電気料金の計算【家電の電気代】と【電力料金のカラクリ】

電気料金の計算方法 節約

電気代を安くしたい

家電っていくら電気代かかる?

それに電力会社の請求の計算方法は?

こんな疑問に答えていきます。
わが家の電気代をスリムにすべく調べた労力を、せっかくなので分かりやすく皆さんへご案内です。


電気代を安くするにはまず、知ることですね。

どの家電が電気を食って、電力会社はどこが安いのか?

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はじめに

電気料金を安くしたい

電気料金を安くしたいですよね。

それにはまず何が電気を使っているのか、それを知るところから始めます。
買い物をするときに値札を見て買い物をしますよね。
一緒です。

消費電力を知らないで家電を使うのは、値段を見ないで買い物をするようなものです。
まずは知ることが大切。


そして買い物はどこの店で買うのかも大切です。
安く買ったと思っても、そもそもお店全体で価格が高く設定されてるかもしれません。

つまり使う電気の量は同じでも、払う電気代は安いのが良いに決まっていますね。
電力会社の請求書の計算方法を知って、本当に安い電力会社を突き止めます。



まずはよく使う家電の計算方法からみていきましょう。




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家電の消費電力からの電気料金

お金の計算

電気代の計算方法は次の2つだけ。

消費電力○○W(ワット)と書かれている場合
ほとんどの家電はこちらケース

年間消費電力量○○kWh/年と書かれている場合
冷蔵庫などのケース

それでは見ていきましょう。




消費電力○○W(ワット)と書かれている場合

消費電力の計算でW(ワット)と書かれている場合の電気代
関東なら39W、関西なら33W

消費電力○○W(ワット)と書かれている場合。
これは1時間当たりの電気を使う量です。



この場合の計算方法は

消費電力W(ワット)x0.027円
=1時間当たりの電気料金

これだけでピンとくる方はそう多くないはず。
なので1つずつ見ていきましょう。


例えばパナソニック32インチ69W(説明書などに書いてある!)のテレビなら、1時間つけておくと69Wの電気を食います。

電気代は電力会社によって異なりますが、通例として1000Wで27円の電気料金で計算します。

電子レンジは1000Wだったりしますが、他の家電はそれほど電気を使わないので、分かりやすいように1Wあたりの電気料金にしておきます。

一般的な1000Wで27円を
両方とも1000で割って

1Wで0.027円

これで分かりやすくなりました。
先の例のテレビ69Wは1時間つけておくと
69Wx0.27=1.8円

テレビ69Wなら1時間つけて電気代は1.8円
どうですか
簡単ですよね。

これだけの計算で家中の家電の電気代が分かってしまいます。
消費電力Wの数字の大きい家電は、そのぶん電気料金が高いものですね。




年間消費電力量○○kWh/年と書かれている場合

年間消費電力量○○kWh/年と書かれている場合の電気代
冷蔵庫は扉の内側にあります。

年間消費電力量○○kWh/年と書かれている場合。
文字通り1年間の電気量使用量です。

例えば冷蔵庫などに書かれています。

単位が先のW(ワット)と違うのですが、大丈夫。


1年間を1時間にすれば同じように計算できます。
つまり年間消費電力○○kWh/年を365日と24時間で割ります。

年間消費電力○○kWh÷365÷24×27
=1時間当たりの電気料金


例えば片開きの日立冷蔵庫401Lサイズで273kWh/年
273kWh/年÷365日÷24時間=0.03kWh


1時間当たりの電気料金は一般的に1000Wあたり27円でした。
今回はもう単位が「k」、つまり1000倍なのでそのまま27円を掛けます。
0.03kWh×27円=0.81円

一時間当たり1円もしない、驚くべき省エネ家電の冷蔵庫ですね。




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代表的な家電の電気料金は?

代表的な家電の電気料金

2つの計算方法が分かったところで、家電の1時間当たりの代表的な電気代を見てみましょう。


興味深いのはサイズが大きくなっても、必ずしも消費電力が大きくなるとは限らないことです。

テレビの電気代

テレビ1時間当たりの電気料金は
32インチ(パナソニック)1.8円
40インチ(アイリスオーヤマ)1.9円
50インチ(シャープ)4.6円
65インチ(東芝)4.2円

冷蔵庫の電気代

1時間当たりの電気料金は
大容量の両開き500L(パナソニック)0.8円
片開の412L(シャープ)1.0円
2ドアの142L(アイリスオーヤマ)0.8円

洗濯機の電気代

1時間当たりの電気料金は
洗濯容量10kg(東芝/上開き)2.3円
洗濯容量11kg(パナソニック/ドラム式)1.8円

エアコンの電気代

冷房と暖房で消費電力が違うので平均しています。
1時間当たりの電気料金は
6畳タイプ(ダイキン)14.0円
10畳タイプ(日立)22.5円

ヒーターの電気代

ヒーターは電気を食います。
1時間当たりの電気料金は
オイルヒーター(デロンギ)32.4円
ファンヒーター(アイリスオーヤマ)32.4円

0.2円と電気を食わないヒーター付きスリッパが快適です。

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こたつの電気代

こたつはヒーターと比べて空間が閉じているので、それほど電気を食いません。
1時間当たりの電気料金は
正方形(ヤマゼン)8.1円
長方形(コイズミ)16.2円

扇風機の電気代

1時間当たりの電気料金は
扇風機(日立)1.1円
サーキュレーター(アイリスオーヤマ)0.7円
羽なし扇風機(ダイソン)0.6円

照明の電気代

蛍光灯やLEDがでてきて、触ると熱い従来の白熱電球より約9割くらい省エネになっています。

1時間当たりの電気料金は
60W形の従来の白熱電球1つ(東芝)1.5円
60W相当明るさLED電球1つ(パナソニック)0.2円

6畳LEDシーリング(アイリスオーヤマ)0.9円
10畳LEDシーリング(日立)0.8円




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電気料金の明細の見方

電気料金の内訳

じつは電気料金は4つに分かれています。
重要なものから見ていきましょう。

従量料金

これが一番重要です。
電気を使った分だけ払います。


使わなければその分安くなります。
以外かもしれませんが、多く使っていくと単価が3段階くらいに上がります。
ふつう買い物は2つ買うと安くなったり、ひき肉などパックが大きくなると単価が下がりますが、電気料金は上がります。

電気は使うほどペナルティーがかかるのです。
不思議ですね。




基本料金

これも次に重要。
使った電気に関係なく、決まった額を毎月払います。


使用量を減らして安くならないお金ですが、電力会社でまちまちです。
なるべく安いのがいい気がしますが、先の従量料金を加えると合計で高くなったりするので、これだけで判断できません。


中には無料のもありますが、決まって従量料金がその分高いので、電力会社は損しないようになっています。




その他の料金

次の2つの料金は気にしなくて大丈夫ですが、内容を理解すれば忘れてしまって問題ないです。


燃料費調整額
電気を作るのにかかる費用の過不足を補うお金です。

なので加わることも、逆に値引きされることもあります。
具体的には燃料費や、その購入費の為替などです。
使用量によって変わりますが、高くも安くも従量料金の調整です。
※詳しく知りたい方は、「純粋に安い電力会社おすすめ【東京/関西エリア】3-5人世帯向け」記事の「2022年は燃料調整費がない電力会社がオトク」が参考になります。



■再生可能エネルギー発電促進賦課金
電力会社が変っても払う額は変わりません。

国で決められ、使用量によって増えていくお金です。
頑張っても安くできないお金です。




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電力会社の電気料金の計算方法

決めるまとめ

電気料金は4つの合計で計算、請求されることが分かりました。
そして重要なのは2つでした。
・従量料金(使用量で変わる)
・基本料金
(変わらない)


それでは東京電力の例を取って、ある月に使った電気料金を計算してみましょう。
これが分かれば、もうどんな電力会社でも同じです。


東京電力の料金単価はこちら
280kWh使ったとして、まず段階別に使用量を分けます。

第一段階が~120kWh
この段階の使用量は120kWh(使った量は300kwhで120kWhを超えているので、120kWhの枠いっぱい)
この単価は19.88円なので
120kWh×19.88円=2,385.6円

第二段階が120kWh~300kWh
この段階の使用量は160kWh(280kWh-第一段階の120kWh)
この単価は26.48円なので、
160kWh×26.48円=4,236.8円

▶第三段階が300kWh
この段階の使用量は0kWh(300kWhを超えていないので)
参考までにこの単価は30.57円


したがって従量料金は各段階の合計で
2,385.6円+4,236.8円+0円で6,622.4円になります。

それと基本料金は使用するA(アンペア)で異なり、わが家では一般的な40Aなので、
1,052.48円

この従量料金の合計と、基本料金を合わせると電気料金がでます。
6,622.4円+1,052.48円
7,674.88円


これが電力会社の請求額の仕組みです。
複雑ですが難しくはないですよね!


先に紹介した燃料費調整額はその時によって違うのと、再生可能エネルギー発電促進賦課金は各社共通なので省きます。




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電力会社ごとの電気料金の計算方法の違い

どれにしようかな

電気料金の項目の内訳の見方と、計算方法が分かりました。
次は同じ電気量を使うなら、払うのはなるべく安い電力会社がいいですね。

気になる電力会社をチェックしてみましょう。
「電力会社名」+「電気料金単価表」で検索すると出てきます。

違いの詳細を書いても頭が痛くなるので、ざっくりまとめます。
それでは調べた22社の料金のカラクリを見ていきましょう。

一般的な東京電力型は3段階の従量+基本料金

計算が複雑で、使用量によって各社の優劣が変わってきます。

調べた中でこの形式が一番多く、12社です。
先に紹介したように計算が複雑なため電卓で比較すると挫折しますが、エクセル(表計算アプリ)で調べると「そらエネでんき」が最安値なのが分かります。
27社のランキングがこちらで分かります。

404 NOT FOUND | kaiteki.blog




基本料金なし+従量料金1段階のみ

ふだん使わない別宅があるのならおすすめです。

こちらは6社。
料金体系がシンプルなので、比較も簡単。

一番単価の安い「あしたでんき」は26円、逆に一番高い「楽天でんき」は26.5円なので、どんな使い方をしても「あしたでんき」が「楽天でんき」より高くなることはありません。
楽天ポイントがついても0.5%なので、「あしたでんき」より2%高いのを穴埋めできません。


別荘/別宅などは「あしたでんき」にしておけば、お得ですね。

「あしたでんき」の詳細はこちらから




その他変わり種

価格の魅力はありません。

中国電力は従量料金が4段階で、基本料金なし

はなカメくん電気、みんな電力、ソフトバンク自然でんきは従量料金1段階+基本料金




環境にやさしい電気

よいのですが、残念ながら費用的には安いとはいません。

原発、火力発電でない、水力や、ソーラーなどの電力ですね。
わが家では他で環境にやさしい行動をして補い、生活の余裕が出てきたら、こういった電気にしていこうと考えています。

待っててね





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