タイヤを【擦って発電する】自転車ライトの交換と商品比較

自転車ライト交換方法 自転車

ライトをつけると音がうるさい

なのでちょっと恥ずかしい

今は静かでより明るいLEDなのよ
しかも軽いし

えっ、そうなの?

20年前の古いママチャリのダイナモライト

約20年前のママチャリ自転車で、ライトはタイヤにこすりつけて発電する「ダイナモライト」。
ペダルが重たいやつです。

そして以前より音がうるさくなってきた気がする。
クレ556吹き込んでもよくならないし。

自転車ごと買い替えも考えてみたけれど、調べてみると今より断然改良されているライトだけが売っている!
軽く、LEDで明るいし、しかも安い。

これならライトをつけてもペダルが重たくならない、軸が太い「ハブダイナモ」自転車に買い替えなくも大丈夫。

まだまだいける旧型自転車。
大事に使っていきましょう。

調べて一番いいのに交換の方法と、候補の商品達を紹介します。
自転車ライトが古くて音がうるさいのに困っている人にぜひ参考にしてほしい内容です。


古いダイナモライトと最新に交換したもの、驚くべき音の違いが短い動画で分かります。




音がうるさいママチャリライトを、最新のLEDライトに交換する方法

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古いライトを外す

自転車の古いライトを外すのに前日にクレ556を吹き込んでおく

何せ20年経っていますから、すんなり外れてくれそうにありません。
事前にナット部分にクレ556を吹き付けておきます。

古い自転車のダイナモライトを六角Y型レンチで外す

プラス付きの六角ボルトですが、こんなサビサビは素直に六角レンチを使うのが正解です。

10mmであればどんなものでもいいですが、柄の長いメガネレンチ、もしくは私の使ったようなY型六角レンチだと無理な力なく緩められるので楽ちんです。




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新しいライトを付ける

自転車のダイナモライト取り付けに使う道具一覧

今回使用した道具はこちら。
ちょっと見慣れないものもありますが、プラスの2番ドライバーと、六角レンチは10mmが2つあれば大丈夫です。


使用したはこちら。

検討して一番に性能の良いものです。

MLC-1の取扱説明書

説明書は箱裏についています。




順序通りにつける

ダイナモライトの取り付け部品の順番

説明書通りの順番で取り付ければ、何も難しいところはありません。
あえてあげるのならば、安全ワッシャーの突起をキチンと下向きにしておくくらいです。

ダイナモライトの取り付け位置で長穴の一番上を使う

上下の位置が調整できるように長穴が開いています。
本体をタイヤ側に倒してみて、使用する時にローラー面がタイヤの側面に当たるように上下を調整します。
自分の場合は上いっぱいでちょうどよい高さでした。

ダイナモライトがどのようにタイヤに当たるのかを確認する

ローラーの角を当てるとタイヤとローラー自体に良くなさそうなのでキチンと面を当てるようにします。
またリム(タイヤの下の金属でブレーキゴムが当たる部分)に当てる方法もありますが、雨の日に滑るので、基本はタイヤに当てます。

ダイナモライトを固定する

ボルトとナットは両方とも10mm。
片側だけ回しても空回りするので、裏を抑えつつ表から締めていきます。
このあと角度調整するので、本締めの80%くらいで。

ロングタイプだと少ない力で押さえやすいので楽に作業が進みます。




ダイナモ本体角度調整

ダイナモライトの中心線がホイール中心に合うように固定する

ダイナモ本体中心線の延長先をホイールの中心に合わせます。

こうすることで発電効率が良くなるのと、レビューに合ったような軸ブレでの壊れが起きにくくなります。

中心線があったら本締め。
走った振動で緩まないように、きつく締めあげておきます。

ライト角度調整

ダイナモライトを取り付けただけだと上向きなので角度の調整が必要

このままだと光が上に向かっていくので、水平ではなく、少し下向きにします。

ダイナモライトMCL-1は2カ所で調整が可能

説明書にはライトの部分しか動かないとありますが、そのもとのアームの部分もねじを緩めれば動くので2カ所での調整が可能です。
こういったメーカーで見落としている性能を拾うのは楽しいものです。

MCL-1調整するとここまで下向きになる

試すとここまで下向きになります。

自転車のライトの最適な角度は、ライトの一番明るいところが10m先を照らす角度がよい。
(自転車の説明書や、ネットなどいろいろなところからの情報による)
自動車の免許をお持ちの方はすぐに分かりますが、水平はハイビームと言って対向車がまぶしくて迷惑になります。




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自転車ライトの商品候補

どっちがいいのか女性調べる

電池式もありますが、電池の交換の手間があるし、エコでないですよね。
電池が切れたら無灯火で捕まりますし。
時にいたずらに盗まれたりする心配もありません。

今のよりペダルが断然軽くなるというのですから、リスクも手間も少ないダイナモ方式で行きましょう。


またLEDではないのものありますが、LEDは少ない電力で明るくできます。
つまり少ない労力で明るくなる。
これはペダルが軽いということ。

価格なんていくらも変わりませんから、LEDにしない理由はありません。
なのでLEDのダイナモライトで一番良いものを選んでいきます。

レビューを読み解き、皆さんが比較しているものを検討していくと、ほとんどがマルゼン製と、パナソニック製で、ごくまれにブリヂストン製が使われています。


それでは具体的にレビューを含めて紹介します。




マルゼンMLC-1(今回使用したもの)

性能、価格の両方からこちらが一番の候補になります。

早く変えておけば良かったと思えた商品

昔からあるタイプをつけていましたが
暗くて重くてうるさいのでこちらに交換。

取りつけもそれほど難しくないので
不器用でない限りはすぐに出来ると思います。

この価格でこの明るさなら
家にあるライトを全部交換しても良いと思えます。
迷っている方は是非購入してみてください。

Amazonレビュー




マルゼンMKS-2(最終候補落ち)

最終候補まで残ったのですが、採用しなかった理由は
MLC-1に比べてタイヤを擦るローラーが小さいのでよりペダルが重たくなる
→これは実際に両方使われたリンクのブログの方とAmazonレビューアーの2名より

その他の違いはMLC-1に比べて首が10mm長い
長さが足りない人は自動的にこちらを選ぶことになります。

ではMCL-1とどちらが合うのかは、次の項目で判断できます。




パナソニック(最大の明るさがほしければ)

ダイナモライト最大の2800カンデラ。
対してのマルゼン2500カンデラと明るさでは少し劣るものの、光が右へ漏れ出るので、車の巻き込み防止になるが、パナソニックにはこれがない。

マルゼンの方がより広角(マルゼンと比較された方による)。

選ばなかった理由は3つ
・価格がマルゼンMCL-1に比べて2倍高い
・右に漏れる安全な光がない
・レビュー(人気)がマルゼンMCL-1に比べて1/4




パナソニックNSKL138(ゴムローラーがダメになる)

ローラーがゴム製で消音なのはいいけれど、通勤通学で使うと半年でゴムがダメになる。
これに対してのマルゼン製はウレタンローラーなのでダメになったというレビューがない。

たまに乗るならいいかもしれませんが、通勤通学だとこまめにゴムの買い直しと付け替えるのはコストと手間がかかるのでマイナスポイントです。

また頻繁に使わなくてもゴムは劣化しますしね。




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マルゼンのMCL-1とMKS-2のどちらが合うか?

MCL-1とMKS-2の性能差はわずか。
MKS-2の方が首が10mm長く、MCL-1の方がペダルが軽い。


そしてレビューによればMCL-1の長さが少し足りずに取り付けに苦労されている人がいます。


長さが足りなくてローラーの角で何とか当てていれば早くローラーが消耗しますし、角度も正しくできないと軸ブレで早く壊れる原因にもなります。

だったらMKS-2の方が余裕を持っていいような気がしますが、両方使われた方のレビューによれば少しペダルが重いそうなので、寸法が大丈夫ならMCL-1がよいですね。
それに首が長すぎてタイヤの上の泥除けに当たってしまっては、取り付けできません。


そこで自分の自転車にはどちらがいいのか分かるようにします。
これで買ってから「しまった!」がなくなりますよ。




MCL-1の寸法

方法は型紙を起こして当てて判断するのので、そのための寸法を取ります。
説明書には載っていないので、実寸で測定。

MLC-1ボルトの中心からローラーの上端まで87mm

写真だと中心がズレるので違っているように見えますが、ボルトの中心からローラーの上端まで実際に87mm。

MLC-1ボルトの中心からローラーの中心まで41mm

ボルトの中心からローラーの中心まで41mm。



次にタイヤ側に折れる位置です。

MLC-1ボルトの中心から折れる軸の中心まで29mm

ボルトの中心から折れる軸の中心まで29mm。


まとめると

MLC-1のカギとなる寸法

これをもとに型紙を作っていきます。

型紙作成

MLC-1とMKS-2の型紙寸法

型紙は単純にこのようになります。

寸法から起こした型紙

これを厚紙、例えばテッシュや牛乳パックでも何でもいいですが、に寸法を起こして折れ線で曲げます。

型紙を折れ曲げる

念のため折れ角度も合わせて型紙完成。

型紙でどちらがいいのか判断する

ここまでくれば後は簡単です。

MLC-1のできた型紙を立ててみる
MCL-1の場合

型紙の角を穴に合わせてローラーが正しく当たるか確認します。
今回購入したMCL-1の型紙で、実物と同じ位置に来るので正しく判断できています。


さて買わなかったMKS-2はどうでしょうか?

MKS-2の型紙を当ててみる
MKS-2の場合

ちょっと上すぎます。
ただボルトを止める穴は調整できるように長穴なので、下いっぱいにするとどうでしょうか。

MKS-2の型紙を下一杯で当ててみる
MKS-2で下いっぱいの調整の場合

ちょうど良さそうです。
自分の自転車ではどちらも使えたようです。


これで心配なく取り付けできますね!



そして10mm首の長いのはこちら








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