
ズボンのチャックが下がるのは恥ずかしい

まだはけるし、丈詰めもしているし
買い直すのはもったいない

ペンチで絞めても直らない

チャックのつまみだけ
交換できないかしら
こんな悩みを解決します。
実際に無印のジーンズのチャックが下がってしまって困っていたので、実際にチャックのつまみ(スライダー)だけを交換して修理しました。
チャックのスライダーは2つで200円、時間は15分くらいでできますよ。
下がってしまうズボンのチャックのスライダーを交換して元通りに直す
チャックの仕組み

本当ならチャックのつまみを下に下げれば、ロックがかかって下がらない仕組みなのですが、なぜか下がってしまいます。
知らないうちに下がってしまって恥ずかしい。
さて無印のジーンズで使われているチャックは爪が表立って見えないのですが、よく見るとロックの機能があります。
でもこのロック付近をペンチで絞めても、開け閉めがただきつくなるだけなので、交換することにしました。
合うチャックのスライダーを探す

チャックのスライダーにも種類があるので、裏の刻印が同じものを選びます。
無印のはスライダー(Y字の形)の後ろ側に刻印が「D45」だったので「45」を選びました。
ただ「D」のあるなしの違いは分かりません。
ちなみに手持ちのEDWINの5つはすべて「4YG」
リーバイスは「4YG」が2つと「5YG」が1つでした。
そのほか調べるといろいろなスライダーがあるので、合うのがあればチャック全体をほどいて縫い付けて交換するより、はるかに楽ですね。
さらに他のチャックをみてみたらもっと進化したものがありました!
こちらは5CNの刻印

ジーンズので使われていたチャックはつまみを写真で上に起こすとロックが外れる仕組みでしたが、こちらはつまみを持って写真で左右にに引っ張るとロックが外れる仕組みです。


しかもつまみは振れる動きに余裕があるので、引っ張りやすい。
突起がむき出しのつまみから、知らない間にかなり進化していましたね。
チャックのスライダーを外す

まず先の細めのマイナスドライバーを、後ろから隙間に押し込むと少し広がります。
こういう時はただ押し込むより左右に振るのが入りやすいポイントですね。
そしてまだ開きが足りないので、これをとっかかりにさらに広げます。

しっかりとペンチでつかみつつ、ドライバーを同じように左右に振りつつ、押し込み広げていきます。
つかんだペンチが外れやすいので、こんな時は調整した幅でロックしたまま、しっかりつかめるロッキングプライヤーがあると、とっても便利です。

なかでも先の細いロングノーズタイプをよく使うので、こちらがおすすめ。
自分のは何かの時に必要があって、さらに先をグラインダーで削ってあります。
自分で直す人には持っておくと助けてくれる時が必ずありますよ。
新しいチャックのスライダーをつける

買ったままだと口が開いていないのではまりません。
なので広げてあげます。

今度はマイナスドライバーを2つ入れて広げると楽ですね。

指で力を入れなくてもスッと入るくらいに広げて入れます。
そして今度は元に戻すのですが、懐が深いペンチでないと他のところに当たって挟めないので、金づちで叩くことにします。
叩かれる下には力が逃げないように、重く硬いものがあるといいですね。
コンクリートやしっかりとした厚みのある金属が望ましいです。
もしそろえるのなら金床です。

金床といえば定番のこれ。
レールを切断して作られたものですね。
老舗のメーカーもので間違いありません。

叩くにしても、直接スライダーの一部を狙って叩くことはできませんね。
マイナスドライバーの端をスライダーの下端に合わせて間接的に叩きます。

ドライバーは、上面を金づちで叩ける、貫通ドライバーを使います。
金属面が上にありますね、これがドライバーの先までつながって、力が伝わるようになっています。
一度にドン、ではなく何度か叩いて動かしてみて、様子を見ながら進めていきます。

スライダーを閉じたらスライダーを引き上げます。
とってもスムーズで、なにも問題ありません!

もちろん引っ張ったって、つまみを下げておけば、開くことはありません。

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