引っ越し先のお部屋に新しく照明を付けたい。
イケアは照明がたくさんあって、デザインもすてきで、値段も手ごろなのがあってよさそう。
でも、
外国の会社だし、日本の規格に照明が合うの?
買っても取り付けできるかしら?
電球は何を選べばいいのかな?
イケアの組み立て説明書は、日本語がなくて分かりづらいですね。
電気は危なそうだし、難しそうで不安。
でも大丈夫。
そんなお悩みを一つ一つ解決します。
この記事を読むことで、後で「困った!」をなくせます。
これからイケアの照明を買おうと思っている人はぜひ参考にしてください。
イケアの天井照明を取付ける注意点をまとめ
ペンダントランプの付け方
これらがついていれば、カチッとワンタッチで取り付けが可能。
日本の照明の取り付け方と一緒で、差し込んで時計回りに30度くらい回すだけ。
ただ問題なのは、コードと天井ソケットを隠す「カップ」。
これがクセモノです。
天井へ付けるカップが傾く?浮く?
イケアのペンダント照明は天井からつり下げる時に、カップが傾いてしまうことがあります。
新しいタイプでは改良されていて天井に着きやすくなっているようですが、従来のものはそのままだと傾いてしまうことがよくありました。
1.カップ中のコードを、コンパクトにまとめる
一番の原因は、コードをカップの中に無理に押し込むため。
手を離せばコードは広がろうとするので、コードは天井に当たってカップを押し下げてしまうからです。
これは可能な限り余分な線をコンパクトにまとめて、広がらないようにするのがポイント。
写真で分かりにくいところは図のほうがわかりやすい時がありますね。
必要であれば、梱包についている針金もうまく使ってまとめましょう。
こんな形ではないという人は、新しい形のコードセットですね。
その場合はこちらから
2.遊びをなくしてとめる
動くもの何でも遊び(動きしろ、余裕)があります。
そのため天井ピッタリと止めたはずでも、カップが少し下がってきて浮いたり、傾いたりするのです。
なのでカップを上げつつ、コードは下に引っ張りつつ、カップの固定ねじを締めあげるのがコツです。
具体的には左手でカップを上げて、右手の小指から薬指でコードを下げつつ、残った右手の人差し指と親指でカップのネジを締めあげるとうまく行くはず。
こうすることで天井にぴったりとつきやすくなりますよ。
HEKTAR38cmは天井へ付けるカップが浅く、天井のソケット(引掛けシーリングボディ)の厚みが22mmだと浮いてしまいます。
この場合の解決方法は天井の引掛けシーリングボディを、電気工事を依頼して埋め込み式の出高さ11mmのタイプに変更してもらいます。
工事の願いはオンラインで、お近くの住まいの業者の申し込みができます。
紹介されている個人事業主の中から、レビューを見て気に入った人に依頼ができるので安心。
まずはリンク先の「電気工事はこちら」から料金を見てみましょう。
引掛けシーリングがカップで隠し切れない?
原因は引掛けシーリングの中心とコードの中心がずれているため。
よってコードの中心から広がるカップの中心もずれてしまいます。
ずれたカップの位置で引掛けシーリングボディが収まればいいのですが、カップが小さかったり、大きくても引掛けシーリングがローゼットタイプだとはみ出てしまうことがあります。
引掛けシーリングボディは大きさがいくつかあり、大きいものだと重量物のビス穴付きのハンガータイプ(引掛け埋込ローゼット)は最大で122mmあり、それに対してイケアのカップは小さいものだと約90mmなので、この時点でもうすべてを覆うことはできません。
1.天井ソケットを交換
交換は電気工事士の資格が必要なので、業者にお願いします。
手間なしですね。
工事の願いはオンラインで、お近くの住まいの業者の申し込みができます。
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まずはリンク先の「電気工事はこちら」から料金を見てみましょう。
2.飛び出ている金物をカット
金物が飛び出て、カットで収まりそうならば、強力なニッパーでカットがおすすめ。
この部分はシャンデリアなどの重い照明を支える補助の役割なので、それ以外では不要です。
また電気も通っていないので感電の心配はありません。
日本の老舗メーカー製で、私も使っている信頼のおける工具です。
3.市販品の大きなカップに交換
付属のカップはのこぎり等で切って捨てます。
代わりのカップは半分に割れているので、取り付けカンタン。
大きさが150mmあるので、中心がずれていても問題なく収まります。
色は写真以外がリンク先に各色あります。
ただしコードの長さ調整はできないので、別にコードリールを使ってカップの外で高さを調整する必要があります。
コードリールを使ってカップの外で高さを調整します。
下記の商品で約1.5mの巻き取りが可能。
コードがない?
ペンダントランプによっては、コードが別売りもあります。
うっかりシェード(傘)だけ買ってコードがないってことがないようにしましょう。
イケアのコードは4つの部品がセットになっています。
「コードセット」の内容は
買うものはシェードと、コードセットと、後は電球ですね。
台形というのは横から見て台形の主に布製のシェードの場合です。
このシェードはフロアランプと兼用です。
ペンダント照明として使う場合は下の図のようにシェードの電球ソケットが付くフレーム部分を180°回転させてコードセットを付けます。
こうすれば下に末広がりで使えますね。
傾斜天井につけたい
傾斜天井にはそのまま取り付けできません。
斜めに取り付けると部分的に無理な力がかかり、器具が痛むため取り付けできません。
この場合は傾斜天井用のアダプターを使うのが一般的です。
詳細は別記事を参照してください。
ダクトレールにつけたい
ダクトレールの変換アダプターを使うことで間接的にイケアのペンダント照明が使えます。
少し器用な人ならペンダントライトの配線を切って、ダクトレール用のプラグに結線する方法もあります。
長さを切って決めてしまえば、ペンダントライトに付属するカップを使わず、スッキリと見せることができます。
シェードだけ交換したい
シェードが破けた、汚くなったのでシェードだけ交換したい場合。
1.イケアの照明
同じ仕組みなら交換可能。
シェード単品で売っているのと同じ仕組みであれば、もともとコードとセットで買った照明でも交換できます。
ただセット売っていたのと全く同じシェードは、単品で売ってはいないようです。
2.イケア以外の照明
サイズ合えば使えるかも。
シェードの取り付け方法はメーカーバラバラで規格がないため。
・電球のソケットにリングを挟み込む(イケア)
・電球の上にリングを載せる
・電球とソケットの間にリングを挟む
どちらもイケアのシェードのリングの内径で判断しましょう。
シェードのサイズによっては、電球サイズE17の小さい電球のソケットのプラスチック製で白いアダプターがついている場合があります。
シーリング照明の付け方
シーリング照明とは天井に張り付く形でつき、照明と天井との隙間がない形のものです。
アダプター方式
一般的なシーリング照明の止め方。
円柱型のパーツを一度引掛けシーリングボディに接続して、その次に本体をはめて、最後に結線する方法です。
円柱型のパーツ には本体を止めるための爪が、引掛けシーリングボディの出高さ22mmと11mm用に2つあります。
これで高さの違いを吸収するのですが、説明が分かりづらい。
取付説明書には出高さ22mmと11mmをページを分けての説明ですが、実は簡単。
アダプターを付けたら、本体を天井面に付くまで押せるだけ押し上げるだけです。
22mmなら、2回カチッ、カチッ
11mmなら、1回カチッ
の違いだけです。
なーんだ
そしてポイントを2つ
1.アダプターに近い中心部に手をかけて押し上げると確実。
2.本体両脇をもって最後まで押し上げると、本体中心が下にしなって、はまりにくくなることがあるので注意。
興味のある方へ参考まで仕組みをもう少しご説明
本体にアダプターの掛りを受ける溝は2段階あり、引掛けシーリングボディの高さによって11mmの時は浅く、22mmの時は深くアダプターの爪がかかるのです。
これは日本のアダプターと似ていますが以下の違いがあります。
イケアのはアダプターの掛りが1段階で、本体の受けが2段階
日本のはアダプターの掛りが2段階で、本体の受けが1段階
結束バンド引っ張り方式
イケア独特の方法。
結束バンドを引掛けシーリングキャップ(照明側のソケット)のフックに引掛けて、結束バンドで照明本体を引っ張り上げる方法です。
結束バンドで引っ張り上げるので、結束バンドをカチカチ引っ張り上げる度合いで、引掛けシーリングの出高さの22mmか11mmの差を吸収します。
うっかりバンドのカチカチしない、つるつるの面を爪に当てると滑って止まりませんので、ご注意。
天井へぴったりと付けるには
結束バンドで引っ張り上げるのではなく、照明本体を天井へ押し付けつつ、あくまで押し付けた照明を結束バンドの最後の一押しで固定するつもりでするとぴったりと付きます。
シーリングライトがつかない?
浴室はもちろんですが、洗面の部屋でも照明を直接結線している場合があります。
外からは分からないので、シェードを外してみると分かります。
1.浴室照明を選ぶ
イケアには防水性のある浴室向けの照明があり、直接結線タイプなので、電気工事士に依頼して取り付けが可能です。
ただ種類が少なく、シーリングライトか、壁付け兼用のどちらも密閉ドーム型の照明のみです。
もちろんペンダントランプはありません。
2.天井ソケット方式にする
直接結線から、天井ソケット(引掛けシーリングボディ)方式に電気工事士にしてもらう方法です。
天井ソケットにすれば、好きな照明を買ってきて自分で取り付けできます。
どちらの方法も資格を持った電気工事士に依頼する必要がありますね。
工事の願いはオンラインで、お近くの住まいの業者の申し込みができます。
紹介されている個人事業主の中から、レビューを見て気に入った人に依頼ができるので安心。
まずはリンク先の「電気工事はこちら」から料金を見てみましょう。
スポットライト照明の付け方
スポットライトにもいろいろな形がありますが、天井との接続方法で区別すると、イケアは次の形のスポットライトになります。
カップにバーがあり、そこにスポットライトが付いている照明です。
なので、単品で天井埋め込みのスポットライトや、ダクトレールにつくスポットライトもありません。
イケアにはダクトレールにつく単品のスポットライトはない。
スポットライトはすべて引掛けシーリングか、単品でもクリップ式のものになります。
基本的な取付の順序は以下の通りです。
1.引掛けシーリングをつなぐ
2.カップの中にあるU字の金物を調整して天井に付ける
3.左右好きな角度に首を振る
4.カップをU字にはめてビスで固定する
説明書の図は難しいですが、言葉で書くと簡単です。
取付説明書で一番分かりづらい工程2.を解説します。
U字が天井まで付かないと、次の工程でカップが天井に付かなくなります。
ぴったりと付けましょう。
また照明には電球を抜き差しする吸盤が付いているので、なくさないようにしておいてください。
スポットのシェードと電球の間に指が入らない場合がほとんどなので、吸盤をなくすと電球が切れたときに交換ができなくなります。
天井ソケットの「引掛けシーリングボディ」
その中でもハンガーのついたローゼットタイプは、好みの向きにならないかもしれません。
理由は重量物取り付けのネジ穴が開いた「ハンガー」にイケア照明のU字が当たってしまうためです。
なんともお粗末な構造ですね。
引掛けシーリングボディの向きは業者が照明を取り付ける向きを想定して、ハンガーの方向を決めて取り付けるのですが、それに沿った向きで取り付けができません。
でもそんな時にはねじを外して、引掛けシーリングボディに当たらないように少し回転させて取り付け直せば大丈夫。
この時必要以上に回しすぎて天井の取り付け下地から外れたら、ねじが効きませんので注意。
結線は外さなくよいので、資格がなくてもできます。
その他スポットライトの照明は引掛けシーリングボディの厚みがある22mmのモノは天井にぴったりとつかない照明もあります。
電球は別売り、でも埋め込みもあり
ほとんどの照明は電球が別売り。
でも中にはあらかじめ埋め込んでいるものもあります。
なのでこの場合はもちろん電球を買う必要がありません。
ほぼ電球が別売り
「Incl.」と黒字の表示
含まれるものです。
「Excl.」と黒字に白抜きの強調表示
含まれないものです。主に電球は含まれません。
さらにどんな電球が必要なのかを見ていきます。
電球マークの右に明るさの単位(lm)ルーメン数がありますが、これはあくまでお勧めの明るさです。
もちろんお勧めでも構いませんが、もっと明るいのがよければ、最大消費電力を越えなければ大丈夫。
最大消費電力は「Max. ○○W」の表記です。
これは一灯当たりの最大消費電力です。
イケアを含めて欧州はいくつかの照明で部屋を照らすので、照明一つあたりの明るさは抑えめ。
一方の日本の照明は一つで部屋全体を照らすのが主流。
したがっておすすめ通りだと暗いですね。
もし取り付け後に暗いと感じたら、こちらの記事が参考になります。
電球が切れて、イケアまで来なくても大丈夫です。
照明で電球の入るソケット部分を、口金(くちがね)といいます。
イケアで扱う口金は、ほぼ以下の3種類です。
日本で最も一般的なE26や、一回り小さいE17、そして日本であまり見ないGU10です。
E26、E17、GU10などはいくつもある国際規格のうちの3つなので、イケア独自ではありません。
特にE26、E17などはどこの電気屋さん、または100円ショップでも買えます。
ただ暗いですが。
GU10は残念ながらイケア以外でアマゾンでしか売っているのを見かけません。
イケアの電球は販売終了も含めて、こちらがさらに詳しく分かります。
スマート電球を使えば、照明自体にリモコンがない商品でも、電球に直接リモコンで色、明るさなどを変更できます。
詳細は以下をご覧ください。
埋込電球もあり
電球が本体の照明に組み込まれている照明もあります。
買ってすぐに使えるメリットがあるのですが、LEDが切れてしまったら本体ごとの交換が必要です。
商品によって15,000~25,000時間もちます。
商品ラベルの裏面に「埋め込み式LED」と表示
照明の説明書がダウンロードできる
照明に限ったことではないですが、イケアの商品の説明書がホームページからダウンロードできます。
PDFファイルで見ることができるので、購入前に確認してみましょう。
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