久しぶりで動かない原付は【キャブレターつまり】の可能性大!

原付動かない バイク

ほっておいて乗ろうと思ったら動かなーい

こんな時にまず確認するところは?

3年放置され全く動かなくなったスズキの原付ZZを譲り受け、動かす実録です。
その前は普通に動いてたというので、同じ状況の方は参考になるはずです。

全く動かなくなったスズキZZを、キャブレターの掃除で解決

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はじめに

ひょんなことから全く動かなくなったスズキのZZを頂きました。
原付を触るのはこれが2台目。
現役のヤマハのアプリオをいじりながらも現在最高に調子よく乗っています。

問題のZZはタイヤが大きいのと、マフラーが大きいので見た目が原付50ccに見えなかったのですが、調べるとそこそこ当時人気だった2スト原付のようです。


さて本題。
原付で放置され動かない一番可能性の高い原因を解決します。
以前動いていたのだけれど動かない場合は、まずキャブレター(略してキャブ)と呼ばれるものの小さい穴のつまりを取ってやります。



これが問題で動かない可能性が高いことの裏付けとして、この問題解決をネットにあげているショップもありますし、経験のある方からも同じアドバイスをいただいています。

作業するのによい日は?

繊細なパーツにゴミが入るとよくないので、私のようにガレージなどない方は風の吹いていない日がおすすめです。




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キャブレターまで分解する

ZZのキャブ付近
シート外したところ

シートを外して、その下の部品の一つキャブレターを外して、分解掃除していきます。

いつもなら詳細に手順を紹介するのですが、既に詳細に解説している人がいるので、こちらをぜひ参考にしていただいて、これで分かりにくかったところの補足を交えて紹介していきます。


先のサイトのまま、何がどのような機能をするのか全く分からなくても手順通りに進めていけば外れていきます。


今は分からなくても、何度か外してはめてを繰り返していくとなんとなく頭に入ってきます。
また作業途中に自分のアングルで外す前の写真を何度か撮っておくと後で助けられます。



それでは臆(おく)せず淡々と作業を進めましょう。


ZZのエアクリーナーを外したところ

空気を送るエアーエレメントのボックスを外したところです。


ZZのキャブ

つながったホース類をすべて外すと、問題となるキャブレターが外れます。
いくつもの中心にある重要な心臓のようですね。


これもまたバラします。

バラすとすぐに外れやすいのが2つあり注意します。

落ちてどっか行ってしまうのと、地面のゴミを拾ってしまわないように、そうなる前に必ず外しておきます。


ZZのキャブを分解してフロートピンの外れに注意
ZZキャブのフロートとフロートバルブの外れにも注意




これから洗浄で使うキャブレタークリーナーで、ゴムがやられるといけないので外しておきましょう。

ZZキャブの内部パッキンをムリに取らない

ゴムパッキンが引っ付いているので、こんな時は経験上ただ引っ張ると伸びてたり、切れたりします。
外したそばから千枚通しでなぞるように外していきます。




ZZのジェット類を外してクリーナーで付け置き

外した部品を入れて、


クレのキャブレタークリーナで漬け置き

クレのキャブレタークリーナーを使って漬け置き。
だけれども小さい穴のつまりが取れているのかどうか分かりづらい。

案の定この後、復旧して試すが、エンジン回らず。

なので先の紹介サイトの方もうそうですが、別方面から経験のある方にも勧められたムースタイプのキャブクリーナーで再挑戦。




同時にクレのキャブクリーナーの時のプラのノズルで入らなかった経験から、ステンレスの先細ノズルも用意します。
これで問題の小さな穴にもノズルが入ります。



そしてムースタイプを使って詰まっている穴を発見。
出るべき反対側から泡が出ないのですぐに分かります。

非常に小さい穴なので、ワイヤーブラシでつつきながらクリーナーを吹いていきます。




前後しますが、ワイヤーブラシはそのままではちじれて使いづらいので、たたいてある程度まっすぐにしてから使いました。

金床を使ってワイヤーブラシを平らにする



そして何度か繰り返してついに貫通。

クレのクリーナーでは透明な液体噴射なので、貫通しているのかどうか分かりづらかったのですが、白く泡のでるムースは白い泡なので非常に分かりやすい。

付属のプラノズルでは入らないこの小さな穴も、別にそろえたノズルならピッタリとハマりまり、圧をかけて効果的に穴を洗浄してくれます。

ジェットの小さい穴もワイヤーブラシで掃除

その他の小さい穴もせっかくなのでワイヤーブラシで掃除しておきます。


キャブレターのフロートとフロートバルブの取り付け方向
形の特徴は奥が平で、手前が曲がっている

戻すときに迷いがちなのがこちら。
黒いフロートと、フロートバルブ。
どちら向きでも入ってしまうのですが、写真の向きで戻します。



そしてすべてを元に戻し、回ってくれと祈りながらスタータースイッチを10秒くらい押し続けると、

キュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュル、ブオンブオンブオンブオンブオン、ブルブルブル…

回ったー!




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まとめ

ホッと一息まとめ

以前は全く問題なく乗っていたのに、全く動かない。
こんな場合にぜひ試して内容でした。


自分の場合はスターターキーでセルが回らなかったので、バッテリーが上がってるかだけかもしれませんが、遅かれ早かれいずれはダメになるのでキックでスタートさせるのが面倒だったため、バッテリーを新しくして挑みました。

結果キャブを掃除して、ガソリンがキャブに降りてきてエンジンが回るのに10秒くらいかかったので、これをキックでするのはとても困難だったし、動く確信がないとバッテリーで10秒セルを回すのと同じ回転をキックでするのはくじけそうです。

zzのバッテリー


完全起動で乗れるようになったら、また古いバッテリーを付け代えて、完全放電で使えないだけだったのか、それとも寿命のなのかが分かるでしょう。

ZZのプラグ

バッテリーに加えてプラグも簡単に交換できる消耗品なので、これも事前に交換を済ませています。




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