アプリオのリアタイヤ交換を初めて交換したいけれど、動画を見てもよく分からないという方にぜひ見ていただきたい内容です。
アプリオのリアタイヤ交換の完全手順
必要な道具

最低限の必要な道具は以下の通り
・メガネレンチ 10,12,21mm
日本の老舗工具メーカーのトネの、オフセットのものをそろえておけば間違いありません。
・シリコンスプレー
・タイヤレバー
いわずと知れたデイトナ製が安心。安物は力に負けて曲がるらしいです。
・プライヤー(ペンチ)
・虫外し
抜くときよりも、入れるときに抜いておくと、ビード上げが楽にできます。
・ゴムハンマー(インパクトレンチで代用可能)
タイヤのシャフトに使われる21mmナットを外すのに使用。
それと今回使用のおすすめタイヤ
バルブはL型が空気が入れやすい
バルブだけダメになっても、タイヤ交換の手間がかかるので、一緒に交換するのが安心。
作業の流れ

タイヤとホイールだけだと何をしているか分かりにくいので、流れをつかんでおきます。

まず何もしていない状態の、タイヤとホールの断面図
赤点線のところが注目。
中からの空気の圧力で、タイヤのふち(ビードという)が、ホイールにかかっていますね。

バルブを外して空気を抜くと、ビードが落ちて内側(図でいうと下に)に沈み込みます。

ビードの片側を、一段低いとこへ落とします。

さらにもう片方も落として、両方を

今度はやっと片側を、ホイールの外へ出して

そしてもう片方で、ついに外れました!
実際の作業手順

新しく買ったタイヤの内側がすぼんでいると、ビードが上がりにくくなる(タイヤがホイールと密着しにくくなる)ので、間に段ボールを挟んで広げておきます。
また作業するまで日に当てて温めておくと、柔らかくなるので楽に作業ができます。

まずマフラーを外します。
マフラーはボルト4本で止まっていて、負担がかからないように、写真で右の先の細くなっている元(10mmボルト)から外して、次に本体(12mmボルト)を外します。

マフラーの元のを下から覗いてみます。
10mmボルトはプラスの頭にもなっていますね。

今回のタイヤ交換はバルブの根本がダメになって、亀裂ができているためです。
バルブの交換はタイヤ交換と同じ手間がかかるので、タイヤ交換のときには少しでも不安を感じたら一緒に交換するのがおすすめです。

タイヤを21mmのナットで反時計回りに外します。
回転方向と同じでよいのか気になりますね。
扇風機の羽はシードで囲まれていても、反時計回りなのに。
空回りしないように、タイヤと地面の間に何かを挟んで、ゴムハンマーで叩いて外します。

ビード(タイヤのふち)を片方落としていきます。
今回はタイヤの空気がもう抜けているのでしないですが、空気が抜けていなければ、バルブの蓋を開けて、バルブの中の(虫)突起を、虫抜きで取って空気を抜きます。

ビードを落とすのは片側ずつ。
ビードを落とすとは、タイヤの内側の縁を、ホイールの中央のより一段深くくぼんでいるところへ落とすこと。
原付きのタイヤは小径なのでタイヤレバーだけでは難しいので、クランプがあると楽です。
ちなみに近所のバイク屋は万力でビードを落としていました。

片方落ちたら同じ要領でもう片方も落としていきます。

ときにホイールの端に引っ掛けてクランプで落とします。

こういったレバーの使い方をすると、ホイールの端から、中央へタイヤの縁を移動できます。
写真では分かりやすく、タイヤの際から外しています。

ある程度落ちたらタイヤレバーが楽。
レバーとレバーの間はこれくらいが限度。
足でしっかりと抑えながら、あまり欲張らず、30度くらいずつ外していきます。

いよいよホイールからタイヤを外してい行きます。
まずは片側から。

両面ビードが落ちたら、次はタイヤをホイールから外します。
これも片面ずつ。
タイヤレバーの向きは、どちらが楽にできるか、気にしながら。

これで最後。
もう片側を外して全体をホイールから外します。

片側が外れたら、外れている側を下に寝かせて、
同じ側へもう片方も外して、完全にタイヤとホイールを外します。
タイヤレバーを突っ込んで、ホイールの縁に引っ掛けて、
タイヤ手前を上に起こしながら、レバーでタイヤをつぶしながら押し下げていきます。

この程度まで

写真右のもう一本を差し込んで、右のレバーを下げて、一気に引き剥がすと楽。

タイヤとホイールが外れたら、バルブをはめる前にシリコンスプレーを噴いておきます。
場所は富士山の形のところだけ。

このようにプライヤーで抑えて、
プライヤーをテコの支点にして、タイヤレバーでプライヤーを押し下げると楽にバルブがはまります。
ゴムがちぎれそうで不安になりますが、ひるみませんよ。

タイヤの縁もシリコンスプレーを噴いておきます。

タイヤの回転方向を合わせます。
ホイールは写真の側、タイヤには字で「ROTATION」と、矢印が書いてありますね。

軽点の黄色などの印があれば、バルブの位置と合わせます。
バルブがあるところが重たくなっているので、その分タイヤを軽くして、合わせて全周で重さのバランスを取る。
そのタイヤを軽くした部分が軽点です。

入れるときは両方いっぺんに入れていきます。
足でホイールにタイヤの縁を引っ掛けておいて、

すくうスプーン状を入れやすい上向きに入れてから、

中で下向きにひっくり返してホイールの縁に引っ掛けてると楽。
写真では分かりやすいようにタイヤの外に出していますが、実際は中ですよ。

虫を外してから、タイヤにも使える空気入れでビードを上げていきます。
空気がシュッと抜けるなら、音がしないようにタイヤに座って押さえつけながら。
それでもダメなら、ガソリンスタンドに持ち込んで、コンプレッサーで入れましょう。
後は逆の手順でもとに戻すだけです。
お疲れさまでした。

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