家に帰ってきて暗くて
玄関のカギを開けづらい
人が近づいたら点灯するように防犯したい
玄関に入ったら靴を脱いだり、
モノを置いたり、
カギをしまったりするに何かと暗いと不便
重い買い物袋を持っている時に、パっと電気がついてくれると楽だわ
こんな悩みを普段照明を販売している経験を持って解決していきます。
分かりやすいように家の中の内玄関と、玄関の外に分けて方法を紹介。
内玄関なら簡単取付、工事は不要。
この記事を読むことで、場所ごとの照明をセンサーにする方法が分かります。
一度取り付けてさえしまえば、後はセンサーで勝手につくので、とても快適ですよ。
玄関の照明に不満を感じている方は、ぜひ参考にしてください。
よくある屋外センサーライトは、こちらの記事が参考になります。
玄関にセンサーライトをつける方法と、気になる疑問を解消!
はじめに
照明の形で方法が違ってきます。
1つに絞らず、まずは選択肢を広く持って一番良いのを選んでください。
<内玄関編>
靴を履くのも、探すのも、明るいととっても楽です。
電球の下が覆われていない場合に
1.センサー付き電球に交換
電球がすべて覆われている場合に
2.センサー別の電球に交換
裸電球で細かく調整したい場合に
3.電球ソケットと電球の間にセンサーを挟み込み
手軽に照明ごと交換するのなら
4.センサー付き照明に交換
※工事の資格があればセンサーだけもあります。
<外玄関編>
帰ってきて明るくなると、お出迎えされているようでうれしいですね。
後付けするのなら外玄関はこの方法だけ
2.センサー別の電球に交換
照明自体を交換できるのであれば
玄関の壁につける
5.人感センサー付きポーチライト
玄関ひさし下につける
6.人感センサー付き軒下灯
<使用上のヒント>
人感センサーを使うにあたって覚えておいてほしいことがあります。
センサーに使うLEDを買う前に
7.センサーに使えるLED電球は?
センサーが壊れていると思う前に
8.人感センサーのよくある誤解
常に電源の入っているセンサーの電気代が気になる方に
9.待機状態の電気代は?
E26とか最大消費電力って何?
別記事に分かりやすくまとめてあります。
1.センサー付き電球に交換/センサー挟み込み
内玄関で、電球の下がシェードで隠れていない場合の方法です。
パナソニック「ひとセンサタイプ」
今ついている電球を交換するだけなのでとってもお手軽です。
仕組みは電球の先端にプチッとセンサーがついていて、センサーの範囲内に入ると自動点灯して、動きがなくなると一定時間後に消灯します。
この方法はパナソニックの「ひとセンサタイプ」LDA8LGKUNSをおすすめします。
いろいろなメーカーが出していますが、以下の4点が優れています。
1.センサー感度がよい
重要なセンサーの良し悪しのポイントはさらに2点あります。
センサーの感度がよいとは
▶検知範囲が広い
比較して申し訳ないのですが、アイリスオーヤマは真下に来ないと反応しないなどの理由で、パナソニックへの乗り換えAmazonレビューが15件ありました。
もちろん乗り換え後のパナソニックは良い評価を出しています。
なぜでしょうか?
検知範囲を比較してみましょう。
比較対象はパナソニックとアイリスオーヤマ、そしてオーム電機、最後にAmazonで高評価の海外電球を調べてみましょう。
まず表示の高さがまちまちなので、2mにそろえて検知範囲を再計算してみます。
そして検知半径の広さを比べて見ましょう
検知範囲が広いということは、その分早く感知してくれるということです。
パナソニック…4.5m
アイリスオーヤマ…4m
オーム電機…4m
Amazonの高評価の海外電球…8m(本当か?)
数字で比較すると一目瞭然ですね。
パナソニックが頭一つ出ています。
センサーの感度がよいとは
▶点灯してから再検知の感度が高い
理由は「人感センサーのよくある誤解」で後述しますが、人感センサーとはいっても実は動きがないと消えてしまいます。
そこで通常のセンサー感知範囲内に加えて、パナソニックは他社にはないさらに狭い「微動検知範囲」があり、これにより人のわずかな動きを感知して消えない仕組みです。
パナソニックのセンサー電球の感度の良さが分かったところで、他の良さを見ていきます。
2.急に消えてドキッとしない
感知されなくなってから2分すると、6秒間かけて少しずつ暗くなるので、その間に動けばまた100%の明るさでつきます。
なので急にパッと消えるストレスがないのが良いですね。
3.5年保証がある
LEDは長寿命なイメージが先行していますが、実はそうでもないのです。
光る部分のLED素子は長寿命ですが、LED電球は一例として80種類ほどの電子部品からなり、その中のコンデンサーが寿命で使えなくなることが多いようです。
私は仕事柄色々なメーカーのLED電球を使ってみましたが、同じ型番でも使えなくなるまでの個体差が激しく、同じ照明で同時に使っても1カ月程度から数年持つ場合もありました。
したがってLED電球は特に保証に重きを置きたいですね。
Amazonなどの中華製は保証があっても1年程度で、さらに連絡が付かないレビューがチラホラあるのでマイナスポイントです。
4.明暗センサー付き
「明暗」センサーは昼間の明るい時には動作しない機能です。
メリットは夜だけ点灯するので省エネです。
商品によってはこの機能がなく、いつでも光るものもあります。
ついつい値段の安い海外製品に目が行きがちですが、買ってストレスなく、失敗しないのが日本製の魅力ですね。
注意事項
・屋外には使えないとされています
理由は耐候性や雷サージ(雷に打たれた時にダメージから守る)が低いため。
理屈では動くはずですが、玄関外の軒下などで電球の下が覆われていない照明は特によくなさそうですね。
・旧タイプは買わない
パナソニックの類似品として旧タイプの「ひとセンサタイプ 内玄関向け」があります。
玄関という文字がより専門的で良さそうに響きますが、LDA10LHKUGKは古く2014年発売です。
レビューもよくないので、間違って買わないようにしましょう。
現行タイプは「トイレ向け」とこの「玄関向け」が一つになったものです。
・シェードが長い場合
下が覆われていなくてもセンサーを遮るまでシェードが下りている場合には、延長ソケットが必要です。
リンク先には3~10.5cmまでさまざまな長さの延長があります。
・小さい口金E17の場合
E17ではパナソニックがないので、変換ソケットを使います。
→口金とは?
・斜め付けのE17ダウンライトの場合
日本製がないので自信をもってすすめられないのですが、
レビュー、センサー角度、センサー距離
をまとめると、こちらが中でもおすすめです。
海外製がどうも信用できない場合は、煩雑になりますけれど斜めつけから直下つけの変換+E17の人感センサー(オーム電機)の方法もあります。
OHM 光・人感センサー付きソケット
動きがなくても長く点灯してほしい時に
先のパナソニックはセンサーの検知外に出て2分6秒で消えますが、こちらは最大5分30秒です。
シェードの下が開いている場合に使います。
センサーは付属のクリップか両面テープで止めます。
・点灯時間
3段階で10秒、90秒、5分30秒
・センサーの範囲
真下につけたときに上2.3mから半径2.5~3.5mの楕円形です。
・最大消費電力
白熱電球60W
蛍光電球で22W
使っていい電球の最大のW(ワット)数です。
※こちらもLED電球は使用できませんとされていますが、レビューでの使用例があります。
この下の注意事項を参照してください。
・レビュー評価
センサーの両面テープの粘着が弱いようです。
両面テープと言えば3Mが信頼が置けます。
総じてそれほど悪いレビューはありません。
2.センサー別付け電球に交換
内玄関、外玄関で電球がすべて覆われていても使える方法です。
センサーと、対応する電球が別になっています。
電球を交換して、センサーを付属の両面テープで張り付けるだけなので手軽です。
なので賃貸でも玄関照明のセンサー化が可能です。
この仕組みのものはイケアだけです。
イケアで販売するTRADFRI(トロードフリ)というワイヤレスの電球シリーズが使えます。
IKEA モーションセンサー
・電球が覆われていても反応する
センサーから電球はよくある赤外線ではなく、もっと波長の長い2.4GHz帯(ZigBee規格)を使っています。
・感度の良い位置にセンサーをつけることができる
ただしセンサーは電球から10m以内です。
・センサーの検知範囲
壁上2mにセンサーをつけたとき、120度の角度で5mが感知範囲です。
さらに正面で60°の角度なら10mまで感知します。
・複数の照明を同時に点灯させておしゃれにできる
最大10灯までの電球を同時に点灯できるので、玄関収納近くにフロアライトや、テーブルライトを置くと、空間に光の陰影ができて高級感が感じられます。
また口金といいますが、照明による電球の差込の大きさが違うE26とE17の混在が可能です。
→口金、E26、E17とは?
・昼間のセンサー感知も可能
夜だけ感知と、昼も夜も感知の、2モードの切り替え可能です。
なので薄明るくてセンサーが感知しないときなどに、昼も夜もの検知モードで対応できます。
・玄関の外からも、内からもセンサーで点灯できる
センサーを2個に分けて、同じ電球を操作できます。
こうすることで室内、室外でそれぞれ感知して内玄関と外玄関同時につけることができます。
また階段途中の照明の電球にすれば、階下と階上でそれぞれ感知できて便利ですね。
2個のセンサー設定方法は、1つめのセンサーですべての電球をリンクしてから、2つめの買ったばかり(もしくは初期化状態)のセンサーのリンクボタンを同時に押しつづけます。
赤い光がじわじわと消えればリンクのコピーが終了。
この時の注意点はリンク済みの電球から離してセンサーのリンク操作をします。
わが家では外だけにセンサーをつけて、内外両方の電球とリンクさせていました。
この場合は少し注意があります。
内玄関から付けたいときは壁スイッチをOFF、ONしてセンサー関係なくつけることもできますが、これはセンサーが絡んでいない点灯なので、自動で消えてくれません。
一度外に出て点灯中の電球をセンサー再認識させてからの1分、もしくは5分後に消灯になります。
わが家では内玄関の足元明暗センサーが夜になると点灯しているのでこのケースで意識することなく、不便は感じなかったのですが、読者の方からの指摘を受けました。
口コミを一つ紹介しましょう。
外玄関に取り付け、反応したら内玄関の電気をつくようにしています。なかなかの感度で通りすがりの人や車にも反応しますが、人通りが頻繁でもないので防犯のためにもなるんだとおもっています。
便利ですよね。
イケア公式オンラインもありますが、ポイントや、配送料と速さで決めましょう。
「TRADFRI」という名前でスマートライティングのシリーズ電球が動かせます。
口金26はこちら
口金E17はこちら
注意事項
・電球は密閉された照明器具の使用はできない
浴室などのパッキンが使われている密閉型の照明には使えないとされています。
これはLED電球の放熱が妨げられて、電球を傷めるためです。
そうではありますが、わが家では点灯時間が少ない(センサーは動きがなくなって3分で消灯)から発熱はそれほどないと踏んで、外玄関に使用しています。
一方のセンサーは防水性があります。
防水性能IP44としてあらゆる方向から雨が当たっても大丈夫です。
・センサーの電池
テスト電池はわりあいとすぐ切れるので、事前に交換用電池の準備がお勧めです。
・リンクの初期設定が必要
ボタン一つで設定ができ、日本語の説明書が入っています。
・斜め付けのE17ダウンライトの場合
ダウンライトによくある差込が斜めの場合には、先に紹介したE17電球では使えて入らない可能性があるのと、光が真下までいかないので、間にアダプターを入れます。
3.天井ソケットと電球の間にセンサーを挟み込み
裸電球でシェードがない場合。
+
先に紹介したセンサー一体の電球でもいいのですが、より細かく設定をしたい場合です。
ELPA センサー付きソケットアダプター
・明暗センサー付き
明るい時には点灯不要として、人感センサーが動かない機能です。
ついてほしいのに明暗センサーが明るいと判断してつかない場合には、明暗センサーなしでいつでも人感センサーが動く姉妹品もあります。
・点灯時間は3段階
「TEST」で昼夜関係なく点灯5秒
「短」夜だけ点灯3分
「長」夜だけ点灯5分
※Amazonの商品解説と異なりますが、こちらが正しいです。
また製品の正規サイトでも混乱が見られたので、問い合わせ確認をしたうえでの情報です。
・センサーの範囲と調整
先の項目で比較したセンサー付き電球に比べると、感知範囲は広くはありませんが、感度が悪いレビューもないので、ストレスのない実用範囲内といえます。
図の通り電球側には感知しないので、電球ソケットを軸にして回転させて、センサーの向きをしっかり調整する必要があります。
・最大消費電力
白熱灯60W、蛍光電球20W
使っていい電球の最大のW(ワット)数です。
※LED電球は使用できませんとされていますが、レビューでの使用例があります。
この下の注意事項を参照してください。
・レビュー評価
日本製のため初期不良のレビューは多くないです。
明るさの感度の調整ができないので、それほど暗くなっていなのに点くのを良くないとするレビューがあります。
4.センサー付き照明に交換
センサー一体の照明器具なので、電球など考えなくてすむ簡単な方法です。
電球は交換できないので、切れたら本体ごとの交換が必要です。
ミニシーリングライトLE-Y14LG-W-PIR
点灯する明るさ調整、点灯時間調整など点かない、点いてほしくないなど、使う人の希望を細かく応えることができるのが一番のメリットです。
レビュー数が多いのは、使ってもいないのにレビューがあったりとレビューするお礼特典があると思われるので、参考になりません。
デメリットはセンサー部分がLEDと離れているのでデザイン性は少し劣ります。
明るさは1400ルーメンなので、廊下や玄関、トイレには十分ですが、お部屋を照らす明るさとしては不十分です。
取付は天井ソケットの引掛けシーリングであれば取り付け可能。
オーム電機は大手ほど知名度はありませんが実績のある日本のメーカーです。
その他
アイリスオーヤマ
知名度から販売台数を伸ばしているようです。
センサー範囲はオーム電機より狭く、点灯する明るさ調整、点灯時間調整もできないので性能的に魅力を感じません。
センサーの感度や反応速度に不満のレビューがいくつかあるのも気になる所です。
ただセンサー照明にしては明るい商品を出しているので、センサー照明だけで4畳くらいの明るさを求めるのであれば候補となります。
5.人感センサー付きポーチライト
ここからは室外の人感センサーライトです。
外玄関は残念ながらセンサー後付けできず交換が必要です。
帰宅時に玄関の照明がつくと嬉しいですよね。
カギを出すのにも明るいと探しやすいです。
また便利だけではなく、人が付くと明るくなるので防犯性も高まります。
各社ともに単に人が近づくと点灯するだけではなく、暗くなるとほんのりついて、人が近づくと全灯や、またフラッシュができたりと、いくつかのモード変更ができるようになっています。
そうはいっても玄関なので攻撃的な形のセンサーライトは使いたくないものです。
あくまで普段の照明の機能の一つとしてセンサーを働かせたい。
※よくある形のセンサーライトでもいいですよという方は、こちらの記事が参考になります。
そうすると玄関の壁面につけるポーチライト(壁付けライト)で人感センサー付きを扱うのは次の3社です。
パナソニック
コイズミ
オーデリック
それぞれコラージュと共におすすめを上げていきます。
※取り付けは直接結線なので、電気工事が必要です。
オーデリックの人感ポーチライト
ペンダントライトでも人気のオーデリックは、ポーチライトでもステキなデザインのものが多く、目移りしてしまいます。
照明のメーカーとしては実績のある大手で、デザインだけではなく、製品の信頼もあります。
人感センサーは照明本体についているタイプと、別にセンサー付きのベースを挟み込んで使うタイプがあります。
【下記の写真は一例です】
オーデリックのおすすめはこちら
透明ガラスに鉄さび色の真ちゅうフレームが付いたおしゃれなポーチライト。
洋風にも和風にも合うトラディショナルなデザインです。
あえて他の人が使ってなさそうな隠れたモノを選んでみました。
▶直径は約13cm
▶虫のよりづらいLED電球
詳細と、取り扱い説明書はこちら(無料の会員登録が必要)
センサー別タイプなのでセンサーベースが必要です。
センサーの感知範囲の微調整と、感度の制限が可能です。
センサーモードは3つから選択可能です。
▶調光モード
暗くなるとほんのりON、人が近づくと100%明るさでON、離れて1分後にほんのりON
▶ON/OFFモード
暗いときだけ人が近づくとON、離れて1分後にOFF
▶6時間タイマーモード
上記の調光モード+ON/OFFで、暗くなって6時間限定で調光モード、その後ON/OFFモードへ移行
詳細と、取り扱い説明書はこちら(無料の会員登録が必要)
※取付工事が必要な商品です。
工事の願いはオンラインで、お近くの住まいの業者の申し込みができます。
紹介されている個人事業主の中から、レビューを見て気に入った人に依頼ができるので安心。
まずはリンク先の「電気工事はこちら」から料金を見てみましょう。
コイズミの人感ポーチライト
室内照明は他に押されている印象を受けますが、ことエクステリア照明に関してはリードをしている感があります。
デザイン機能共に申し分なく、モダンからアンティーク、インダストリアルなど幅広く取りそろえ多くのニーズをとらえています。
【下記の写真は一例です】
コイズミのおすすめはこちら
蔓(つる)をまいたような南欧風のアイアンアームと、ヒビ焼きを施したガラスからこぼれ出る光がアンティークの雰囲気をいっそう際立てます。
こちらは人気の商品。
レビューを紹介します。
ほとんどのセンサーライトが無機質で冷たい感じがする中、温かみのあるデザインに好感が持てる。点灯モードを選べる、照射範囲をレンズで調節できるなど、すぐれた機能もありがたい。家のデザインにこだわって、いかにも防犯設備ですよというあの無機質なセンサーライトは壁につけたくない、でもセンサーライトは必要、という時には最適だと思う。
Amazonカスタマー
センサーの感知範囲の微調整と、感度の制限が可能です。
センサー一体型の照明です。
5つのセンサーモードが選べます。
▶夜間ON/OFFモード
暗くなって人が近づくとON、いなくなって2分後にOFF
▶調光モード
暗くなるとほんのりON、人が近づくと100%ON、いなくなるとほんのりON
▶6時間タイマーモード
上記の調光モード+ON/OFFで、暗くなって6時間限定で調光モード、その後夜間ON/OFFモードへ移行
▶終日ON/OFFモード
明るくても暗くても人が近づくとON、いなくなるとOFF
▶連続点灯モード
センサーを使用せずに壁スイッチでON/OFF切り替え
詳細と、取り扱い説明書はこちら
※取付工事が必要な商品です。
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パナソニックの人感ポーチライト
パナソニックの人感センサーライトは機能がコイズミ同様に多彩ですが、デザインは堅実で抜け切れていない感があります。
またパナソニックのセンサーライトは「FreePa」という名称で8つのモードがあり、照明により使えるモードが異なります。
【下記の写真は一例です】
パナソニックでおすすめはこちら
シンプルで飽きのこないモダンなたたずまいにぴったりなキューブデザイン。
こちらレビューを一つ
シンプルなデザインと機能面が気に入り購入しました。
楽天みんなのレビュー
これから、外出時、遅くなっても街灯のことも気にせず便利に使えそうです
センサーの感知範囲の微調整と、感度の制限が可能です。
センサー一体型の照明です。
センサーモードは3つから選択可能
▶夜間ON/OFFモード
暗くなって人が近づくとON、いなくなって1分後にOFF
▶調光モード
暗くなるとほんのりON、人が近づくと100%ON、いなくなるとほんのりON
▶明るさセンサーモード
人感センサーではなく、明るさのセンサーで暗い時にON
▶連続点灯モード
センサーを使用せずに壁スイッチでON/OFF切り替え
詳細と、取り扱い説明書はこちら
※取付工事が必要な商品です。
工事の願いはオンラインで、お近くの住まいの業者の申し込みができます。
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6.人感センサー付き軒下灯
軒下の天井ではありますが、外玄関のセンサー照明は防雨型のため室内のような引掛シーリングではなく、すべて直接結線になります。
したがって取りつけにはポーチライト同様に電気工事が必要になります。
ポーチライトは主にデザイン重視で紹介しましたが、軒下等は照明が見えるのは側面が主なので、商品展開がそうであるようにデザインよりも機能に重きを置いておすすめを紹介します。
コイズミAU50481
総合的にもっともおすすめします。
理由はもっとも重要なセンサーの感度調整が各社の中で一番優れているためです。
センサーモードも多いので、それだけ多くの人の希望に沿うことができます。
迷ったらこちらにすれば問題ないでしょう。
モードの種類
▶夜間ON/OFF
ごく一般的なセンサーモードです。
明るい状態で消えていて、暗くなると消灯、人が来ると100%点灯、人がいなくなって2分後に消灯、明るくなって消灯します。
▶調光モード
帰ってくる人を待ってくれているような、そんな気をさせるモードです。
夜間ON/OFFモードの夜間だけ、消灯の代わりにほんのり10%の明るさで完全に消えないようにします。
▶その他のモード
・6時間タイマー
調光モードを6時間、その後夜間モードになるモードです。
6時間の始まりは暗くなってからです。
・終日ON/OFF
昼間も夜も関係なく、人が近づいて点灯、人がいなくなって2分後に消灯するモード
・連続点灯
壁スイッチのONで徐々に明るくなり、壁スイッチのOFFで徐々に暗くなるモードです。
取扱説明書はこちら
商品の詳細はこちら
パナソニックLGWC51521LE1
センサーが突き出ていない見た目と、フラッシュ防犯(点滅)が使いたい方へ
パナソニックの軒下センサー照明はフラッシュ機能が付いているのが魅力ですね。
いかにも攻撃的な形のセンサーライトはたくさんありますが、玄関にはそぐわないですし、別につけるのも煩わしいです。
フラッシュ機能は下記のお出迎えモードに含まれます。
玄関から盗難にあることはあまりないかと思われますが、防犯意識の高い家だと思ってもらう意味はあります。
モードの種類
▶夜間ON/OFF
コイズミと一緒ですが、人がいなくなってからの消えるまでの時間はより短い1分です。
▶お出迎え
簡単に言うとコイズミのタイマーモード+フラッシュです。
タイマー時間は4時間か、8時間を選べます。
タイマーが切れると夜間ON/OFFモードに切り替わり、人が近づいて点灯します。
さらに30秒するとフラッシュする仕組みです。
▶連続点灯
設定した暗さであれば、センサー関係なく連続して15時間点灯します。
15時間後はセンサー関係なくなります。
(この辺りがあいまいなのでメーカー確認中です)
※通常モードの切り替えはダイヤルで行うのですが、こちらのモードは壁スイッチを素早く切り替えることで行います。
そのため落雷の多い地域では予期せずに連続点灯モードに切り替わってしまうことがあります。
したがってその度に壁スイッチで元のモードに戻す手間が面倒ですね。
取扱説明書はこちら
商品の詳細はこちら
オーデリックOG254979LC
人感センサー感度の調整にこだわりたい方へ
センサー感度はパナソニック、コイズミとほぼ一緒ですが、ただ違うのは感度を狭めるマスクをつけると、先の2社よりも感知範囲が狭まります。
センサーの感知軸を微調整する機能があります。
これはコイズミのように角度を変えて感知範囲を変更するのではなく、感知範囲はそのままで感知されやすいように範囲内の感度を調整する機能です。
その他気になることはパナソニックとコイズミに比べて半分程度の明るさになります。
ただ説明書によると専用の電球をお使いくださいとなってはいますが、15Wまでの最大消費電力のようなので、下記のより明るい電球が付けられそうです。
試していないので恐縮なのですが、これがつけばパナソニックや、コイズミよりも明るいセンサー照明として、かつ電球が交換できるので長く使えるものになります。
モードの種類
▶調光モード
暗くなるとほんのりON、人が近づくと100%明るさでON、離れて1分後にほんのりON
▶ON/OFFモード
暗いときだけ人が近づくとON、離れて1分後にOFF
▶6時間タイマーモード
上記の調光モード+ON/OFFで、暗くなって6時間限定で調光モード、その後ON/OFFモードへ移行
写真は壁取り付けのポーチライトですが、軒下の取り付けが可能です。
詳細と取り扱い説明書はこちら
また別売の軒下用のアタッチメント型の人感センサが必要です。
詳細と取り扱い説明書はこちら
その他のメーカー
ダイコー
少ないながら軒下センサーライトがありますが、機能は3社の平均を取った程度で、センサーはマスク、20度調整や、起動照度などコイズミとほぼ同等性能になります。
特に気に入ったデザインのものがあれば別ですが、3社より候補にすることはないでしょう。
東芝
少し扱いがありますが、こちらも3社の候補よりあがることはありません。
各社玄関センサーライトの違いと特徴
それぞれの違いはどの点が良いのかを検討します。
3つの点で比較していきましょう。
1.センサーの検知範囲調整
コイズミは細かく調整が可能です。
検知範囲は同じ数字で、いずれも範囲を狭くするマスクと呼ばれるキャップをセンサーにつけることで一律狭くすることができます。
マスクで狭まる範囲はオーデリックがパナソニックとコイズミよりも狭くなります。
マスクまでは3社一緒ですが、コイズミは立体角度を、オーデリックは平面角度を調整可能です。
コイズミはセンサー自体の角度を全方向に20度傾けることができます。
このことで感知範囲を変更して感知しやすくすることができます。
一方のオーデリックは範囲内の感度調整ができます。
センサーが動いてほしい時に動かないのは、基本的な性能を満たしていないことなので、非常に重要で譲れない点です。
2.センサーが動き始める暗さの違い
各社とも暗くなってからセンサーが働く感度調整が2段階できますが、オーデリックがより明るい状態で設定が可能です。
具体的には明るさの単位lx(ルクス)の数字が大きいほど明るいのですが、
オーデリック | ※30lx、90lx |
コイズミ | 15lx、45lx |
パナソニック | 5lx、25lx |
※上記の紹介商品の場合
絶対とは言えませんが、どちらかというとオーデリックが良いでしょう。
理由は暗いと感じなくても照明が点いて困ることはないからです。
電気代はLEDなのでたかだか数分ついても問題ありません。
むしろ暗いと感じても照明が点かない方が困るので、より明るい状態で点くオーデリックが良いとします。
センサーが思ったように動いてくれないのは、1つめの場所とともに、明るさも問題です。
3.点灯時間
コイズミの方がより長い時間点灯するので良いとします。
具体的には動きがなくなってからコイズミが2分、パナソニックとオーデリックが1分です。
玄関での荷物の受け渡しが終わってセンサー県外でも、荷渡し処理の端末操作や、次の宅配準備などしてすぐには出発できない業者には、より長い時間点灯した方がよりやさしい印象があるでしょう。
また玄関での夜間の立ち話をされる方は、センサーを手で仰いで再感知させる頻度が少なくてすむのがコイズミです。
軒下天井付けセンサーのまとめ
総合的にみてコイズミを選んでおけば間違いないです。
デメリットしてはパナソニック、オーデリックはセンサー部分が本体の円形に含まていて、よりすっきりとしたデザインになっていますが、 一方のコイズミは本体よりセンサー部が突き出しているのが、残念なところです。
取り付けは直接結線なので、業者の依頼が必要です。
業者依頼は担当者のレビューを見ながら選べるのが安心です。
どんな人が来るのか気になりますからね。
7.センサーに使えるLED電球は
どの商品に限ったことではないのですが、センサー付きの照明とLED電球の相性があまりよくなく、チラつく場合があります。
これを解決するには
・調光対応電球
・信頼のおける日本製、特にパナソニックがお勧め
パナソニックがなぜ良いのかというと、壁調光器を含むさまざまな自社宅内配線の機器との相性問題を解決しているからです。
逆を言うと安価な、調光対応しないLED電球は避けましょう。
もしくは従来の白熱電球にするかです。
センサーが別にあるときの、チラつかないLED電球のおすすめです。
8.人感センサーのよくある誤解
人がいるのに消えてしまう
人感センサーといっても、人の形を認識して人が近づいてきて、そこにいるのかどうかを判断しているのでありません。
人感センサーとしているのは、正確には熱センサーです。
熱の移動があるか、ないかを感知します。
なので猫や、センサーによっては、ひょっとするとヤモリでも動く熱に反応してしまうかもしれません。
逆にどの商品にも同じですが、センサー感知範囲内で止まっていると、それぞれの商品で決められた時間後に消えてしまいます。
なのでトイレで座って動きがない時間が続くと、人感センサーは熱の移動を感知しないので消えてしまうのです。
この場合は腕を振るなどして、腕の熱の動きを感知させてあげる必要があります。
ただこの時に腕を振らなくてはいけないのか、頭のちょっとした動きだけで感知するのかの性能差はあります。
この性能差で秀でているのがパナソニックの微動検知範囲を持つセンサー付き電球と言えるでしょう。
レビューで人がいるのに時間が来ると消えてしまうと、どの商品にもありますが、これはセンサーの仕組みなので仕方のないことなのです。
動かないときは
人感センサーとは熱センサーなので、夏に室外と体温が同じになると動作しなくなります。
また肌の露出が少ないと、温度差を感知できずに点灯しない場合があります。
もし高温な地域でこんな状態が続くようでしたら、人感センサーをあきらめて、明暗センサーのみの電球を使う方法も検討します。
LED電球なので毎晩点け続けても、それほど電気代はかかりません。
反応しにくい角度
こちらもどの商品にも共通ですが、センサーにまっすぐ向かうと反応しづらいです。
再度パナソニックの検知範囲の図を見てましょう。
感知しづらい左の人の例
センサーの真下に向かって真っすぐ進む
感知しやすい右の人の例
センサーの範囲を横切るように進む
例えるのなら自転車の車輪は軸から何本もの針金(スポーク)でタイヤを支えていますが、このスポークがセンサービームのようなもので、これを遮らないと感知しない仕組みです。
センサーの角度ではなく、位置が調整できる商品は、ただまっすぐに人が向かう方向ではなく、少し位置をずらすと感度が良くなることが分かるはずです。
9.待機状態の電気代は?
消費電力が少ないLED電球とはいえ、常に電源を入れておかなければ動作しないので、待機状態の消費電力が気になります。
しかし計算すると一年で100円もしないので、ほとんど問題なしです。
内訳は一例としてパナソニックで待機電力が0.2Wとあります。
1年の使用電力は1752W(0.2x24時間x365日)
これを電気料金の1000Wあたり約26円として
1752÷1000x26=約46円
もちろんついている間の電気料金は別です。
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1点、IKEAのトロードフリモーションセンサーについて質問です。
“わが家では外だけにセンサーをつけて、内外両方の電球とリンクさせています。
また内から付けたいときは壁スイッチをOFF/ONしてセンサー関係なくつけることもできます。”
上記で記載されていた方法で、我が家でも導入してみました。
しかし、内から壁スイッチで電源をOFF/ONにして電気をつけると、3分後に自動で消えず、一度玄関を開けモーションセンサーの範囲に入らなければ自動で消灯しませんでした。
内玄関だけで用が完結するにも関わらず、わざわざ外に出る必要があり、期待してた便益を得られない現状です。
何か設定に見落としがあるのかもしれませんが、筆者様宅ではこの様な不便は生じませんでしたでしょうか?
返答を気長にお待ちしております。
ちゃちゃまる様
コメントありがとうございました。
また記事でご不便をおかけしてすみませんでした。
試したところちゃちゃまる様と同じでした。
またわが家では特に意識することがありませんでした。
理由は2つあり
1つは内玄関の足元コンセントに暗くなって点灯するセンサーライトをつけているので、内玄関の天井照明をつけることがなかったため。
夜の来客時はもちろん外のセンサーでつきますしね。
2つには現在はTRADFRIを使っておらず、外玄関は別付けコンセント給電センサーライトを使っているため。
TRADFRIの方法の後に、駐車場への通路が暗い問題が出てきたので、3方向を照らすことができるもので外玄関の照明も同時に解決しております。
詳細は別記事にまとめてあります。
おすすめコンセント式センサーライト【屋外&防水】を取付
https://4-share.net/2020/10/30/senser_light_musashi/
そこでちゃちゃまる様の解決方法は2つ、
TRADFRIセンサーをもう一つ内玄関につけて、外玄関のセンサーとコピーをして、どちらのセンサーでも内外両方の電球を操作できるようにする。
この時壁スイッチは内外両方とも常にONで使います。
センサーのコピー方法と注意点はリモコンのコピー方法と一緒です。
本記事を参考にしてください。
もう一つはわが家のように外に別のセンサーライトを付けるのであれば、
今の外のTRADFRIセンサーを内玄関につけなおす。
もしくはわが家のようにもう使わなくてもさほど問題ないでしょう。
お返事が遅くなり申し訳ありませんでした。
記事はご指摘を受けて改定させていただきました。
今後ともよろしくお願いいたします。
Kohata Haruki
以前の記事にもかかわらず、迅速かつ的確な返信をありがとうございます。
我が家の玄関が道路の死角になるため、外を誰かが通った際に玄関内も点灯する方が防犯上よいのではないかと思い、センサーが分離する事が利点のTRADFRIを導入しました。
従ってこの利点を活かすため、一つ目にご提案いただいた同様のTRADEFRIセンサーを新たに内玄関にも増設する方向で動きたいと思います。
当該記事がなければ商品の存在を知ることもなく、選択肢が乏しいままでしたので、このように丁寧に分かりやすくまとめてくださっている記事の存在に改めて感謝申し上げます。
追記等なければご返信には及びません。
この他の記事も興味深く読ませていただきます、この度はありがとうございました。
お褒めのお言葉ありがとうございました。
ほぼ一方通行の発信媒体ですが、たまにいただける読者の方のコメントは大変励みになります。
ちゃちゃまる様の住環境が少しでも良くなることに貢献できたようで幸いです。