引っ越し先のお部屋に新しく照明を付けたい。
イケアは照明がたくさんあって、デザインもすてきで、値段も手ごろなのがあってよさそう。

外国の会社だし、日本の規格に照明が合うの?

買っても取り付けできるかしら?

電球は何を選べばいいのかな?
普段あまり照明は意識していないから全く分からない。
イケアの組み立て説明書は、日本語がなくて分かりづらいですしね。
それに電気は危なそうだし、難しそうで不安。
でも大丈夫。
そんなお悩みを一つ一つ解決します。
これでステキなイケアの照明がカンタンにお部屋につきますよ!
この記事を読むことで、後で「困った!」をなくせます。
これからイケアの照明を買おうと思っている人はぜひ参考にしてください。
イケアの天井照明を取付ける注意点をまとめ
はじめに
イケアの照明が取り付けられるのか、不安を順番に解消していきます。
漠然とした不安から、実際の取付、そして付いた照明を光らせるところまで解説します。
これでもう心配はいりません!
以下の流れで説明していきます。
1.外国のイケアの照明は、日本でキチンと付くのか?
電圧も、コンセントプラグの形も、外国は違います。
そして電球も日本のと違うのか、という不安を解決します。
2.今部屋についている照明の、取付方法を知る
今ついている照明の取付方法によって、新しく買う照明の取付方法が違っていきます。
3.新しく買うイケアの照明の、取付け方法を解説
今ついているの照明の取付方法が分かりました。
こんどは次に新しく買う照明の取付を説明します。
4.新しく買う照明の電球は別売か、それとも埋め込み電球で買う必要がないのか
照明は商品によって電球が別売か、あらかじめ本体にLEDが埋め込んであります。
1.外国のイケアの照明は、日本でキチンと付くのか

イケアの照明は、日本の家に合わせてできています。
日本で売っているので大丈夫なような気がしますが、やっぱり不安ですよね。
ポイントを押さえながら説明します。
電気の技術的なことは問題ありません。
天井照明に限らず、フロアスタンドやテーブルスタンド、デスクライト、クリップライトなどはすべて、日本のコンセントプラグと同じ形状で、電圧も100V対応です。
電球が切れて、イケアまで来なくても大丈夫です。
照明で電球の入るソケット部分を、口金(くちがね)といいます。
イケアで扱う口金は、ほぼ以下の3種類です。

日本で最も一般的なE26や、一回り小さいE17、そして日本であまり見ないGU10です。
またE26、E17、GU10などはいくつもある国際規格のうちの3つなので、日本独自でも、イケア独自でもありません。
特にE26、E17などはどこの電気屋さん、または100円ショップでも買えます。
残念ながらイケア以外でGU10は、アマゾンでしか売っているのを見かけません。
イケアの電球は販売終了も含めて、こちらがさらに詳しく分かります。

正確には日本の天井のソケットの規格で「引掛けシーリング」といいます。
※ただし例外もあります。
・変換アダプターがいる場合
・天井にソケットがなく、工事が必要な場合
この例外については、今ついている自宅の照明の取り付け方を確認することで分かります。
2.今すでについている照明の取付方法を知る


自宅の照明がどのタイプで取り付けられているのか、
そしてイケアの照明が取り付けできるのかが分かります。
流れはまず
1.一般的な照明の取り付け方法を知る
そして
2.今ついている方法はどの方法なのか知る
の2段階です。
一般的な照明の取り付け方法
天井から照明をつないで電気を取る方法は3つあります。
・引掛けシーリング
・ダクトレール(ライティングレール)
・直接結線
それでは可能性の高い順に詳細に確認していきましょう。
■もっとも一般的な「引掛けシーリング」


イケアの照明はこのタイプなので、簡単に取付できます。
差し込んで回して、カチッと止まります。
日本の家庭のほとんどはこの接続方法です。
でも一部の照明は取り付けできない、金物がはみ出る、照明の回転が制限される場合あります。
仕組みを細かく見ていきましょう。
引掛けシーリングは上下2つの部品の接続でできています。
上の天井についているのが
「引掛シーリングボディ」
下の照明側にあるのが
「引掛シーリングキャップ」
この後何度も出てくるのでしっかり覚えておいてくださいね。
天井側の引掛けシーリングボディは写真のようにいくつかの種類があります。
引掛けシーリングボディには細かい違いはありますが、仕組みとして共通することは引掛けシーリングキャップの爪を差し込んで少し回す、その穴が開いていることです。
そしてこの引掛けシーリングボディの種類と、取り付けしたいイケアの照明によって取り付けできない、金物がはみ出る、照明の回転が制限される場合があるのです。
ではどの照明が問題なのかは次の「3.新しく買うイケアの照明の、取付け方法を解説」項目で説明します。
斜めに取り付けると部分的に無理な力がかかり、器具が痛むため取り付けできないことになっています。
この場合は傾斜天井用のアダプターを使うのが一般的です。
詳細は別記事を参照してください。

■「ダクトレール(ライティングレール)」


ダクトレールとは電気の流れる照明取付のレールです。
※ライティングレールも、ダクトレールも同じ意味。
レールの好きな位置に照明を、いくつか下げられる仕組みです。
規格が決まっているのでどのメーカーのものでも使えます。
そしてダクトレールの場合はそのままイケアの照明が使えません。
イケアの照明は大部分が引掛けシーリング式で、その他のバスルーム照明は直接結線式だからです。
でも引掛けシーリングなら、ダクトレールの変換アダプターを使うことで間接的にイケアの照明が使えます。
先に例外的に「変換アダプターがいる場合」と説明したのはこのケースです。
この変換アダプターは後述します。
■水回りは「直接結線」かも


部屋の照明が直接結線の場合、その部屋によって対応が分かれます。
A.浴室や洗面で照明が直接結線の場合(ほとんどがこのケース)
B.浴室や洗面以外のリビングや寝室などの照明が直接結線の場合(古い住宅のケース)
この2つをさらに詳しく見ていきます。
A.浴室や洗面で照明が直接結線の場合
イケアのバスルーム照明が使えます。
ただし取り付けの場合は電気工事の資格がある業者にお願いする必要があります。
イケアホームページでは「バスルーム照明」としてまとめてあります。
商品ページの製品情報タブのお役立ち情報欄に「直接配線のため、電気工事が必要です。」の記載があります。


店舗では水滴のマークのラベルが直接結線が必要なバスルーム照明に付いています。
バスルーム照明の特徴として、水分や湿気が入らないようにゴムパッキンなどが使われています。
B.浴室や洗面以外のリビングや寝室など照明が直接結線の場合
電気工事で引掛けシーリング方式か、ダクトレール方式にするのがおすすめです。
先に例外的に「天井ソケットがない場合で工事が必要な場合」としたのはこのケースです。
なぜかというとリビングや寝室に直接結線のバスルーム照明を付けることはできますが、電気工事を依頼する必要がありますし、この先交換するたびに費用がかかります。
また直接結線では選べる照明の種類も圧倒的に少ないです。
ペンダント照明はなく、ほとんどが照明本体が天井に近い形、例えばドーム型です。
それよりも一度電気工事で引掛けシーリング方式か、ダクトレール方式にしておけば、好きな照明を買って簡単に自分で付けられます。
そして引掛けシーリング方式とダクトレール方式のどちらか迷うようであれば、引掛けシーリング方式がおすすめです。
引掛けシーリングは費用的にも安いですし、後から簡易ダクトレールを引掛けシーリングにつけて、ダクトレールとして使うこともできます。

ダクトレールで使える引掛けシーリング照明は、ペンダントとスポットライトのみ
ダクトレールにしておけば、イケアのペンダントライトを変換プラグで使えます。
またイケアにはない、単体のスポットライトももちろん使えます。
ただし天井に張り付くシーリング照明や、シーリングバーの付いたスポットライトは変換プラグを使えばつかないことはないですが、なにより不格好ですし、天井への押さえが少ないのでグラグラしてとてもおすすめできません。
購入前に照明を外して、接続方法を確認しておく
それでは天井と照明の3つの接続方法が分かったところで、自宅でどの接続方法が使われているのかを購入前に確認しておきます。
必要であれば照明を外して、さらに詳細に確認します。
■ダクトレールの場合
ダクトレールはレールの形から、見てすぐダクトレールだと分かります。
ダクトレールの場合は購入前に外して確認しなくても大丈夫です。
そしてダクトレールの場合は、ダクトレールと引掛けシーリングの変換プラグを使えば、イケアの照明を使うことができることを先に解説しました。
■引掛けシーリングキャップが見えている場合


上が引掛けシーリングボディ
下が引掛けシーリングキャップ
写真のケースはカップがないので、見てすぐに引掛けシーリングだと分かります。
それでも後ですぐに確認できるように写真を撮っておくとよいですね。
■ペンダントランプなどで天井にカップのある場合


ニトリのカップは上部を回します
シーリングスポットなどもそうですが、照明から天井に向かったところに、カップで覆われてコードや接続が隠れている場合です。
カップを下げると、ほぼ間違いなく引掛けシーリング部分が見えてくるはずです。
カップを下げる方法はいくつかあります。
・摩擦でただ止まっている場合は、そのまま下に引き下げる
・上部を回す。側面にボタンなどがあれば、それを押してから回してみる
・側面にある固定ビスを外して、側面を回して下げる
・カップの下のほうに回せるダイヤルがあれば、それを回すとカップが外れる
そしてカップの中に隠れていた、引掛けシーリングの写真を撮っておきます。
■ドーム型のシーリングの場合


ドーム型の場合はお部屋によって2つのケースに分かれます。
・浴室や洗面は、ほぼ直接結線
・浴室や洗面以外は、引掛けシーリング
シェードの外し方は以下の2つの方法です。
・シェードをそのまま回転させる
・シェード側面の天井付近にあるボタンを2カ所押す
それでは外したシェードの中を見てみましょう。
ドーム型シーリングを外したら、「アダプター方式」だった場合


アダプター方式
リビングや寝室など
アダプターにシールなどで記載の方法に従ってアダプターを外すと、引掛けシーリングボディが出てきます。
アダプターを外した後の引掛けシーリングボディの写真を撮っておきます。
ドーム型シーリングを外したら、「直接結線」だった場合


直接結線方式は洗面や浴室
先にお伝えした通り、バスルーム照明を選んで工事依頼して取り付けるか、バスルーム以外の照明を使うために引掛けシーリングか、それともダクトレールの工事を依頼するか決めます。
おすすめを一つ上げておきます。
工事をお願いするなら、一覧からレビューと人を見て業者を選べる「くらしのマーケット」がおすすめ。
料金を決めてから作業を依頼できるのが安心です。


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融通のきく引掛けシーリングボディにするのであれば、選択肢は2つ
シャンデリアやダクトレールを予定する場合には、「耳(ハンガー)つきのローゼット」
その他の照明なら、逆にこのタイプを避けましょう。


■分からない場合


住宅で洗面浴室以外であればほぼ引掛けシーリングです。
ただ古い住宅の場合は、直接結線方式のこともあるので、シェードやカップなどを外してみないと確実に引掛けシーリング方式と断定できません。
また天井のソケットの引掛けシーリングボディにはいくつか種類があるので、種類を特定できなければ分かるまで外していきます。
外し方はシェードやカップの側面にシールが貼ってあり、そこに書いてある場合がよくあります。
シールもなく、外し方の見当がつかない場合はほとんどないと思います。
もし型番だけでもシールなどで分かれば、ネットで取扱説明書をダウンロードすることで、外し方が分かるかもしれません。
メーカーだけでも分かれば、「メーカー名 照明 外し方」で検索してみてください。
外して何であれ写真を撮っておきます。
3.新しく買うイケアの照明の取り付け方法


先の項目で自宅の天井の照明の接続方法が以下の3つの方法のいづれかであることが分かりました。
・引掛けシーリング
・ダクトレール(ライティングレール)
・直接結線
またそれぞれの場合で、気を付ける点も理解できました。
今度は新しくつけるイケアの照明の注意点を見ていきます。
イケアの家具もそうですが、照明の取付説明書は日本語がほとんどなくて、図でできているので、正直分かりやすいとは言えません。
そこで分かりにくいと思われる個所を補足しながら、照明の種類別に取付の注意点をまとめていきます。
ペンダントランプ
何度も繰り返しますが、イケアのシーリング照明やペンダント照明、シーリングスポット照明はすべて引掛けシーリング方式です(バスルーム照明を除く)。
したがってほとんどが道具を使わずに簡単に取り付け交換が可能です。
必要な照明でもマイナスドライバー程度です。
ただしダクトレールには引掛けシーリング方式は使えないので、イケアの照明をダクトレールに使う場合は引掛けシーリングとダクトレールの変換アダプターが必要になります。
少し器用な人ならペンダントライトの配線を切って、ダクトレール用のプラグに結線する方法もあります。
長さを切って決めてしまえば、ペンダントライトに付属するカップを使わず、スッキリと見せることができます。
照明のコードを短くする方法
ペンダントランプの取り付けの問題点は何といっても、コードの長さを短く調整して、不要な長さのコードをカップ( コードを隠す天井に付けるの覆い )の中に入れる作業です。
この時にうまくコードをまとめておかないと、次にカップを付ける際にカップが天井から下がったり、傾いたりします。
カップを押し上げたときに、コードがカップを押し下げることのないように、うまくまとめる必要があります。
具体的には下の図のように軸となる部分に巻き込んで、必要であればパッケージについていた針金も利用してコンパクトにまとめます。


天井へ付けるカップが傾かないようにする方法
イケアのペンダント照明は天井からつり下げる時に、カップが傾いてしまうことがあります。
新しいタイプでは改良されていて天井に着きやすくなっているようですが、従来のものはそのままだと傾いてしまうことがよくありました。
解決のポイントは2つです。
1.カップの中の余分な線をきつくコンパクトにまとめる
余分な線をカップの中に無理やり押し込んでも、手を離せば線は広がろうとするので、天井に当たってカップを押し下げてしまいます。
なので可能な限り余分な線をコンパクトにまとめて、広がらないようにするのがポイントです。
もちろんいくらコンパクトにして、カップの深さより長くしてはだめですよ。これもカップが上に上がらない原因になりますから。
上の項の写真を参考にしてください。
2.カップを止めるときに遊びをなくしてとめる
なんにでも動くものは遊び(動きしろ、余裕)があります。
これのせいで天井ピッタリと止めたはずでも、カップが少し下がってきて傾くのです。


なのでコードは下に引っ張りつつ、カップを上げつつ、カップの固定ねじを締めあげるのがコツです。
こうすることで天井にぴったりとつきやすくなりますよ。
引掛けシーリングがカップで隠し切れないかも


引掛けシーリングの中心とコードの中心がずれているために、コードの中心から広がるカップの中心もずれてしまいます。
そしてズレたカップの位置で引掛けシーリングボディが収まればいいのですが、カップが小さかったり、大きくても引掛けシーリングがローゼットタイプだとはみ出てしまうことがあります。


引掛けシーリングボディは大きさがいくつかあり、大きいものだと重量物のビス穴付きのハンガータイプ(引掛け埋込ローゼット)は最大で122mmあり、それに対してイケアのカップは小さいものだと約90mmなので、この時点でもうすべてを覆うことはできません。
付属の配線隠しのカップを市販品に交換
カップの傾きを直したい、明らかにはみ出ている引掛けシーリングボディを隠したい場合は、イケアのカップを使わないで別の市販品を使うことになります。
ただしコードの長さ調整はできないので、別にコードリールを使ってカップの外で高さを調整する必要があります。
付属のカップはのこぎり等で切って捨てます。
代わりのカップを取り付けます。
カップは半分に分かれていて取り付ける方法です。
大きさが150mmあるので、中心がずれていても問題なく収まります。
色は写真以外がリンク先に各色あります。
コードリールを使ってカップの外で高さの調整をします。
下記の商品で約1.5mの巻き取りが可能です。
ペンダントランプの部位の名前


コードセットとは
コードとカップとプラグとソケットのセットです。
天井側から下に向かって順に以下の4つです。
・引掛けシーリングキャップ(天井へはめる方のプラグ)
・ 引掛けシーリングボディとキャップを隠すカップ
・コード
・電球が付くソケット
シェードとは
日本語で傘のこと。電球の明かりを覆って遮るものです。
セードと書く場合もあります。
2通りの商品構成
イケアのペンダントランプには2通りの商品構成になっています。
A.コードセット + シェード + 電球
B.コードセット一体型シェード + 電球
商品を買いそろえる時に、上の2つのどちらの商品構成かを理解する必要があります。
それではこの2つを詳しく見ていきましょう。
A.コードセット + シェード + 電球


この商品構成は、台形/筒型の布シェードや、紙製のシェードの場合が多いです。
合わせの商品はそれぞれ単品で売っているので、その点を理解すると分かりやすいです。
ただ展示だと組み合わせ済みの展示が多いので、「2.コードセット一体型シェード + 電球」との違いが分かりづらいです。
商品のパッケージや商品ラベルなどで商品構成を理解する必要があります。
台形のシェードをコードセットへ取付ける時の注意点
台形というのは横から見て台形の主に布製のシェードの場合です。
このシェードはペンダントランプ(上からコードで電源が来て下に電球が付く)場合と、スタンドランプ(下から支柱で電源がきて上に電球が付く)場合の兼用シェードです。
ペンダント照明として使う場合は下の図のようにシェードの電球ソケットが付くフレーム部分を180°回転させてコードセットを付ける方法です。


B.コードセット付シェード + 電球


コードセット一体型シェード + 電球
コードセットがシェードの商品の中に入っているタイプです。
したがってコードセットは別途購入する必要がありません。
またコードセットは基本的に交換できません。
HEKTARシリーズの一部の照明はカップが天井にピッタリと付かない
HEKTAR22cmやHEKTAR38cmは天井へ付けるカップが平たく、厚みが22mmの引掛けシーリングボディでは隠しきれません。


付かないわけではないのですが、カップが天井から浮いて(下がって)しまいます。
この場合の解決方法は天井の引掛けシーリングボディを、電気工事を依頼して埋め込み式の出高さ11mmのタイプに変更してもらいます。


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シーリング照明


シーリング照明とは天井に張り付く形でつき、照明と天井との隙間がない形のものです。
取付方法は主に2通りです。
1.結束バンド引っ張り方式
2.アダプター方式
それではこの2つの方式の違いと問題点を見ていきましょう
1.結束バンド引っ張り方式
結束バンドを引掛けシーリングキャップのフックに引掛けて、結束バンドで照明本体を引っ張り上げる方法です。


結束バンドで引っ張り上げるので、結束バンドをカチカチ引っ張り上げる度合いで、引掛けシーリングの出高さの22mmか11mmの差を吸収します。
天井へぴったりと付けるポイント
結束バンドで引っ張り上げるよりは、照明本体を天井へ押し付けつつ、あくまで押し付けた照明を結束バンドで照明をよい位置で固定するつもりでするとぴったりと付きます。
2.アダプター方式
一般的なドーム型の照明にある方法です。
円柱型のパーツを一度引掛けシーリングボディに接続して、その次に本体をはめて、最後に結線する方法です。


円柱型のパーツ には本体を止めるための掛りが、引掛けシーリングボディの出高さ22mmと11mm用に2通り付いているので、ここで出高さの違いを吸収しまするのですが、このことが分かりにくい説明になってしまっています。
取付説明書には出高さ22mmと11mmをページを分けて方法を説明して分かりづらいのですが、実は簡単です。
アダプターを付けたら、本体を天井面に付くまで押せるだけ押し上げるだけです。
その時に22mmは2回カチッ、カチッ、11mmは一回カチッとして止まるだけの違いです。
最後にアダプターに近い中心部に手をかけて押し上げると確実です。
本体両脇をもって最後まで押し上げると、本体がしなって掛りがはまりにくくなることがあります。
興味のある方へ参考まで仕組みをもう少し説明すると、本体にアダプターの掛りを受ける溝が2段階にあり、出高さによって11mmの時は浅くアダプターの掛りがはまり、22mmの時は深くアダプターの掛りがはまるのです。
これは日本のアダプターと似ていますが以下の違いがあります。
イケアのはアダプターの掛りが1段階で、本体の受けが2段階
日本のはアダプターの掛りが2段階で、本体の受けが1段階
スポットライト照明


カップにバーが付いていてスポットライトが付いている照明です。
基本的な取付の順序は以下の通りです。
1.引掛けシーリングをつなぐ
2.カップの中にあるU字の金物を調整して天井に付ける
3.左右好きな角度に首を振る
4.カップをU字にはめてビスで固定する
説明書の図は難しいですが、言葉で書くと簡単です。
取付説明書で一番分かりづらい工程2.を解説します。


U字が天井まで付かないと、次の工程でカップが天井に付かなくなります。
ぴったりと付けましょう。
また照明には電球を抜き差しする吸盤が付いているので、なくさないようにしておいてください。
スポットのシェードと電球の間に指が入らない場合がほとんどなので、吸盤をなくすと電球が切れたときに交換ができなくなります。


天井ソケットの「引掛けシーリングボディ」
その中でもハンガーのついたローゼットタイプは取り付けたい向きにならないかもしれません。
理由は重量物取り付けのネジ穴が開いた「ハンガー」にイケア照明のコの字が当たってしまうためです。
なんともお粗末な構造ですね。
引掛けシーリングボディの向きは業者が照明を取り付ける向きを想定して、ハンガーの方向を決めて取り付けるのですから、それに沿った取り付け方向ができないわけです。


でもそんな時にはねじを外して、引掛けシーリングボディを干渉を避ける程度に少し回転させて角度を変えて取り付け直せば大丈夫ですね。
この時必要以上に回しすぎて天井の取り付け下地から外れたら、ねじが効きませんので注意。
結線は外さなくよいので、資格がなくてもできます。
その他スポットライトの照明は引掛けシーリングボディの厚みがある22mmのモノは天井にぴったりと使いない仕組みの照明があったので、つかないわけではないのですが残念ですね。
照明の説明書を確認する


照明に限ったことではないですが、イケアの商品の説明書がホームページからダウンロードできます。
PDFファイルで見ることができるので、購入前に確認してみましょう。
4.新しく買う照明の電球が別売か、それとも埋め込み電球か


電球が別売かどうかは、外箱や商品ラベル裏に書いてあります。
別売の場合は必ず売り場で買って帰るようにしましょう。
後で買う場合には、必要な情報をきちんと整理して理解しておかないと最適な電球が選べないことがあるからです。
もちろんお店で店員に相談するときも一緒です。
分かりづらいので、外箱と商品ラベルの両方で確認しましょう。
電球が別売の場合
ほとんどが電球別売です。
電球を別に買う手間がありますが、自分の好みに合った明るさや色の電球を選べます。
外箱に記載の口金の種類や最大消費電力、それに照明の形状から電球を選ぶのですが、電球の選び方の詳細は以下の記事を参照してください。

またスマート電球を使えば、照明自体にリモコンがない商品でも、電球に直接リモコンで色、明るさなどを変更できます。
詳細は以下をご覧ください。

電球別売のときの外箱の表記
英語の略語で書いてあるのでまた分かりづらいです。
中に含まれるものと、含まれないもの表示


「Incl.」と黒字の表示
含まれるものです。
「Excl.」と黒字に白抜きの強調表示
含まれないものです。主に電球は含まれません。
電球のおすすめの明るさと実際の条件の表示


お勧めの明るさと実際に使える明るさの条件
電球マークの右に(lm)ルーメン数がありますが、これはあくまでお勧めの明るさです。
もちろんお勧めでも構いませんが、もっと明るいのを付けたければ、最大消費電力から、逆算してこれを満たす条件の明るいのを探して付けられます。
最大消費電力は「Max. ○○W」の表記です。
これは一灯当たりの最大消費電力です。
電球別売のときの展示品に付いているラベルの表記


ラベルの裏面に「電球は別売りです。」とあれば、照明の商品には電球が入っていないので、別途電球を買う必要があります。
またお勧めのルーメン数はあくまでお勧めなので、口金と最大消費電力で好きな明るさを選んで大丈夫です。
埋込式LEDの場合
電球が本体の照明に組み込まれていて、別途買う必要はないのです。
買ってすぐに使えるメリットがあります。
一方でLEDが切れてしまったら本体ごとの交換が必要です。
商品によって15,000~25,000時間もつとの表記があります。


商品ラベルの裏面に「埋め込み式LED」とあれば、照明本体に組み込まれているので、新たに買う必要がありません。
まとめ
今までの内容をまとめます。
1.外国のイケアの照明が日本の電気の規格に合うのかという不安を解決しました。
2.今部屋についている現状の照明の取付方法を理解しました。
3.今度買う照明の取付方法の具体例が分かりました。
4.電球があらかじめ入っているのか、別売りなのか、別売りなら何を買えばいいのか電球の扱いが分かりました。
最後に注意点を一つ
イケアはリモコンが使える照明はほとんどありません。
ただしリモコンにする方法があります。

イケアの照明は安くて、デザインもよくていいのですが、問題なのはやはり取付ですね。
でもこれで大丈夫。
これが終わればすてきな照明が、きれいにお部屋を照らしていきます。


欲しいものがきっとあります。
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