初めて電動ドライバーの購入を考えているけれど、
たくさん種類がありすぎて、何がいいのか分からない。
うーん、どうしよう?
電動ドライバーの紹介サイトを見てみると、その数はたくさんあるけれど、実際に電動ドライバーを使っている人なのか怪しいサイトが非常に多いです。
大丈夫かしら
金物屋さんのサイトもありますが、これも売り手であって、使う側の視点ではありません。
これでは本当に必要な「初心者向け」電動ドライバーが選べません。
道具は使ってみないとその良し悪しは難しいもの。
パソコンや、スマホのように数字の性能も判断の1つですが、じゃあ実際に使ってどうなのよ、というところが道具はとても大事なのです。
いくつもの候補を出すのは簡単です。
しかし実際に買うのは1つですから、親しい友人が初心者だとして、これからDIYを始めるならという視点で選びました。
選んだのはこちら。
なぜこれがいいのか。
この理由を5つ説明していきます。
この記事を読むことで、初めて買って、長く使える初心者向けの電動ドライバーが分かります。
いくつか調べてみて何がいいのか分からなくなった方は、ぜひ参考にしてください。
こちらの記事はKohata harukiが執筆します。
10年の注文造作家具内装の工場/現場での職人経験。
下は1000円クラスから上は数万円クラスまでいろいろと使ってきました。
道具選びは仕事の出来具合につながるのと、費用も自分持ちなので真剣です。
また仕事を変えて今度は普段使わない人に電動ドライバーの使い方を教える立場になりました。
つまりプロではない人の使い方も分かり、プロと初心者、2つの見方で紹介ができます。
初心者おすすめはなぜマキタのドライバドリルなのか?徹底解説
理由1.妥当な価格
これから始める人にいきなり高価格で高性能は勧められません。
「高性能=初心者に使いやすい」ではないからです。
必要以上にお金をかけないのは大事です。
また逆に安物の道具がダメな理由を4つ上げます。
1.すぐにダメになる
だいたい道具はそうです。
買い直すので、結果として高くつきます。
2.力不足でやるきがなくなる
安物は力不足です。
できるはずのことができなくて作業をあきらめがち。
かと言って手作業だと時間がと労力がかかるので、気持ちがなえてしまう。
これはとてももったいない。
3.使いにくい
価格で勝負の商品は、安くしないと売れない。
つまり商品に自信がないから。
そんな商品開発の経験に乏しい道具は使いにくいです。
使いにくい道具は作業の出来が落ちるので、労力をかけた割には達成感が落ちます。
これももったいない。
4.バッテリーが悪い/別売なし
本体とバッテリー、価格の大方を占めるのはバッテリーで、ここで差が出ます。
安物はバッテリーにハズレがあります。
ひどい使い方をしなければ、通常は充電ドライバーは本体がダメになる前に、バッテリーが先に寿命を迎えます。
そして安いものは別売りのバッテリーがありません。
安物に比べて充電容量が多いので、作業の切れ間切れ間に充電するば、充電切れを防げます。
使い方によって充電切れ切れでストレスがたまるようなら、買い増しができます。
必要に応じて買い増せるので、ムダな出費が抑えられます。
さて
・すぐにダメになる
・やるきがなくなる
・使いにくい
・バッテリーがダメ
4つの点で安物がダメな理由が分かりました。
したがって実際の妥当な価格は
力不足というところで一つ紹介。
理由2.電動工具の信頼性
使いやすさの信頼
マキタの製品は使いにくいことがない。
ユーザーの意向をうまくくみ取っている。
マキタのサイトによれば、販売店からのユーザーのニーズをくみ取り商品開発に生かす流れが上手にできていまるのが理由の一つでしょう。
例えばおそらく初めにマキタが付けた機能で作業先を照らすライト。
これはとっても使いやすく、もうマキタ問わず電動ドライバー必須の機能となっています。
日立もそうですが、マキタの商品開発のスピードはそのカタログの更新具合からみてもかなり早いので、よりユーザーの意向が反映されやすく、使い安いものを提供できているのです。
バッテリーの信用
バッテリーにハズレれなし
バッテリーにハズレなんてあるのって思いますよね。
あるんですね。
安物はあります。
実際に持っていた1万クラスの電動ドライバーで、バッテリー2つ付きだったものの、うち1つが早々にダメになりました。
レビューを追うとホームセンターのバッテリーは当たりはずれがあり、それでいて電動工具には保証がありませんから、ハズレたら残念でした!でおしまいです。
例えば悪い例でもうしわけないのですが、アイリスオーヤマの充電ドライバーのレビューを一つ
購入して3ヶ月正しく作動しない!バッテリーが駄目!ガッカリしました。軽くて機能性良く感動しながら使ってました。3ヶ月で潰れるてあかんやろー。
Amazonカスタマー
その点マキタブランドのプロ仕様は信用がありますね。
ハズレません。
ブランドとは本来は製品の品質の良さの信頼からくるものです。
例えば海外のトヨタの車が壊れにくく安いブランドのように。
マキタの信頼がブランドです。
理由3.バッテリーが高品質、交換できる
マキタのバッテリーの良さは次の3つ。
・発火の危険がない
・長持ち
・バッテリーだけ売っている
細かく見ていきましょう。
発火の危険性がない
粗悪なバッテリーは発火の危険性があります。
電動工具で使うバッテリーは比較的事故の多いリチウムイオン。
性能がいいのですが、よくない面として発火事例はいくつもあります。
例えば中国製の車載用バッテリーでは発火事故が起きていても、国産は起きていない。
ワイヤレスイヤホンが耳で爆発を消費者庁が警告。
海外製品を多く扱うAmazonでは、異例のバッテリーの注意メールが来たりなど、バッテリーの品質が近ごろ問題となっています。
長持ち
種類はありますが、仕事で使うのを見込んだ充電の容量があります。
バッテリーは高いので、安い充電ドライバーは特に充電容量が低く抑えられがち。
さらに1つしかバッテリーがなければ、作業がすぐストップしてしまいます。
これはストレスが溜まりますね。
バッテリーだけ売っていない
替えバッテリーがないと、壊れていなくても、ただのゴミ。
バッテリーは繰り返し使えますが、「消耗品」です。
確実にダメになっていきます。
ホームセンターブランドのもので、最近になってやっとバッテリーだけ売るものが出てきましたが、まだまだ本体と一緒のバッテリーだけのものも多いです。
替えのバッテリーを売らない、使えなくなったらおしまいの商品は注意ですね。
こんなお財布にも、環境にもよくない安い充電ドライバーは買ってはいけません。
理由4.修理ができる
電動工具は使い方にもよりますが、割合と壊れます。
プロ用電動工具は保障がつきませんが、その分修理はできます。
そして修理に出しても、それほど高い修理費は請求されません。
また家電よりも正確に修理費の見積もりが出る安心感もあります。
マキタのカタログの裏表紙にはいつも全国の営業所とその連絡先がびっしりと書かれています。
そしてマキタのサイトのトップページには
”故障した工具を3日間で直す「修理3日体制」 を目指す”
ともあります。
修理中は作業が止まってしまうので、3日で直るのは非常に魅力です。
営業所までいかなくても、近くのマキタののぼりが立っている金物屋さんでも受け付けてくれます。
でもこちらは集配の都合があるので、日にちは余分にかかりますのでご注意を。
ただ以前は電動ドライバーは修理に出しませんでした。
なぜかというと、
バッテリーがダメになるころには、改良された新商品が必ず出ています。
なのでバッテリー単品で買うよりは、セットで割安感のある、しかもより力強い本体の新商品が魅力です。
こういった理由で、本体が悪くなくても、バッテリーがダメになった時に、本体がもったいないと思いつつも買い替えていました。
当時それが普通だったのです。
しかし時代は変わります。
やがて14.4Vや18Vくらいになってくると、もう力不足はそれほど感じなくなってきました。
そうなってくると、
本体がダメになったら修理して使って、バッテリーがダメになったらを買いなおすのが費用対効果が高い
ということになってきます。
またネットで探すと郵送でのバッテリー中身の交換や、安い互換性のバッテリーなどありますね。
メーカーはダメっていうでしょうが興味深いです。
※Amazonなどでは海外のUSAモデル並行輸入品があります。
価格が安くて、バッテリーも日本製が使用できるとありますが、説明書も英語ですし、何より修理が面倒です。
販売店が受け付けてくれないので、自ら営業所へ持ち込み、事務手数料2,000円を払い、海外からの部品の取り寄せ(送料別)での修理になります。
理由5.掃除機のバッテリー/充電器の併用でムダがない
作業すると必ずゴミが出るので、クリーナーとそろえると何かと便利。
そう来たかと突っ込みが入りそうですが。
聞いてください。
まずはバッテリークリーナーの便利さ
作業はあっちへこっちへ移動するものです。
マキタのクリーナーは「通販生活」で紹介されていたり、また施設の清掃業者がよく使っています。
駅構内の清掃業者も必ずマキタのクリーナーです。
もちろん使いやすいので一般の家庭でもとても人気が出ていますし、わが家では1階と2階にそれぞれ置いているくらいです。
そして充電池と充電器が兼用できるので、ムダな出費がないのと、運ぶのが楽
充電器を持ち運ぶ必要がある人は、とくに重要。
現場仕事が多かった当時は、2種類以上あると充電器がかさばるし、重いしでいいことありません。
バッテリーは同じメーカーの同じ電圧でそろえましょう。
またマキタの充電池は普段使いしつつ、災害時のスマホの充電池として評価
これから電動ドライバーを買おうとする作業環境まで考えると、ぜひこの組み合わせがお勧め。
作業とゴミ掃除は切り離せません。
特に木工は。
風が吹くとすぐに散らかるし、靴下についてまた広がるので、すぐに始末するのが正解。
参考までにクリーナーのお勧めは写真のCL141FDAW(バッテリーの充電器別売)です。
駅から店舗まで業者はほとんどこのシリーズを使っています。
ゴミはゴミパック式ではない、カポッと開けて、ドサッと捨てるタイプなので、ゴミパック代がかからずどんどん使えます。
Amazonレビュー数は驚異の1万越えです。
補足:中古はダメ
中古品は判断が難しく、間違えると使いにくい、すぐにダメになる。
中古の販売はネットでたくさん安いのがありますね。
でも電動ドライバーは写真や文字だけでは不具合の程度が分かりません。
さて中古でダメなポイントは3つ
・バッテリーの劣化
・モーター焼け
・軸ブレ
順にみていきます。
バッテリーの劣化
バッテリーが後どれだけ使えるか外見では分かりません。
バッテリーは買い替え前提で考えて、お飾り程度と思っておくのが正解です。
モーター焼け
モーター焼けとは、弱って力が出ない状態です。
ドリルドライバーは、なにも負荷をかけないときの回転速度が、本来の回転速度です。
これが遅くなるような負担のかかる使い方をすると、モータが焼けて煙が出ます。
こうなると本来の力が出ません。
ある程度使って経験していくと、どの程度の電圧でどのくらいの力が出るのか見当がつきます。
しかし初心者には残念ながら検討がつきませんし、買う前は経験者でも外見では分かりません。
軸ブレ
本体を落とした時に、ドライバー先端ビット(以下ビット)から落とすと本体の回転軸がゆがんで、ビットが揺れるようになります。
こうなると使いづらいです。
使いづらいですし、ビットがビスから外れやすくなり(カムアウト)指や、作業するものを傷つけます。
以上を踏まえて、もし中古を買うのなら、必ず試します。
それでもバッテリーのヘタレ具合はちょっと試したくらいでは分かりません。
もしすぐに分かる程度なら、もうそのバッテリーの価値はないに等しいレベルです。
モーター焼けと軸ブレは気をつければ分かるでしょうが、初めての方は新品との違いはおそらく分からないです。
私ならバッテリーはないものとして、軸ブレのない、モーター焼けしていない本体だけの金額が妥当かだけで買います。
なのでネットで中古を買うことはまずありえないです。
どんなゴミか分からないですから。
まとめ
今まで紹介してきた内容を振り返ってみましょう。
充電ドライバーでできることは
・ネジ締めの労力から解放
・できなかった穴あけができる
これでモノを作る、直す喜びが、疲れ知らずでここから一気に加速します。
もちろん今回触れなかった細かいスペックも確認済みです。ご安心ください。
それではよい道具を手に入れて快適な住空間を手に入れてくださいね。
買って後悔しない電動ドライバー、ドライバドリルはこちらから。
マキタ 電動式ドライバドリル 14.4V 1.5Ah DF370DSH
バッテリーx1、充電器、ケース付き
参考までにドライバ先のおすすめは、こちらの記事にあります。
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