子供とGoogle Homeを使うメリット、デメリット
スマートスピーカーって今までにない新しいものでワクワク感がありますよね。
スマホの買い替えみたいにそれほど高い買い物ではないし。
買ってみようかっ!と思うけれど、
子供への影響はどうなんだろう?
おさえておくことはあるかな?
こんな疑問をもって、買って、使ってきた報告をします!
使用状況
■期間は
・10カ月使ってみた(2019/6月時点)
■環境は
・幼稚園の年長と小学2年の男の子
男の子2人いると常にケンカです。
■使うAIスピーカー
・Google Home Mini
GoogleのAIスピーカーをGoogle Homeといいます。
そのシリーズ中で一番安い。シンプルなもの。
※ Google Home Miniが第二世代になりました。
まだ情報が少ないので、気になる違いをまとめて記事にしました。
Google Home Miniを選んだ理由
■安い
・2大勢力のAmazonの同等品より安い。
またMiniでないとの違いは、音質性能なのでこちらを選択。
さらにセールにて3250円で購入。ほぼ半額でした。
現在はGoogle Home Miniから、改良版のGoogle Nest MiniになってHome Miniが安くなっているのでチャンスです。
性能はそれほど変わりません。
■小さい
・部屋が狭いので場所を取りたくないし、部屋に置いて存在感も出したくないです。
1.子供はこんな使い方します!(頻度順)
・YouTubeで〇〇の動画の再生を再生して
→クロームキャストをTVに繋いでいるので、TVの電源をつけてYouTubeで再生までの一連の動作が音声操作だけで可能です。
最近はユーチューバーのヒカキンがお気に入りです。
ヒカキンの動画の中でも、マインクラフトというゲームの動画がお気に入りです。
・今日は何日
→まだカレンダーを見ても日付が読み取れないので、宿題の日付を書くのに聞きます。
・おはよう
→日付と天気、そしてニュースを言ってくれます。
・お話絵本につないで
→有名な昔話の途中で選択肢が出てきて、それにこたえると話が変っていきます。
大人も横で聞いていて楽しいですね。
・繰り返して
→「繰り返して」の後に、兄弟の悪口を言って、それをGoogle Homeに言わせゲラゲラ笑って喜んでいます。
・計算にゃんこにつないで
→ 足し算問題を出してきて、10問正解すると小ネタを披露します。
時折エラー終了するが残念。
暗算せずに電卓を使っています。
・面白いこと言って
→ぐるぐる先生が小ネタを披露します。
・照明をつけて
→初めだけでほとんどしない。
IKEAのスマート電球とリンクさせています。
・日本で一番大きい山は?
→これも初めだけでほとんどしない。
・しりとりしよーよ。
→ぐるぐる先生はできないと、はぐらかされます。
とても強そうですが。
なのでもう言いません。
・22引く9 は?
→ ぐるぐる先生は明確に答えを出しますが、宿題なので親が全力で阻止します。
2.スマートスピーカーを子供が使うメリットとデメリット
■メリット
・親が見ていて機械相手に子供が会話しているのを見ていると面白い。
大人は使い始めに少しこっぱずかしいのですが、子どもは平気ですね。
・子供の発音が良くなる。
下の子は発音が悪いので、どう話したらぐるぐる先生に理解されやすいのかを考えて多少はよくなった。
・使いたいから、やることやるようになる。
子供にはもうおもちゃなので、やらなくてイケナイことをやってから使っていいことにする。
・どういったら答えてくれるのか、頭の中で相手のことを思って言葉や語順、間を考える。
・インターネットを含めたITの世界を触れられる。
■デメリット
・くだらない動画を再生する。
う〇こみせて、おならみせて!といって、
高校生がおならで食べたものを当てるような動画を見てたことがありました。
・子供がインターネットの検索が自分だけでできるようなった。
今までタブレットやスマホを使わせていませんでした。
・言うだけで操作できるので、おもちゃを手で触るのより比べて、より簡単に脱線して、今すべきことができなくなる。
以下は子供だけではないデメリットです。
・プライバシーが侵される懸念
どちらもAmazonのケースですが、気になる出来事です。
・Amazonでは会話がネットに送信されて、それを人が会話を選別して記録していると報道されました。
アメリカでAmazonで夫婦の会話内容が録音されて、他人の家に転送されていた件がありました。
Google Homeでも遅れて出てきました。やっぱり人が聞いているそうです。
プライバシーはスマホを持っている時点でもう、半ばあきらめているのですが、どこまでいくのか不安は残りますね。
3.スマートスピーカーを子供と使うための制限
・YouTubeの関連再生は止めておくのがよい
YouTube側の設定でできます。
これをしておけば完全でありませんが、ズルズルと再生し続けるのを防げるときがあります。
→追記:効果がなさそうです。
・フィルタリングの設定は万全ではなさそうだが設定しておく
これもYouTube側の設定でできます。
・TVにChromeCastがあれば名前の変更
通常は「ChromeCast32XXで何々の動画を再生します。」
とGoogle Home miniはいうので、
この「ChromeCast32XX」を「致し方ないの」すると、
「致し方ないのでう〇この動画を再生します。」とGoogle Home miniが言ってくれます。
名前の設定変更の場所は「Home」アプリの起動から、画面下の一番右「人のアイコン」アカウント -「設定」-「Home」タブの中の「テレビアイコンとChromeCastXXXX」 -「デバイス情報」-「名前」から変更できます。
Google Home miniは子供のこんな要求に答えたくないだろうけれど、
機械がゆえにお願いされたことを断れない、という思いをこちらが推し量って、Google Home miniの気持ちを少し助けてあげます。
4.デジタルウェルビーングという子供の使用制限
海外版が先行しましたが、日本でもGoogle Home設定アプリのHomeでDigital Wellbeingという使用規制の設定ができるようになりました。
情報が少ないので、手探り状態ですがそれなりに効果がありそうです。
起動の方法から紹介していきます。
スマホでGoogle「Home」アプリの起動します。
画面を下に下げていくと、Google home Miniのアイコンが出てくるので、これを選択します。
画面右上の歯車アイコンから、
次の画面でDigital Wellbeing を選択
Digital Wellbeingのトップ画面が出てきたら、設定できることは下記の2つです。
休息時間
休息時間=使用不可の時間のことです。
この設定をして、スマートスピーカーに話しかけると「休息時間がONの時はその操作を行えません。」と拒否されます。
ただ子供だけではなく、残念ながら大人も拒否されてしまいます。
こちらも設定方法を見ていきます。
休息時間のトップ画面です。
ここでは2つの設定をします。
・曜日
・時間
曜日の選択
あらかじめ登校日の選択肢が一番上に表示されています。
時間の選択
フィルター
フィルタートップ画面です。
ここでは4つの設定をします。
・適用先(ユーザーが選べます)
・動画(成人向けの内容が制限されます)
・音楽 (成人向けの内容が制限されます)
・その他の設定(通話、アシスタント、動作制限)
適用先
ユーザー制限する対象を選ぶことができます。
その他の設定
・通話(音声や、ビデオ通話の制限)
・アシスタントの応答(Googleアシスタントの会話、時刻や、天気、計算の基本的なものはOK)
・アクション(Googleもしくはgoogle以外の作成条件)
フィルターで「動画」-「すべての動画をブロック」、適応先に「管理下アカウントとゲストのみ」で設定して、ヒカキン動画が再生できるか試したところ、 大人は制限なく再生し、子供は10回中8回は制限され、2回は再生できてしまいました。
まだ精度が高くないようです。
5.スマートスピーカーは子供におすすめか?
Google homeに限ったことではないかもしれませんが、良い部分があり、本当にダメでどうしようもないことがないのであれば、試してよいのではと思います。
なんにでも必ず両面性があるので。
ただし特に使い始めは注意深く観察が必要です。
子供だけでいるときには絶対使わせない。
先日はこんなことがありました。
上の子が「OKぐーぐる、YouTubeで○○再生して」と話しかけているときに、下の子が「べろべろべろべろ...」とジャマをしたら、なんとGoogle Home miniは
「YouTubeでべろちゅーの動画を再生します。」
なんてすまし顔で言い出しました。
慌てて即座に中止です。
そして後日、帰宅が遅くなって子供たちが寝ているときに、大人の自分はささやきます。
何が起きても受け入れる大人の経験と、期待をもって。
「OKグーグル、べろちゅーの動画を再生して」と。
余談
下の子の発音がはっきりせず普段から聞き取りずらいです。
購入当初は下の子にGoogle Home miniがなかなか反応しないせず、
上の子がすぐに反応するので悔しがっていました。
だんだんと彼なりに努力して返事が返るように話しかけるようになるのですが、時折Google Home miniが彼にだけフランス語で返してきます。
フランス語の後に、日本語で「フィードバックを送信しました。」
というときもあります。
いったい彼は何をフィードバックしているのだろう?
ときどき彼は大きな声で話せばいいと、近くまでGoogle Home miniを持ってきます。
コードを引っ張って本体の接点がやられそうなので、壁からひもでつるして触れないようにしました。
それとツバが付いて、やがて臭くなりそうなのも防げます。
また反応してくれないと英語本来の発音に近い「OKごーごーぅ」と言って、ちょっと親の笑いを誘います。
最新の現況
Digital Wellbeingという使用規制ができるようになったので、しばらく注意深く様子を見ながら使うことにします。
ただし以下の時には電源を切るしかないのかもしれません。
宿題が手に付かない。
片付けなどすべきことをしない。
などです。
もちろん見ていないときには絶対に使わせないです。
Digital Wellbeingという使用規制は完全ではなく、よく誤動作します。
ときどき半額セールをしているので、ちょくちょく見て、安い時がお勧めです。
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