータータイプと、そうでない533-JP。

1m3/分の風を出すのに何W必要なのでしょうか。

533DC-JPが40Wで10.05m3/分なので、40÷10.05=3.98
DCモーターは1m3/分あたり3.98W必要

DCでないACの533-JPは、53÷7.79=6.8
ACモーターは1m3/分あたり6.8W必要


ではどのくらい差があるのかというと、
3.98÷6.8=0.58
1-0.58=0.42なので、DCモーターは40%ほど省エネといえます。
他の実際の比較サイトでも約半分くらい省エネと紹介されているので、これと合っています。

一方のメーカーは70%とか80%とか言っています。
これはちょっと盛っている感がありますね。


まとめると

DCモーターのサーキュレーターは4割も電気代が安い


DCモーターが電気代が安いのは分かりました。
でも本体価格が高いのなら、どうなのでしょう?




ではDCモーターにした方がいいのか

高い本体価格を差し引いても、DCモーターが【確実に】オトク


やはり電気代が「4割」少なくなるのが効いています。
DCモーターは音が静かなのもメリットなのですが、別室で洗濯物を乾かすのには関係ありません。
やっぱり気になるお金を計算してみます。


わが家で使用中のアイリスオーヤマのサーキュレーターがACモーター39Wで、これを基準に50Wは欲しいところ。
なのでACモーターでは50Wのサーキュレーターを買う想定で進めます。

使う時間はどのくらいかというと、
朝干して回して出かけて、帰って止めて、
入浴後にまた干して回します。

この流れで1日では7+12=約19時間

夏の間は夜でも外に干して、部屋干しないので、
一年365日-3カ月90日=275日
19時間×275日(年)=5225時間/年
5225時間×50W=261250W/h

電気代は通常1KWhで26円計算なので、
261250÷1000×26=6792.5円

理想の風量を出すACモーターのサーキュレーターだと、1年間の電気代は約7000円



結構かかりますね。
さてここまで出ればあとは簡単。

これがDCモーターだと7000円の4割引きで4200円
差額で2400円お得です。


なのでDCモーターの機種が1万円高くても、例えばアイリスオーヤマの耐用年数4年経つと、もう価格差がなくなります。
2400円×4年=9600円(約1万円)



つまり

DCモーターサーキュレーターは価格が高くても2年使えば安い数千円のACサーキュレーター本体価格分以上に、電気代を節約できます。


これは意外ですね。
ちなみにわが家では2台を同時に使っているので、より重要です。
正直なところ大したことないと踏んでいたDCモーターですが、これは外せません。



まとめると

洗濯物を乾かすのには、DCモーターが必須



さてDCモーターがはずせないことが分かったので、次は最後に実は一番大事なポイントを抑えます。




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壊れないサーキュレーターが欲しい

商品レビューで分かる壊れにくさ


いくら性能が良くてもすぐに壊れてしまっては、ただのゴミ。
買い替えのお金も手間もかかります。

長持ちは当然ですね。


さて今回アイリスオーヤマのサーキュレーターを買い直すことになったのですが、これは耐用年数が切れたため。

なんと設計上の使用年数がわずか4年!


そもそも部屋干しのサーキュレーターは留守中に回しっぱなしで出かけるので、出火でもしたら大変です。
例えば政府広報の出火警告の例はこちら

今は使っていないですが、首振り機能もできなくなっています。
なので今度は安くてもすぐに買い直しが必要なアイリスオーヤマは避けて選ぶことにします。

これは実際に使ってみないと分かりませんね。
なのでレビューが大事!
人気のアイリスオーヤマのAmazonレビューを見てみてください。
私はいつも★一つから見ていきます。
なぜって、それはサクラ(やらせ)があるからですね。

それと余談ですが「Amazon’s choice (Amazonおすすめ)」がこちらにはついています。
これは曲者くせもの
これにだまされてはいけませんよー。
「Amazon’s choice」はAmazonとメーカーが売りたい商品なのであって、よい商品ではないのですから。


お話戻ってアイリスオーヤマに限らず商品レビューをよく見ると、安くても早く壊れてしまうものがやっぱりあります。

そしてレビューなんかまったく見ないでおすすめしている、いいかげんなサイトもかなりあるので要注意ですね。

同じ立場としてはホント腹立たしい!




まとめると

サーキュレーターに求めるのは
強い風、DCモーター、壊れない耐久性



それでは実際に3つの条件を満たす商品を探していきます。




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強風、DCモーター、壊れないサーキュレーターは?

強風の基準は?

DCモーター出力で30W以上。


今使っているACモーターの風量不足からだした数字は50W。
この50W相当のDCモーターは50W×60%(省エネ差)=30Wなので、少なくとも30W以上のものを探していきます。


その他の性能ですが、洗濯物のハンガー自体を回転させるので(後ほど説明あり)、左右の首振りまだあってもいいですが、自動で上下など複雑な動作は全くいりません。
ましてリモコンなども使いませんね。

余分な機能はその分価格が高くなり、壊れやすくなります。


そして販売しているDCモーターのサーキュレーターはすべてを網羅して調査しました
※これからもアンテナを張って、追記更新していきます。

候補を見ていきます。
おすすめ順に並べていきますね。




ボルネード 533DC-JP

サーキュレーターで複数の商品を展開している数少ない海外メーカーです。
同社が出しているDCモーターで一番低価格の商品です。
消費電力40W
おすすめ




国内品に比べると17000円するので高く感じるのですが、10年保証になっていて不具合レビューがほぼないのが魅力です。

特徴は上下左右の回転やタイマーなどなく、シンプルなつくりなこと。
上下は手動で動きます。
つくりが簡単、つまり故障が少ないということです。

ボルネードをサーバー(大型産業コンピューター)を冷やすのに使っている例は、回しっぱなしで外出しても大丈夫なんだなという安心感になります。


レビューも一つ。

用途はエアコン使用時の室内8畳の空気循環と部屋干しの乾燥です。
どちらも満足の性能でした。
風量は、最大にすると文句なしの強風が吹きます。ただし音も凄いです。速乾したい時には使っています。
就寝時は、扇風機の弱程度にすれば、音は気になりませんし、程よく循環してくれます。

Amazonレビュー


5年保証付き、さらに購入後30日内のユーザー登録でモーターの10年保証がつきます。
取り扱い説明書はこちら


近い価格で30畳までの姉妹品、633JPがあるが選考外。

633JPは30畳までとなっているのですが、風量が8.64に対して、うえでおすすめする16畳までの533DCJPのほうが風量が10.05と多いのです。
なぜなのでしょうか?

メーカー確認したところ、羽の大きさが633JPがより大きく、風量は弱いものの対流を起こす力は大きいとのお返事でした。

またこちらはACモーターなので省エネではありません。
保証も3年と短くなっています。

なので選考外です。




テクノス SAK-280DC

DCモーター出力30W(アイリスオーヤマを除く)
自動で上下左右の首振り
タイマー
リモコン付き
おすすめ


DCモーターで30Wなので、先ほどの40%計算なら、ACモーターで50W相当です。
メーカーサイトには70%当社比とあるので、本当なら100W相当ですが、これはちょっとやりすぎな気がしますね。

わが家でこのメーカーの壁掛けDCモーター扇風機を使っていますが、低価格ながら不具合も起きず毎年動いています。
またDCモーターの特徴の1つ、静かな動作音も実感しています。


ところでテクノスはあまり有名ではないですが、40年の実績がある日本のメーカーで「機能的で使いやすく、壊れにくいデザイン」がモットー。

壊れやすいイメージの強いアイリスオーヤマのと違って好感が持てます。

レビューを一つ

扇風機で代用していましたが、部屋も広いのでサーキュレーターを購入。
切タイマーが条件だったのですがDCモーター仕様でこのお値段!満足です。
部屋も変形リビングダイニングで20畳ありますが、扇風機の時のように足元が寒い事がなくなりました。快適に過ごせます。早く購入すればよかったです。

楽天みんなのレビュー


1年保証付き
取り扱い説明書はこちら


※コピー商品がAmazonであります。

テクノスのコピー商品。
サイズは一緒、外見も一緒、操作部分が異なります。
見落としがちですが、モーターの出力が正規品より6W劣ります。

そして大事なことですが正規品よりいくらか安い分、壊れやすいのがコピー商品です。
間違って買ってはいけません。

買ったサーキュレーターの中ではかなり駆動音がして、でもこんなものかなと使ってましたが
2か月で音がひどくなり風速調整も効かなくなり翌日には電源を入れても羽が回らなくなりました
結構いい値段するのに音も耐久性も確実に値段以下です

Amazonレビュー

こんなコピー商品を作って販売していいのでしょうか。

でもテクノスさん。
いい商品だからコピーされるのですよね。




ユアサ YCL-DJ189CFR

イオンが出る消臭タイプでDCモーターを求める方におすすめ。


このタイプの2番目(理由は下記MEMO参照)に最大出力で33Wです。
イオニシモ(イオン発生装置)は村田製作所製で効果はこちらに掲載されています。
上下左右首振り、タイマー、リモコン付き

1年保証付き
取り扱い説明書はこちら


ただわが家では消臭効果のあるセスキ炭酸ソーダで洗濯しているせいか、イオンなしでも匂うことはありません。
なのでニオイを気にされる方は、セスキと一番に紹介したボルネード40Wの組み合わせがおすすめです。

イオンでDCモーターの最大出力はエペイオスのHM702Aで35W

こちらのメーカーは日本のメーカーではありますが、創業2020年なので非常に実績が薄いため、買うのには少し不安があります。

TVで紹介されたのでレビューが急に増えました。
・倒すと首がおれて、修理はできない
・タッチパネルが反応しない
・首振りの異音
あまりよくないレビューが複数あります。

なのでおすすめするユアサが33Wで、こちらとの差が2W。
イオンが欲しいのなら実績のあるユアサを選ぶことにします。




ドウシシャ FCW-233D

サーキュレーターを数多く販売する日本のメーカーからアイリスオーヤマを除く、DCモーターで最大消費電力33Wのが発売されました。
まだ様子見


上下左右首振り、タイマー、リモコン付き
1年保証付き
取り扱い説明書はこちら


まだレビューが1件もないのですが、店舗で確認したところ手を当てるとそれほど強い風圧は感じられなかったのですが、総風量は羽が23cmと大柄なためにそれなりにありそうです。

それとスイッチがタッチセンサーのため、操作しづらい感じがしました。
今後のレビューが気になる商品です。

いくつもサーキュレーターを販売しているメーカーので、無難な売れを見せるかと思います。
消費電力からの数字上はテクノスより風量があるので、価格性能でほぼ同等になる位置づけです。

まだ様子見ですね。




アイリスオーヤマ PCF-SDC18T

アイリスオーヤマでDCモーターの最大出力35Wのモノがこちら。
おすすめしません。


おすすめしない理由1.
35Wの出力がありテクノスの30Wを超えますが、価格は一万円を超えるのでここまで出せるのなら、ボルネードがおすすめ。
もし自動首振りが欲しいのであれば出力は5W少なくなりますが、壊れにくさと低価格なテクノスをおすすめしたいです。


おすすめしない理由2.
耐用年数が4年と短いのは、お財布にも環境にもやさしくない
わが家では2台アイリスオーヤマのサーキュレーターを使ってきましたが、次は買いません。
首振りはいつの間にか壊れてしまいました。

最大出力のDCモーターを選ぶと、結果として上下左右の自動首振り、リズム風などムダ機能がありますし、機能が多いとその分壊れやすくなります。
数を多く売っているせいか故障のレビューも気になります。

使い始めて1ヶ月でDCモーターの故障。
その後のメーカーの対応は酷いとしか言いようがなかった。
製品自体はとても良いとは思うが、製造元であるアイリスオーヤマは駄目の一言。

Amazonレビュー


1年保証付き
取り扱い説明書はこちら


ちょっとそれますが、Amazonレビューの多さや、ほかのサイトで高く評価されている商品です。

除湿機能付きのサーキュレーターなんて、字だけ見るといかにもよさそうですね。

アイリスオーヤマの除湿器付きサーキュレーター

今までにない商品として最近話題をさらっているようです。
気になって調べてみたのですが、故障レビューの低評価が多い。

レビューを読まずに買ってしまうと大変なことになります。
とてもおすすめなんてできません。


雨の日でも、今回紹介するサーキュレーターなら強風でほぼ乾くので、除湿機能は必要ありません。

たとえ梅雨時により早く乾かしたいのであれば、別に除湿器を買って併用するのが無難です。




ヤマゼンYAR-AD234


ヤマゼンで最大出力のDCモーターはこちら。
おすすめしません。


悪くはないのですが、残念ながら価格と性能を比較するとテクノスに劣ります。
デザインもどちらかというとテクノスが洗練されていますね。

実績のある日本のメーカーです。
消費電力28W(DCモーター)




アンドデコ Armonia

楽天レビュー4000件を誇る大人気サーキュレーター
どこかのブロガーの紹介されて爆発的に売れたようです。
おすすめしません。


おすすめしない理由1.
風量の数字がおかしいのと、風量不足レビュー
風量がボルネードの10.5m3/分を上回る15.1m3/分
でも消費電力はボルネード40Wに対して、こちらは18Wの半分以下

風量と消費電力はある程度比例するはず。
風量が1.5倍にもかかわらず、消費電力は1/2なのはおかしいです。

風量の数字だけ見ると性能的にすごく優れていることになるのですが、日本製のDCモーターを使用している(=高性能で省エネ)ということを差し引いても消費電力は少なすぎです。
なんとも腑に落ちない数字です。

なので風量と消費電力のどちらかがおかしい。
消費電力は測定状況で変わることがないので、測定/判断基準によって変わる風量が比較できるものでないのが分かります。

レビューを少し紹介します。

首振り音がうるさい
やはり家電はきちんとしたメーカーで購入すべきだと痛感しています。
本当にがっかりです。パワー不足。最強にしても扇風機の弱より弱い。
届いた翌日にアイリスオーヤマのサーキュレーターを買いなおしました。
正直、おもちゃです。かなり後悔、凹みました。

楽天みんなのレビュー



おすすめしない理由2.
カバーが外せない

サーキュレーターを使っているとホコリがどうしてもたまります。
掃除がし難いつくりは使っていてストレスです。

カバーが工具無しでは取り外し出来ません。その為、羽根の掃除ができずに困っています。
しかも30cm以上の長いドライバーを用意しないといけず、掃除やメンテナンスがかなり不便です。
サーキュレーターとしての機能は問題ありませんがメンテナンスの事を一切考えてない設計に対してかなり印象が悪いです。

楽天みんなのレビュー

1年保証付き




サーキュレーター DCモーター【 360°回転+左右首振+固定 】

楽天で同様に人気で約2000件のレビューの【 360°回転+左右首振+固定 】サーキュレーター(名前がありません)
おすすめしません。


おすすめしない理由1.
品質が不安定のため。
レビューで多いのは2つ。
・一か月後に首振り故障
・風量が落ちる


おすすめしない理由2.
品名、メーカー名、製造国もない商品は不安です。

他の方も既に書いていらっしゃいますが
メーカー名が表示されていません
MADE IN 〇〇〇〇〇 もありません。
1年をちょうど過ぎた頃に突然電源が入らなくなりました
メーカーに問い合わせたところ保証期間を過ぎているため修理に6800円かかると言われました

楽天みんなのレビュー

1年保証付き




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実際にどれだけ強風なのかを確認する

選ぶ基準が分かりました。

1.強い風
2.DCモーター

3.壊れにくい

この3つで納得いくまで調べた結果、良さそうなもの2つ購入ました。
性能を比較してみましょう。




サーキュレーターの風力比較

サーキュレーターの性能比較

比較するのはわが家に既存の1つと新規の2つ
奥から「ボルネード」
真ん中「テクノス」
手前の「アイリスオーヤマ」

アイリスオーヤマはわが家で2つあるうちの風量の強いほうを試します。
赤い毛糸を張り付けて、流れ方を比較してみましょう。

奥の「ボルネード」は渦を巻きながら遠くになびきます。
真ん中の「テクノス」と手前の「アイリスオーヤマ」はそれほど伸びません。
ボルネードの風量の強さが分かります。


動画はこちら



毛糸の付ける場所を羽の中央から、上に変えてみます。

真ん中の「テクノス」がまっすぐに毛糸を流しています。
動画はこちら


今度は上向きにして毛糸の流れる様子を見てみます。

同じ並びで試します。

「テクノス」は「アイリスオーヤマ」と「ボルネード」に比べて渦巻きが少ないのが分かります。
渦を巻いた方がより遠くまで風が飛ぶといわれていますが、洗濯物を乾かすのにはそれほど効果の違いは出てこなそうです。

また同じように渦を巻く「アイリスオーヤマ」と「ボルネード」では「ボルネード」のほうがより高速に回り、風量があるのが分かります。
「ボルネード」は価格が高いだけにしっかり働いてくれます。

動画はこちら

サーキュレーターの風力比較

サーキュレーターの性能比較

比較するのはわが家に既存の1つと新規の2つ
奥から「ボルネード」
真ん中「テクノス」
手前の「アイリスオーヤマ」

アイリスオーヤマはわが家で2つあるうちの風量の強いほうを試します。
赤い毛糸を張り付けて、流れ方を比較してみましょう。

奥の「ボルネード」は渦を巻きながら遠くになびきます。
真ん中の「テクノス」と手前の「アイリスオーヤマ」はそれほど伸びません。
ボルネードの風量の強さが分かります。


動画はこちら



毛糸の付ける場所を羽の中央から、上に変えてみます。

真ん中の「テクノス」がまっすぐに毛糸を流しています。
動画はこちら


今度は上向きにして毛糸の流れる様子を見てみます。

同じ並びで試します。

「テクノス」は「アイリスオーヤマ」と「ボルネード」に比べて渦巻きが少ないのが分かります。
渦を巻いた方がより遠くまで風が飛ぶといわれていますが、洗濯物を乾かすのにはそれほど効果の違いは出てこなそうです。

また同じように渦を巻く「アイリスオーヤマ」と「ボルネード」では「ボルネード」のほうがより高速に回り、風量があるのが分かります。
「ボルネード」は価格が高いだけにしっかり働いてくれます。

動画はこちら


ボルネードが一番いいのが分かりましたね。
今度は実際の細かい使用感をお伝えします。



ボルネード 533DC-JPレビュー

ボルネード
操作するのはダイヤル一つだけ

▶購入の理由
国内サーキュレーターよりワンランク上の強風を試して見たかった。
造りが単純なので長持ちしそう。


▶良かった点
テクノスを上回る強風。
思ったより軽い。
洗濯物が面白いくらいにブンブン回ります。
ステンレスのピンチハンガーと、肩掛け8連ハンガーを横並びにして、その間に風を向けると同時に回って、朝には乾いています。

モーター以外に壊れるところがなさそうな造り。保証が長いのも頷(うなず)けます


▶良くなかった点
造りが簡単なので、もう少し本体価格が安ければよい。

中国メーカーが同じようなのを作ったら価格負けしそう。




テクノス SAK-280DCレビュー

テクノスサーキュレーターの首振り

▶購入の理由
・国内メーカー最大の風量(アイリスオーヤマ除く)
・自動首振り

首振りはほとんど使わないのですが、2台買う予定の1台だけでもあれば役に立つときがありそうな気がしたので。
左右だけ、上下だけ、左右上下同時が可能です。


▶良かった点
実際の風量と価格
国内品の最大の風量表示だけあって、今までわが家で使用していたアイリスオーヤマより体感で1.4倍ほど風量が強い、その割には価格が安いこと。
28ピンチのステンレス角ハンガーに目いっぱいで、夜に部屋干しすると、以前は朝までに乾ききらなかったのですが、乾くようになりました。ステキ。


▶良くなかった点
上下に傾けたいときに、電動でしか動かない。
例えば下に傾けたい時に、前回上に向かって移動中だった場合だと、一度上に上がり切ってから下がるのを待たなくてはいけないので、まどろっこしくてイライラします。
左右は台ごと調整すればいいので問題になりません。


その他

テクノスサーキュレーターの温度表示

・液晶に室温表示
例えば夏の夕方で室内の熱い空気を、外のすずしくなった空気と入れ替えて数字が実感できるのが良いかもしれません。
ただまだ夏になっていないので、その時にまた追記しますね。

・見た目より軽い
台が空洞そうなので、もう少し小さくてもよかったですね。

・縦横の首振り折り返しが一緒
左右の首振りの終わりと、上下の首振りの終わりタイミングが一緒なので、風の当たらないところが出てきます。
あまり使う予定がないのですが、レビューで気にしている方がいました。




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洗濯物はサーキュレーターで回転させて早く乾かす

洗濯物をサーキュレーターで回転させて乾かす

ピンチハンガーや衣類ハンガー自体を風で回転させると早く乾きます。


洗濯物を部屋干しするときにサーキュレーターで首振るよりも断然早い。
時間で言うと約1/3に短縮されます。

さらに雨でも除湿器なんていりません。
サーキュレータだけで乾きます。
でも冬はさすがに除湿器併用です。


最後になりましたがサーキュレーターの性能とは別に、洗濯物を早く乾かす大事なポイントです。



首振りはいりません。
以前は首振りで使っていたのですが、ふと回転させて乾かしたら明らかに早く乾くことが分かったので、もう使っていません。

同じことを「家電ウォッチ」で紹介していましたし、中には自作の回転スタンドで天日干しと室内、室内+回転の比較実証をしている人や、部屋干し自動回転なんてものまであります。

洗濯物に首振りでただ風を当てるよりも、洗濯ハンガー自体を回転させるほうが3倍早く乾く

これはするめを乾燥させて、スルメイカを作るのと一緒です。
これがモノを乾燥させるのに一番効率がいいのでしょう。


これが分かってからは必ずくるくる回しています。

サーキュレーターは「首振り必須」の扇風機からの派生イメージがあるので、どうしても首振りが欲しくなってしまうのですよね。

なのでこれを知らないで中には洗濯物を横から風を当てると回ってしまって乾かなくなるのでダメとしている逆の人もいます。



そしていいことに早く乾くと雑菌の繁殖が抑えられて、部屋干しのにおいがしない。

つまり
強い風
 
早く回って、早く乾く
 
早く乾くから、嫌な臭いもしない

洗濯物を多く干したり、ジーンズなど重いものを多く干すと風量不足でピンチハンガーが回りづらいことがあります。

ジーンズは色落ちするのでまとめて洗いますよね。
そうするとまとめて干さなくてはいけなくて、干した時に重いのでピンチハンガーが回転しづらい。

重いジーンズを回転させる → やっぱり強い風も必要

早く乾かすには回転が必要なのが分かりました。
今度は実際の方法と、お助けグッズを紹介していきます。




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洗濯物を回転させて早く乾かす方法

女性おすすめ

洗濯物の端から風を当てて回転させます。


わが家では部屋に横棒を渡して、そこに洗濯物ハンガーをかけてます。

おすすめしたボルネードなら、洗濯ハンガー2つの間に置いて両方回転して洗濯物が乾かせます。

また最近分かったのですが、手前の洗濯物を回転させて、さらにその後ろにかけてある、別の洗濯ハンガーの洗濯物も意外なほどに乾きます。
恐るべし大風量。


自宅の風景はあまりにも生活感がある部屋なのでとてもお見せできないのですが、下のようなのを使って部屋に棒を渡して、洗濯ハンガーをひっかけて、回転させます。

ピンでとめるので壁の跡が残らず、賃貸でも大丈夫なのがよくできています。

実用的だけれど、ちょっと部屋に置くには存在感が。
分かります。

そんな方にぴったりなのはこちら。
ねじ固定ではありますが、使う時にだけワイヤーを部屋に渡すので、使わないときは存在感を極限までなくせます。

Amazonで偽物までている人気商品です。




そのほか、床に置くタイプもあります

レビューによると1年くらいで回転する部分、ベアリングといいますがここの油(グリス)が切れるので、補充する必要があります。

摩耗して粉が出て動きが悪くなる前にグリススプレーするのががおすすめ。
同時購入が必要ですね。

もちろん普通の洗濯ピンチハンガーなどの回転も確実によくなるので、ぜひとも使ってみてください。

回転がスピードアップします。

グリーススプレーは安いものだとホームセンターでもありますが、意外に噴き出すグリスが広がるので、先が太いノズルなので奥までうまくねらえません。
こちらの金属の細ノズルがおすすめです。




扉の枠に挟んで洗濯ハンガーをかけるものもありますが、これだと1つしかかけられないのが残念ですね。



下にコメントを頂いたEMUさんは浴室の扉にハンガーを設置して使われているとのこと。
浴室扉なので、洗濯物を乾かす風が浴室内にも行きわたり、両方とも乾燥できるなんてナイスアイデアですね。

枠の幅に合わせて55.5cm~90.5cmと伸縮できるようになっています。

こちらの注意点を2つ。

Amazonレビューは、他商品同様に、関連商品と一緒になっているので、こちらの商品に絞ってあげないと判断を間違えます。
方法はレビュー最後の「すべてのレビューを参照します」からフィルター選択で「すべての形式」からこちらの商品を選ぶ。

取り付け方法の補足
付属のネジ(予備もあり)があっていいのですが、そのまま木枠にねじ込むと割れる可能性が高いので、ねじの軸と同じ細さの穴をあらかじめドリルであけておくのがおすすめです。
一度割れると取り付け強度が極端に落ちます。

もし枠の外側にとめるのであれば、付属の20数ミリ長さでは石膏ボードの厚みを引いてその下地へねじの長さでは強度が足りないので、40mmくらいのサビないステンレスのネジがおすすめです。
キチンと施工してあれば枠の周りには下地が入っているはずです。

ただマンションの場合は軽量鉄骨なのでねじはドリルねじがおすすめです。アルミ枠の場合も同様です。
この場合はどちらもこちらの長さでよいですね。
このネジは頭がつくべき所についたら止めます、回しすぎは取付強度が落ちます。




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まとめ

ホッと一息まとめ

モーターの消費電力から推測して風量の強いのを購入したのですが、比較してみて改めてその風力の違いが分かりました。


わが家ではもうバンバン回って洗濯物を乾かしています。
そして先にも触れましたが、除湿器はほぼ使わなくなりました。

除湿器を何の気なしに、どのくらい電気を使うのか見てみたら、なんと465Wも使うのです。
除湿器の電気代はサーキュレーターの10倍ですよ。
驚きです。


夜部屋干ししてサーキュレーターだけだと臭うことがあったので、除湿器も併用して早く乾かしていたのですが、これだけで1カ月3264円かかっていました。
465W × 一晩9時間 × 一カ月30日 ÷単位をkにして1000 × 電気単価26円=3264円


連日の雨でもサーキュレーターの風量全開で朝までに乾くことが分かったので、除湿器の出番は冬限定です。
ちなみに除湿器はサーキュレーターがあれば冬しか使わないので、わが家も使っている価格の安いデシカント方式でマイナスイオンの出る、さらに湿度の変化で自動停止するパナソニックがおすすめ。



そしてTEIJINNサイトによれば
洗濯物を乾かすのは「温度」「湿度」「風」

そしてイヤな部屋干し臭は、乾くのが遅いとつきやすい。


なので風量のあるサーキュレーターで早く乾かします。
もちろん電気代も気にしてDCモーターですね。


価格が他より高いので少し買うのに抵抗がありましたが、10年保証なので確実に元が取れます。
買い替えで廃棄ゴミの出ないボルネード。
除湿器も不要。

おすすめします。

買って損はしないわよ

これだけではだめです。
スルメイカのように回転させなくては。




でもどうしても首振りたいのならリモコンも付いた高機能なテクノス。
ちょっと風量は劣りますが、壊れにくく低価格が魅力です。




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コメント

  1. EMU より:

    はじめまして。
    洗濯物を回して乾かす!その発想はありませんでした。
    こちら何度も何度も読ませていただき、
    テクノスのサーキュレーターと回りやすそうな角ハンガーを購入して、
    いざ!!!
    めっちゃブンブン回って笑ってしまいました〜〜。
    何事にも反応の薄い息子も「まじか。スゲ〜」と驚いていましたよ〜。

    ちなみに我が家ではtowerの伸縮浴室扉前物干しハンガーに
    W80センチのアルミ角ハンガーを中央に固定使用しています。
    (ちょうど浴室ドアを閉めても回る1番大きいサイズ)
    洗濯機前スペースで干して、乾かすという超ズボラ生活です(笑)

    cadoの除湿機の洗濯モードで5時間かかっていたのが、
    確実に半分の時間で乾いています。
    その上、電気代も安いんですもんね。

    本当に本当にありがとうございました。

    • O_Haruki より:

      EMU様
      お役に立ててよかったです。
      洗濯物を回すのは偶然だったのですが、調べると皆さんその乾く速さに驚いていますよね。
      息子さんの様子も伝わってきて、私としてもとてもうれしい限りです。
      コメントありがとうございました。

    • O_Haruki より:

      EMUさん
      こんにちは。

      浴室前の物干しハンガーをいいアイデアだと思うので紹介させていただきました。

      それとだまされたと思って、記事中に紹介したグリススプレーを使ってみてください。
      さらに回転がアップすること間違いなしです。
      さらに早く乾きますよ。

  2. はち より:

    はじめまして。
    数値よりも実際に検証したことをまとめられているので、とても参考になりました。
    ここでまとめられていない無印の大風量サーキュレーターはボルネードの533dcよりも羽が大きく、かつ価格は3分の1程度なので、それかボルネードかどちらを購入しようか迷っています。
    はるきさんならどちらを選択されるか是非アドバイス頂きたいです。

    • Kohata_Haruki より:

      はちさん。
      ブログを参考にしていただきありがとうございます。

      確かに金額の差が気になりますね。
      1万円の初期費用を、ボルネードの電気代4割安と耐用年数で埋められるかどうかですね。

      通常電気代の計算では1kwhあたり27円で計算しますが、
      現在は燃料が上がっているので2022/10の東京電力の調整額を加えると32円
      同じ風力で時間で条件そろえて、
      無印の最大消費電力は32.5Wなので1000時間使うと1040円
      これに対してのボルネードはDCモーター約4割安ですから624円
      この差が416円です。

      10年で電気代の差は一日4時間使ったとして4x365x10=14600時間
      差額は624円/1000時間でしたから、9000円

      無印の耐用年数は10年保証が1年、たいしてのボルネードは耐用年数記載なしの、保証が10年
      ボルネードの耐用年数は分かりませんが、10年前後で壊れてしまっては修理代で売上が飛んでしまいますから、
      おそらくは20年は耐用年数を見積もっているのだと思います。

      10年の節目で差額はボルネード17000円-無印6000円-電気代9000円=2000円
      まだ無印が2000円安いですが、ここで壊れて買い換えたら
      2000-6000=-4000円で一気にボルネードが4000円安くなり、以後は電気代の差額も開いていきます。

      なので長く付き合って使うのであれば、買い替え費用も比較するところです。

      どのように使わるかによっておすすめは代わりますが、わが家のように洗濯物を乾かすのだとして、
      無印のメリットの静寂性や、デメリットの床置きのガタツキ、ブレは気にならないでしょう。
      ただ背面にスイッチがあるので使いにくいレビューは気になります。

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