家庭菜園をしたいけれど、いつも枯らしてしまう
ほっぽらかしでも枯れないといいね
できれば虫もつかないもの
そんな都合のいいものが、あるのよね
肥料もいらず、地植えにしておけば水さえあげなくても枯れずに、ずっと生えている、なんとも丈夫な野菜があるんです。
おまけに虫もつかない。
ウソみたい!
いままで枯らしてしまって心苦しい思いをした人は、今度はこれらを植えましょう。
これでもう料理のたびに新鮮な野菜が、庭で手に入ります。
手間いらずで、無料ですしね。
初心者おすすめの家庭菜園は、肥料やらず、水やらず、虫の付かない、それでも枯れない8選できまり!
はじめに
料理をするときに庭からちょっと取って炒めたり、サラダに出来たら最高ですね。
そうは思っても仕事をしていると、なかなか手入れは難しくて枯らしてしまいがち。
植える前に土づくりをして、マルチングに、栽培カレンダーで何月に肥料をやって、追肥とか、水管理とか、なーんてやってられません。
ウッキーてなっちゃいますよね。
でも植えるものさえ選べば、それが可能になるのです!
それではいままでほっぽらかしでも、丈夫に育ってきている野菜たちを紹介します。
ほっぽらかしOKの8選
あったらうれしい順に紹介していきましょう。
種なら上からバラバラと、
苗ならどんな土でもいいのでただ植えます。
初めに水をしっかりやっておけば、後は何もしなくてOK。
搾取するだけです。
ジャイアンですね。
ミョウガ
こいつは枯れる気配がありません。
ドクダミレベルの生命力です。
ほったらかしで毎年収穫できるのはなんといってもミョウガが最高。
買うと高いですよね。
6個くらいでパックに入って300円くらいするので、買う気がまったくおきません。
採れる数に毎年加速がついていきます。
最後に買ったのはいつかしら。
▶育てよう
はじめは根っこを買って植えます。
地面から深さ10cmくらいのところに、間隔は30cmもあけて植えれば2年目くらいから収穫できます。
根っこでドンドン増えていくので、根を掘り出して人にあげるとタダなのに大変喜ばれますよ。
▶収穫時期
花が咲く直前がふっくらしてよい気がします。
知らない人が多いのですが、花が咲くんですよ。
花が咲いてもほったらかしておくと、パカスカ、パカスカと次から次へと花が咲いて、ミョウガがスカスカになってしまうので、咲いてしまったらすぐに刈り取ります。
→これ大事!
虫がつくことはないのですが、ミョウガの中に小さい虫が入り込んでいることがあるので、しばらく水につけて、さらに縦に2つに割ってよく見てから食べてくださいね。
品種の違うのを植えて、収穫のタイミングをズレらすのがおすすめ。
増えると大量のミョウガが怒涛(どとう)の勢いで一気に押し寄せます。
せっかくのミョウガが食べきれずに冷蔵庫でしなびてしまいますので、これなら少しずつ長く楽しめますよ。
▶料理は
刻んで薬味に使って豆腐やみそ汁
バター醤油で炒めたり
天ぷらは塩コショウで
きゅうりと、鶏ひきと、鶏がらスープの素で炒めてもおいしい
毎年待ちきれずに、出てきたばかりの芽を「ミョウガタケ」としていただいています。
ミョウガ待ちきれない、そんなあなたに夏ミョウガ苗。
ちょっと早く収穫できます。
タイミングずらして秋くらいまで取れる晩成秋ミョウガ苗。
ちょっぴり太めでどっしり、食べ応えがあります。
ミツバ
これも雑草レベル。
人が通る踏み固められた土にも生えてきます。
冬には枯れますが、こぼれタネで生えます。
根ミツバを植えたら増えていき、今では増えすぎてたまに抜いています。
ミツバの葉ってこんな大きくなるのかってくらいに、ほおっておくと大きくなりますよ。
さらにほおっておくと、ゴワゴワになっていきます。
でも食べられますよ。
スーパーで上品に売らているミツバと同じものかと疑うくらいです。
花にはアブラムシがつくのですが、葉は虫がついているのを見たことがありません。
▶育てよう
種でも、根ミツバを買って植えても。
▶料理は
サラダでも炒め物でも吸い物でも
小さい新ジャガイモの甘辛揚げ煮にすると、ボール一杯でも大量消費できておすすめです。
山盛りミツバも
煮てしまえばこんなです。
ミツバには関西系と関東系があり、その土地に適したものが育いちやすいとされています。
エゴマ
こぼれダネで毎年ゴールデンウィークを過ぎると、あちこちから芽を出します。
シソも同じで毎年こぼれタネで生えてきます。
葉っぱが4枚くらい生えてきたら一番上を摘まみ取ると、2つに分かれてもっと葉が茂ります。
この子は虫に食べられることがありますが、それ以上に生えてくるので無傷のものが収穫できるし、食べられても刻んでしまえば気にせずに食べられます。
▶育てよう
種も苗も売っています。
どちらでもいいでしょう。
▶料理は
シソと同じように使えます。
そのままサラダやみそ汁、麺類の薬味など最高です。
時間があればエゴマを乾燥させて、キムチの下のほうに突っ込んでおくと簡単エゴマキムチ付けになり、楽して幸せを手に入れられます。
穂ジソならぬ、穂エゴマは穂ジソに比べて少し大きいので食べ応えがあります。
豆腐や、みそ汁がおいしいですね。
スズメも大好きなので人がいないスキにちゅんちゅんと食べていて、気が付くと中身がなくなっています。
競争ですね。
ブラックベリー
ベリーなんて上品ぽいけれど、ブラックなだけにガンガン行きます。
横に広がり増えていきます。
時として一年に2回収穫できます。
フルーツ面(づら)しているのに手間いらずで実を付ける大変えらい奴です。
▶育てよう
苗から始めます。
実がつくと重く垂れさがってくるので、地面につかないようにします。
そうでないと虫が寄ってきますので。
わが家の品種は種が少し硬いのでちょっと失敗です。
せっかく手間なしなのだから、よい品種を植えましょう。
▶料理は
そのまま食べられますし、ヨーグルトに入れたり、凍らせて食べてもおいしいですね。
フキ
絶えずにしたたかに増えていきます。
植えて数年たつとフキノトウが初春にいただけます。
毎年数個ずつ取れる数が増えてくるので、おすそ分けもできます。
地植えのフキは売っているふきほど大きくならないので、葉の色もウグイス色でアクも強くないのです。
なので市販フキより手間なしで、葉と茎の区別なくそのままザクザク刻んで味噌和えや、炒めものに使えます。
茎の皮むきをしなく良いので楽ですね。
小さいフキの束で売っていれば、もっと需要がありそうな気がしながらいつも摘んでいます。
▶育てよう
ミョウガと一緒、根で増えます。
ミョウガと仲がいいらしく、同じところでおたがいにうまくやっています。
▶料理は
フキノトウは天ぷらとやはり味噌和えですね。
フキ味噌とご飯は切り離せません。
子供と一緒にちょっと大きくなりすぎたフキノトウを摘み取って
ミツバとフキノトウとアシタバを一緒に天ぷらにします。
寒冷地なら育つと人の背を超える、こんな大きな秋田フキも植えてみたいですね。
セリ
水辺でなくても枯れません。
強烈なドクダミの間を縫ってセリが毎年出てきます。
水のきれいな場所でしか取れないものと思っていたのですが、わが家の劣悪な環境にも負けじと生えてくるたくましい子です。
わが家の他の勢力よりは控えめにですが、枯れません。
また水草扱いなので、メダカと一緒に今度住まわせようと思っているところです。
▶育てよう
買ってきたセリの根だけを植えるか、苗から始めます。
▶料理は
生でも炒め物でも使えますね。
セリ、ミツバ、レモンバーム、ノビル、ミョウガタケをざっくり刻んでベトナム風生野菜たっぷり、ぶっかけ力うどん
レモンバーム
みちみちとひしめき合って着実に増えていきます。
レモンの香りがするシソのイメージですね。
ときどき葉が白くなるので、そんな時は短く全部バッサリと刈り込むとまたきれいな葉が生えてきます。
また株分けをして密集を避けるようにするとよさそうですね。
狭いところにレモンバームとシソとエゴマを一緒に放置していますが、あまり交配している様子はありません。花のタイミングが違うからでしょうか。
▶育てよう
種でも、苗でも
▶料理は
生でサラダに入れたり、ほかのハーブと一緒にひき肉に混ぜ込んでもおいしいです。
自家製ウィンナー
豚挽とニンニク、今回紹介なかったローズマリー(これも通年でまず枯れません)、塩、酒を袋に入れて練りこむ。
1,2日寝かせ、ビニール先からにゅっと出して焼くだけ。
明日葉
どっしり構えて葉を出し続けます
名前のように丈夫ですが、花が咲くと枯れます。
わが家では植えて2,3年くらいでつぼみが出てきたときに、枯れてはいけないと思ってつぼみを刈り取ったのですが、それでも枯れてしまいました。
でもまた出てくるようです。
「ようです」というのは、その後しばらくわが家にいなかったのですが、評判がいいので最近また復帰しました。
それからまだ枯れていないので、その後の自立再生は見れていません。
ときおり葉が虫にやられますが、葉ごと取って処分してやれば、それほど頻繁に虫に食われるものではありません。
花が咲いたアシタバ。
この後に枯れる。
▶育てよう
種もありますが、苗が楽でしょう。
名前ほど葉が出てくるのは早くないので、2株はあったほうがいいと思います。
▶料理は
こどもはフキノトウよりこちらの天ぷらが好きです。
素揚げに塩コショウもおいしい。
やつれていなければ、大きい葉の方が香りがあっておひたしより食べやすい。
おひたしなら茎を避けて、キャベツより少し時間を多めにゆでるのがいいですね。
ごま油と、しょうゆと、チキンスープ顆粒を混ぜて、つけだれで食べるとおいしいです。
アシタバの気になる「効能」を知るともっと魅力的になります。
オカワカメ
プランターで水も大してくれなくても枯れません
つるなので、やたらと絡まって広がっていきます。
柵やら、近くのユズの木にも絡み、てっぺんまで上り詰めています。
葉、茎、むかごも食べられます。
栄養豊富なようで、いいことがたくさん言われています。
シミやニキビの改善、髪のハリ、冷え性、貧血、妊活、たるみ、便秘解消、アンチエージングなど。
雲南百薬(うんなんひゃくやく)と呼ばれているとのこと。
どこまでどの程度効果があるのか気の持ちようですが、無料で手に入るマルチビタミン錠のようなものでしょうか。
上に向かってグングン増えるので、だんだんと葉がとりにくくなります。
先をつまんで(摘心といいます)2手に分かれさすと収穫しやすいです。
白いすだれみたいな花は良い香りがするといいますが、言われてみればかすかに香る気がします。
蜂が誘われてくることが多いので、低いところの花には注意です。
グリーンカーテンにして、うまく花を低めにして試しみるといいかもしれませんね。
▶植え方
苗で。
▶料理するのなら
ぬめりがあるので、おひたしが良い気がします。
それ以外はまだ試していません。
むかごはふかしたり、炒めたりで食べます。
ニラ
私はまだお試し期間が短いので何とも言えないのですが、ニラをおすすめする方が多いですね。
かなり有力なほっぽらかし候補生のようです。
餃子や、ゆでておひたしなど地味に使えそうですね。
有毒のスイセンと葉が似ているので、近くには植えないようにしましょう。
また似たものでハナニラがあります。
ニラのにおいがしても食べられるものと、そうでないものがあります。
なので必ず自分で決まったところに蒔いたのだけを取るようにしましょう。
子供に取らせるのも危なさそうですね。
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