クラクションが鳴らない
こんな悩みを解決します。
原因はほぼ内部の接触不良。
使う道具から、すべての手順を写真付きでカンタン解説。
これを見ればもう他をあたる必要がありません。
アドレスV125Sのクラクションが鳴らないのを解決
必要な道具と作業時間
■必要な道具
そろえてから始めるとスムーズ。
・紙やすり 120番
・両口スパナ14mm x2
・プラスドライバービット 2番、3番
・コンタクトスプレー
・ミニバール 150mm
・マイナスドライバー 3mm
・先折れペンチ
補足として、
紙やすりは180番でもOK。
プラスドライバービットは手回しでもOK、そして3番は日常では使わないのですが、バイクでは割合と使うのでそろえておきましょう。
合わないビットでも回らないこともないのですが、だんだんと頭が崩れてネジが使えなくなりますので、決して良くありません。
■作業時間
内容と経験にもよりますが、1時間。
かかっても2時間くらいでしょうか。
さて道具と作業時間が分かったので、次は作業です。
鳴らないホーンの接触不良を直す
作業の流れは
1.ミラーを外す
2.カウル(面材、外装)を前後ともに外す
3.スイッチボックスを外す
4.酸化膜を落とす
5.組み戻す
1.ミラーを外す
注意すべきは右のミラーが逆ネジあり
そうは言っても下のボルトが逆で、上は順ネジ、真ん中は知りません。
下のボルトからまとめて外せば、順ネジなので反時計回しで外れるので問題ありません。
2.カウル(面材、外装)を外す
ネジを3本外していきます。
あとで困らないように、外した順にネジをまとめて並べていくのがポイント。
同じタイミングなら上から下へ外すのが自然なので、その順番で。
表のヘッドライトの下のネジも1つ外す。
ネジを落とさないように指で支えつつ外すのがポイント。
落として下のカウルに入ると面倒なので。
不安なら間の隙間にタオルでも突っ込みましょう。
ミニバールを使って手前に隙間を作るように外していきます。
そうはいっても皆さんするように、爪が折れてしまいますが、あまり気にせずに進めましょう。
ヘッドライトを外すのも面倒なので、引掛けて作業続行。
裏面のカウルを外すのにネジ2本外す。
裏面カウルはこの程度の隙間で作業していきます。
3.スイッチボックスを外す
どんどん外していきます。
いよいよ問題の場所に近づいてきました。
今度は下から見上げて、ねじを1つ外します。
これが外れれば、カウルから問題のスイッチボックスが外れます。
※この時ウィンカーレバーの突端を外している方がいますが、そのままで問題ありません。
スイッチボックスが外れました。
ここまでくれば、あともう少し。
横から見て作業を進めます。
赤褐色の絶縁体の爪がコの字の金物にかかっているので、下を外します。
外した瞬間にスプリングが落ちます。
ここから先は接点の磨きになるので、ホコリに注意。
4.酸化膜を落とす
接点をすべて紙やすりでこすって磨きます。
丸い突起ももちろんですが、見落としがちなのがスプリング。
これも接点。
そしてスプリングの接する面も忘れずに。
磨きづらいところは、お互いに当ててグイグイとこすってあげます。
さらにコンタクトスプレー(接点復活剤)を吹いておけば今後も安心。
5.組み戻す
後は組み戻せばOK。
この写真で見てほしいところは2つ。
・スプリングは下が小。
・赤褐色の絶縁体は入れづらい奥から入れる。
先にもお伝えしたように、外した順に並べたネジを、逆順に戻していけばネジで迷う心配もありません。
必要な道具の解説
もっと評価されるべき商品。
電気系統で経年の接点劣化をスプレーするだけで復活させる。
その能力はレビューを見れば明らか。
そんなの知らないよって人はぜひAmazonレビューを見てください。
必ず家に常備しておきたくなります。
ちなみに姉妹品で「接点復活剤」がありますが、これは「コンタクトスプレー」と同等品。
展示会で直接メーカーの方に伺ったところ、販路で名前が違うだけとのことです。
後で使っておけばよかったと思う前に。
2,3番ドライバービット。
先端のネジの頭の当たるところの大きさには番手があり、日用生活で多く使われるのが2番。
でもバイクでは3番も多く使われます。
どちらか迷ったら大きい方を当ててみて、合わなければ小さい方を使えばOK。
紹介するのは両端が異なる+2番と+3番が一本になったもの。
メーカーはドライバーで大手で実績のあるVESSEL。
間違いありません。
使ってみてわかる使い安さ。
先が曲がっていると先端が見やすく、人の手の造りからして自然に作業ができます。
これもぜひAmazonレビューを見てその良さを知ってほしい道具。
私は仕事で持ち歩く基本の道具箱に必ず入れてあります。
メーカーもペンチを扱う老舗です。
安物と同じに見えて、精度が違う
スパナは単純なので100円ショップにもありますが、精度がよくないとナットの頭を崩して取り返しがつかなくなります。
海外製の高級品もありますが、日本の老舗メーカーのTONEやKTCであれば問題ありません。
本当であればぐるっとナットを囲むメガネレンチを使いたいところですが、横からしか差し込めないときは、2面を加える両口スパナを使います。
今回ミラーはジョイントしているので、2本あると作業がしやすいです。
細かい仕事をする人は持っておいて損のないもの
バールはバクマかヒラタが有名。
小さい釘を打ち損じた時などはこれでないと抜けません。
基本的な常備品
以前は金物屋で一枚単位で買っていたモノですが、今はネットでまとめて安く買えるいい時代になりました。
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