買って損をさせない丸い紙のペンダント照明比較
紙製のペンダント照明は趣（おもむき）がありますよね。
紙の持つ質感が和室だけでなく、洋室にも映えます。
ぼんやりと紙の厚みを通す薄明るい光はとてもなごみます。
いくつか似た商品を見るのだけれどどこがいいのでしょう。
せっかく買うのならいいのが欲しいですよね。
そこでより手軽なところでニトリとイケアに似た商品があるので、
実際にお店に行って違いを確認してきました。
買ってしまってからこっちのほうが良かったと損をさせません。
照明を販売してきた経験から2つの商品を比較検討していきます。
そして最後に買うならどちらか理由を付けてをお伝えします！
１．外見
どちらも非常によく似ていますが、ニトリの骨組がよりスムーズでイケアより球に近く、イケアは骨組がいびつで紙の張りにムラがあります。
ニトリはより工業的に完成度が高いのでラインが美しく、イケアは「シェードは手づくりなので、仕上がりがどれも少しずつ異なります」とあり、手作り感が楽しめます。
どちらが良いかは好みの分かれるところですが、私としてはイケアの手作り感が良いですね。
紙の貼り合わせはどちらも8枚を重ね張りして球にしています。
２．サイズ
ニトリとイケアでサイズ表記が違っていましたが、直径に直すと5cmの差です。
2つのサイズの違いはそれほどないので気にするポイントではありません。
| ニトリ | IKEA | |
| 直径 | 40cm | 45cm |
３．コードの組み合せの種類
イケアのコードにもニトリと同じ天井付のライトブラウンの
ソケット（引掛けシーリングキャップ）がついています。
ニトリもイケアもコードと電球は別売りです。
▶ニトリのコード
電球が１つ、2つ、3つ付くタイプがあるのですが、シェードによってどれが付くのか決まっており、このシェードには1つ付くタイプのみです。
口金はE26
最大消費電力は100W
コード長さは1m
天井側のソケット（引掛けシーリングキャップ）にはカップはありません。
白いコードアジャスターが付属
ボールチェーン（風呂の栓によく使われるチェーンの種類）スイッチ付き
▶イケアのコード
電球の1つタイプでいくつもの商品があります。
ニトリに似たひもスイッチ付きもあります。
写真の例は、
口金はE26
最大消費電力は22W
コード長さは1m
天井側のソケット（引掛けシーリングキャップ）にはカップがあり、この中で調節したコードが隠せます。
カップ内にコードアジャスターが付属
さらにイケアのコードは、バーから分かれてシェードを2つ下げられるタイプや、バーなしでシェードを3つ下げられるタイプもあります。
電球1つタイプを合わせて20種類ほどの中から選べます。
ON/OFFスイッチ
イケアの紹介したコードでは壁にスイッチがないと点きっぱなしになってしまいます。
かといってイケアのひもスイッチ式コードは格好が悪いということであれば、別の方法がとれます。
またニトリのコードもONの状態でボールチェーンを切って、ひもスイッチを見せずにすっきりとした見た目で別の方法でON/OFFできます。
別の方法は下記を参照してください。
４．組み立てと天井取付方法
組み立ては2つに分かれます。
丸いシェードの組み立てと、このシェードとコードの取付です。
丸い紙のシェードの組み立て
ニトリとイケアはほぼ同じ作りで、針金を丸いシェードの中で突っ張って支える方法です。
シェードとコードの取付はニトリとイケアで違ってきます。
電球はどちらも先につけておきます。
ニトリの組み立て注意点
シェードの骨組みに丸い板状の欠き取りパーツ（図番号２のホルダー）があり、そこにコードパーツのボルトを差し込んで、ナットで締める方法です。
イケアの組み立て注意点
線に直接固定する簡素な固定の方法です。
図をよく見て作業しましょう。
線と針金の接点は3つ。順に線の後ろ、線の前、線の後ろです。
天井取り付け
取り付けはニトリとイケアどちらも天井の引っ掛けシーリングボディに簡単に設置が可能です。
特に工具は不要で、差し込んでカチッというまで回すだけで取り付けが可能です。
天井のソケットは以下の写真のいづれかであれば問題なく取り付けが可能です。
一般的なイケアの照明の取り付け方の注意点はこちらが参考になります。
どちらを買うか？
結論です。
イケアをお勧めします。
シェードの違いは見分けがつかないほど似ています。
また大きさもさほど気になる差ではないです。
差が出るのは２点です。
１．調節したコードの長さと天井と照明のソケット
丸見えのニトリとカップで隠せるイケア
２．選べるコードの種類の多さ
1つしか選べないニトリと20種類ほどあるイケア
特にニトリはひもスイッチ式なので、ひもがぶら下がってないほうが見た目にすっきりとして良いです。
またコードの種類と関連してくる明るさのことですが、
どちらも電球は1つしか付けられないので、
6畳などで使うときにはお部屋の明るさが不足します。
日本照明工業会基準で3000ルーメン必要とされています。
より明るい電球を付けたりする方法もありますが、イケアは3連があるのでこれを使って複数で明るさを補えます。
つり下げできます。
今回紹介したもの
紙の持つ質感から透き通る光がたまらなく美しい。
ぜひ一度は試したいシェードです。
イケアの商品はこちら
3つ数珠つなぎにしても遊び心があっていいですね。
光の広がる方向が広い全配光型、球状のシェード全体がきれいに光る電球です。
ニトリの商品はこちら
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